[登録されているタグ]

[記事公開日]2025/10/05
[最終更新日]2025/10/13

💡このような症状が出たらCMOS電池(RTCバッテリー)故障のサイン!原因と確認方法を詳しく解説

はじめに

パソコンの電源を切ったあと、再起動時に「日付や時刻がリセットされている」「BIOS設定が初期化されている」「起動時にCMOSエラーが出る」といった経験はありませんか?これらの症状は、**CMOS電池(RTCバッテリー)**の劣化や放電が原因で発生します。

CMOS電池は、マザーボード上で時計機能やBIOS設定を保持するために電力を供給している小型バッテリー(主にCR2032)です。デスクトップでは容易に交換可能ですが、ノートパソコンでは専用コネクタ付きケーブルタイプになっていることもあります。

この記事では、CMOS電池が故障した際の代表的な症状、原因、確認方法、そして交換の手順や注意点を詳しく解説します。


🛠 よくある症状

症状 詳細
⏰ 日付・時刻がリセットされる 電源を切るたびに時計が初期化される
⚙️ BIOS設定が毎回初期化される 起動順序やファン設定などが保存されない
🧊 起動時に「CMOS Checksum Error」や「Date/Time Not Set」 CMOS電池の電圧が不足している
🔁 再起動後に時間がずれる 電圧が不安定な状態でバックアップできていない
💡 BIOSで保存が反映されない CMOS RAMが保持できず、毎回リセットされている

💡補足:「CMOS Checksum Bad」「CMOS Battery Low」などのエラーメッセージは、電池電圧の低下サインです。


🔍 故障の主な原因

① 経年劣化

CMOS電池は通常3〜5年で消耗します。特に長期間電源を切ったまま保管しているPCでは自然放電が進み、再起動時に設定が保持できなくなります。

② 高温・湿気・静電気

高温環境や湿気の多い場所で使用していると、電池内部の化学反応が加速し、寿命が短くなります。また、静電気による一時的な放電でも電圧が下がることがあります。

③ 電池接点の酸化・汚れ

マザーボード上の電池ホルダーや端子が酸化していると、接触不良を起こし電圧が正しく供給されません。湿気やほこりによる腐食も要注意です。

④ 電源供給不良(マザーボード側)

ごくまれに、CMOS電池ではなくマザーボード上のRTC回路自体に異常がある場合もあります。この場合は電池を交換しても改善しません。


⚠ 放置した場合のリスク

放置状態 想定リスク 備考
時計リセットを放置 ファイル更新日時が狂う・ネット同期不具合 OSやブラウザでエラー発生
BIOS設定リセットを放置 起動順序やデバイス認識異常 OSブート不能になる場合も
エラーメッセージを放置 起動ごとに停止・設定要求 実質的な使用困難状態に陥る

CMOS電池は小さな部品ですが、放置すると起動不能・時刻不一致・BIOS破損といった大きなトラブルに発展することがあります。


✅ 確認・診断方法

STEP1:BIOS時刻を確認

BIOS画面で日付・時刻を設定し、再起動後も保持されているかを確認します。リセットされていればCMOS電池の電圧不足です。

STEP2:マルチメーターで電圧測定

取り外した電池をテスターで測定します。CR2032型の場合、3.0V前後が正常で、2.8V以下なら交換が必要です。

STEP3:エラーメッセージの確認

「CMOS Checksum Error」「Time & Date Not Set」などのメッセージが出るか確認します。繰り返し出る場合は確定的です。

STEP4:電池接点の状態確認

ホルダーやケーブル端子に汚れや酸化がないかを確認します。接点復活剤で清掃することで改善することもあります。

STEP5:交換後の動作確認

新しい電池に交換し、BIOS設定を再度保存します。次回起動時に設定が保持されていれば復旧完了です。


🧰 修理・交換方法

状況 対処法 難易度
電池の電圧低下 新品電池に交換(CR2032など) ★☆☆
コネクタタイプのノートPC ケーブル付きRTCバッテリー交換 ★★☆
接点腐食 清掃・研磨・端子修正 ★★☆
回路異常 マザーボード修理または交換 ★★★

💡補足:ノートPCの場合、底面カバーを外しマザーボード上にある小型ケーブル付きバッテリーを交換します。必ず同型・同電圧(3V)品を使用しましょう。


📋 まとめ表

内容 要点まとめ
主な症状 時刻リセット・BIOS初期化・エラー表示
主な原因 電池劣化・接点酸化・RTC回路異常
確認方法 BIOS時刻保持・電圧測定・エラーメッセージ確認
対処法 電池交換・接点清掃・RTC回路点検
放置リスク 起動不能・時刻不一致・設定消失

関連記事

  • BIOSリセットとCMOSクリアの手順

  • マザーボードの電源回路トラブル事例

  • 電池交換で改善するノートPCの起動トラブル

  • 長期保管時の放電防止とメンテナンス方法


CMOS電池は見落とされがちですが、パソコンの安定動作を支える重要な部品です。3年以上使用しているパソコンでは、予防的に交換しておくとトラブル防止につながります。時刻ずれやエラーが出始めたら、早めに点検・交換を行いましょう。

すべてを開く | すべてを閉じる

ページ上部へ戻る