［記事公開日］2025/10/05
［最終更新日］2025/10/06
🗑️ rd / rmdirコマンドの使い方｜不要なフォルダを削除する基本操作と応用
もくじ
はじめに
フォルダを作成するコマンドとして「md / mkdir」がある一方で、不要になったフォルダを削除する際に使うのが「rd」または「rmdir」コマンドです。
Windowsのコマンドプロンプトでファイル整理や自動処理を行う際に欠かせない基本コマンドであり、バッチ処理やスクリプトの中で頻繁に利用されます。この記事では、rd / rmdirコマンドの基本操作から応用例、注意点や活用シーンまで詳しく解説します。
🛠 rd / rmdirコマンドとは？
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役割：指定したフォルダ（ディレクトリ）を削除する
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用途：不要な作業ディレクトリの削除、バッチ処理でのクリーンアップ
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特徴：
rdとrmdirは同義であり、どちらを使っても同じ動作をする
📌 基本的な使い方
空のフォルダを削除
rd OldFolder
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現在の作業ディレクトリ内にある「OldFolder」を削除
フルパスを指定して削除
rmdir C:\Users\Public\TempFolder
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任意の場所にあるフォルダを削除
サブディレクトリごと削除（強制削除）
rd /s C:\TestFolder
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中身があるフォルダも含めて削除
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実行時に「よろしいですか (Y/N)?」と確認が表示される
確認なしで削除
rd /s /q C:\TestFolder
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/qは「quiet mode」で確認なしに削除 -
バッチ処理で便利だが誤削除に注意
📊 出力例と挙動
C:\>rd /s C:\TestFolder
C:\TestFolder、よろしいですか (Y/N)? y
C:\TestFolder\file1.txt が削除されました
C:\TestFolder が削除されました
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サブディレクトリやファイルを含むフォルダ削除では進行状況が表示される
🔍 応用的な使い方
バッチ処理でのクリーンアップ
rd /s /q C:\Logs\Old
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定期的に古いログフォルダを削除する処理に組み込み
一時ファイル格納フォルダの掃除
rmdir /s /q %TEMP%
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一時ファイルをまとめて削除
ネットワークパスの削除
rd /s /q \\Server\Share\OldData
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サーバー上の不要ディレクトリを削除
📚 活用シーン
プロジェクト終了後のフォルダ整理
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利用例：不要になったプロジェクトフォルダを一括削除
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効果：ディスク容量を節約
バックアップ世代管理
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利用例：古いバックアップフォルダを削除
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効果：最新データだけを残して効率的に管理
自動化スクリプトでの整備
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利用例：処理開始時に古いフォルダを削除してから新しいフォルダを作成
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効果：環境を常にクリーンな状態に保てる
⚠️ 注意点
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削除操作は元に戻せないため要注意
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/s /qオプションは強力だが、誤ったパスを指定すると重要データを失う可能性がある -
権限がないフォルダは削除できない
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フォルダを使用中のアプリケーションがある場合も削除できない
📊 まとめ表
| コマンド | 用途 | 主な活用シーン |
|---|---|---|
| rd フォルダ名 | 空フォルダ削除 | 基本操作 |
| rd /s フォルダ名 | 中身ごと削除 | 大量整理 |
| rd /s /q フォルダ名 | 確認なし強制削除 | バッチ処理 |
| rmdir パス | 任意の場所を削除 | プロジェクト整理 |
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さいごに
「rd / rmdir」コマンドは、不要になったフォルダを削除するための基本コマンドです。空フォルダの削除から、サブフォルダごと一括削除まで柔軟に対応でき、バッチ処理やスクリプトでも活躍します。
ただし、削除は取り消せないため、利用する際には必ず正しいパスを確認してから実行するようにしましょう。
