[登録されているタグ]

[記事公開日]2025/10/02
[最終更新日]2025/10/11

🖥️ BIOSでは動作するのにWindows起動後にUSBが認識しないときの原因と解決方法

🔰 はじめに

パソコンの起動時、BIOS画面ではキーボードマウスなどのUSB機器が正常に使えるのに、いざWindowsが立ち上がるとすべてのUSB機器が反応しない──。これは意外と多いトラブルです。OSが起動しているのに操作ができず、設定変更すらままならない状況に陥るため、多くのユーザーが戸惑います。

本記事では、この症状の代表的な原因と対策を体系的に解説し、自分で試せる解決方法 をまとめています。さらに修復できなかった場合の選択肢や注意点も紹介します。


🧭 概要(この記事でわかること)

  • BIOSでは動作するのにWindows上でUSBが使えない原因。

  • ドライバや設定に起因するケースとハードウェア起因の切り分け。

  • 実際の切り分け手順と復旧方法。

  • デバイスマネージャーや回復環境での操作方法。

  • 修復できない場合の代替手段や予防策。


🔎 主な原因

1) USBドライバの不具合

  • Windows起動時に読み込む USBコントローラドライバ が破損している。

  • アップデート失敗や不適合ドライバによる不具合。

2) チップセットドライバ不足

  • 新しいマザーボードやチップセットで、Windows標準ドライバだけではUSBが正しく動作しないことがある。

3) Windows Updateやレジストリ変更の影響

  • 更新プログラムの適用後に互換性不具合が発生。

  • セキュリティパッチでUSB制御に影響が及ぶケースも報告あり。

4) BIOS設定とWindowsの不整合

  • BIOSではUSBレガシーサポートが有効だが、Windowsドライバが不一致で読み込めない。

  • 特にXHCIハンドオフ設定Fast Bootの影響で認識しない例もある。

5) ハードウェア的な問題

  • マザーボード上のUSBコントローラ故障。

  • 電源供給不足(多ポート使用時やバスパワー機器利用時)。

  • 特定のポートだけ不良の可能性も。


🧪 切り分け手順

ステップ1:BIOSでの挙動確認

  • BIOS画面でUSBキーボード・マウスが操作できる → 物理的な故障ではない可能性が高い

  • 一部ポートだけ無反応 → ハード的故障の疑い。

ステップ2:セーフモードでの確認

  • Windowsをセーフモードで起動し、USB機器が動作するか確認。

  • セーフモードで使える場合 → 常駐ソフトや通常ドライバの競合が原因。

ステップ3:デバイスマネージャーの確認

  • 「ユニバーサル シリアル バス コントローラー」に警告マークが出ていないか確認。

  • 不明なデバイスや無効化されているデバイスがある場合、右クリックから「有効化」「ドライバの更新」を試す。

ステップ4:更新/ロールバック

  • 直近で適用したWindows Updateやドライバ更新を確認。

  • 更新後から不具合が出ている場合は アンインストール/ロールバック

ステップ5:別OSや外部メディアで確認

  • Linux Live USBなどで起動し、USBが使えるか確認。

  • 使える場合 → Windows側の設定やドライバが原因。

  • 使えない場合 → マザーボードやポートのハード故障の可能性大。


🛠 解決方法

✅ ドライバの再インストール

  1. デバイスマネージャーを開く。

  2. 「ユニバーサル シリアル バス コントローラー」をすべて削除。

  3. 再起動後、自動で再認識させる。

  4. 改善しない場合はメーカー提供のチップセット/USBドライバを手動導入。

✅ BIOS設定の調整

  • XHCI Hand-off を有効/無効で切り替え。

  • Fast Boot を無効化してテスト。

  • USBレガシーサポートを有効に。

✅ 更新の巻き戻し

  • 不具合が出始めた時期に適用されたWindows Updateをアンインストール。

  • システムの復元ポイントがある場合は復元を実行。

✅ 電源管理設定の変更

  • デバイスマネージャー → USB Root Hub → プロパティ → 電源の管理タブ。

  • 「電力節約のためにコンピュータでこのデバイスの電源をオフにできる」にチェックが入っていれば外す。

✅ ハード故障の場合の対処

  • マザーボード交換が必要なケースも。

  • 一時的な回避策として 増設USBカード を利用できる場合もある。


💾 USBが使えないときの応急処置

  • PS/2接続のキーボード/マウス(古いPC向け)を利用して操作を確保。

  • リモート接続(事前に有効化済みなら)で他PCから操作。

  • 回復ドライブ/インストールメディア を使って修復オプションにアクセス。


⚠ 注意点

  • Windowsが起動しない状態でUSBが使えないと、復旧作業が難航するため早めの対策が必要。

  • ドライバ再インストール時は メーカー公式サイト の最新版を優先。

  • BIOS更新は効果的な場合もあるが、失敗リスクもあるため慎重に。

  • ハード故障の疑いがある場合は無理に分解せず、専門業者に依頼するのが安全。


📌 まとめ

  • BIOSで動作するのにWindowsでUSBが使えない場合、ドライバや設定の不整合 が最も多い。

  • セーフモードや別OSでの確認が切り分けに有効。

  • 改善しない場合はチップセットドライバやBIOS設定を重点的に見直す。

  • 最終的にハード故障の可能性もあるため、重要データがある場合はバックアップや専門業者相談を検討する。


📚 関連記事


➡️ 同カテゴリ記事リスト


🏁 さいごに

USBはキーボードやマウスをはじめ、PC操作の基本を担うインターフェースです。そのためトラブルが発生すると復旧すら困難になります。原因を冷静に切り分け、ドライバや設定を見直すことで改善するケースは多々あります。どうしても直らない場合やマザーボード故障が疑われる場合は、無理をせず専門業者へ依頼するのが安全です。

すべてを開く | すべてを閉じる

ページ上部へ戻る