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[記事公開日]2025/10/05
[最終更新日]2025/10/13

💡このような症状が出たらSSD故障のサイン!原因と確認方法を詳しく解説

はじめに

パソコンの起動が急に遅くなった、アプリがフリーズする、データが突然消える――これらの症状は、**SSD(ソリッドステートドライブ)**の劣化や故障によって発生する可能性があります。SSDはHDDよりも高速で静音性に優れていますが、内部には寿命が存在し、書き込み回数の限界を超えると読み書きが不安定になることがあります。

この記事では、SSDの故障サインや原因、確認方法、修理・交換のポイントを詳しく解説します。実際の修理現場で多く見られる事例も交え、トラブルの早期発見とデータ損失防止のヒントをお伝えします。


🛠 よくある症状

症状 詳細
⚙️ パソコンの起動が極端に遅い SSD内部のコントローラやNANDの読み取りエラー
💥 OSが突然起動しなくなる ブート領域の破損またはSSDの認識エラー
🧊 ファイルコピー中にフリーズする 不良ブロック発生や転送エラー
🔇 BIOSで認識されない 電源回路・コントローラチップの異常
💾 データが一部だけ消えている ファームウェア不具合またはセル劣化
🔁 書き込みが極端に遅い NANDフラッシュの寿命・キャッシュ領域の枯渇

💡補足:SSDはHDDのような異音を発しません。そのため、症状が静かに進行するのが特徴です。気づいたときには完全に認識しなくなっているケースもあります。


🔍 故障の主な原因

① NANDフラッシュの寿命(書き換え限界)

SSDはデータを書き込むたびにメモリセルが劣化していきます。書き換え回数が規定値を超えるとデータの保持ができなくなり、突然の故障につながります。

② コントローラチップの不良

SSD内部のコントローラはデータ管理を行う頭脳です。静電気や電源異常、熱によって破損すると、認識すらできなくなります。

③ ファームウェアの破損

ファームウェアが破損すると、SSDが正常に動作しなくなり、認識不能や容量0MBと表示されることがあります。メーカー提供のツールで更新可能な場合もあります。

④ 電源供給の不安定さ

急な電源断・停電・劣化した電源ユニットがSSDに過電流を流すと、コントローラや電源保護回路が破損します。ノートPCではACアダプターの不調も原因になります。

⑤ 高温・通気不足

SSDは高温環境に弱く、内部の制御回路が熱で誤動作を起こすことがあります。M.2タイプでは放熱シートの有無で寿命に差が出ます。


⚠ 放置した場合のリスク

放置状態 想定リスク 備考
OS起動エラーを放置 データ消失・再インストール必要 システム破損が進行
書き込みエラーを放置 ファイル破損・断片化 保存データが開けなくなる
認識不良を放置 SSD完全故障 バックアップ不能

SSDはHDDよりも突然死する傾向が強く、前兆が少ないのが特徴です。動作の遅延やファイル破損が見られた段階で早急な対応が必要です。


✅ 確認・診断方法

STEP1:SMART情報の確認

「CrystalDiskInfo」などの診断ツールで健康状態を確認します。「消去済みブロック数」「総書き込み量(TBW)」「再割り当て済みブロック数」に注意しましょう。

STEP2:BIOS認識確認

BIOSでSSDが正しく検出されているか確認します。容量が0MBと表示される場合、制御基板の故障が疑われます。

STEP3:ファームウェア更新

メーカーのツール(Samsung Magician、Crucial Storage Executiveなど)を使用し、最新ファームウェアに更新します。バグ修正で改善するケースもあります。

STEP4:クローンツールで動作確認

別のSSDやHDDにクローンを作成できるか試します。途中で止まる場合は読み取りエラーが発生しています。

STEP5:温度・電圧監視

M.2 SSDなどでは発熱が原因となることも多いため、温度監視ソフトで常時チェックします。高温が続くとコントローラが熱暴走します。


🧰 修理・交換方法

状況 対処法 難易度
認識しない ケーブル・スロット交換、別PCで確認 ★★☆
書き込み不良 ファームウェア更新またはSSD交換 ★★☆
データ破損 クローン・バックアップ実施 ★★☆
完全故障 専門業者でデータ復旧依頼 ★★★

💡補足:SSDは内部構造が非常に精密であり、自力での物理修理はほぼ不可能です。データが必要な場合は通電せず、すぐに専門業者へ相談するのが最善です。


📋 まとめ表

内容 要点まとめ
主な症状 起動遅い・フリーズ・認識不良・データ消失
主な原因 NAND劣化・コントローラ不良・ファーム破損
確認方法 SMART診断・BIOS確認・温度監視
対処法 ファーム更新・SSD交換・データ復旧
放置リスク 突然死・完全故障・データ損失

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SSDは高速で静か、可動部がないという利点がありますが、書き込み回数の制限や熱による劣化など、寿命を左右する要因も多く存在します。大切なデータを守るためには、定期的なバックアップと状態チェックを習慣にすることが何よりも重要です。

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