［記事公開日］2025/10/06
📝 ren / renameコマンドの使い方｜ファイルやフォルダの名前を変更する方法
もくじ
はじめに
ファイルやフォルダの管理において「名前変更」は非常に頻繁に行われる操作です。Windowsではエクスプローラーから簡単に変更できますが、コマンドプロンプトを利用すると自動処理や一括変更が可能になります。そこで活躍するのが「ren」または「rename」コマンドです。
この記事では、ren / renameコマンドの基本操作からワイルドカードを用いた一括変更、活用例や注意点までを詳しく解説します。
🛠 ren / renameコマンドとは？
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役割：指定したファイルやフォルダの名前を変更する
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用途：ファイル整理、拡張子変更、一括リネーム
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特徴：
renとrenameは同義であり、どちらを使っても同じ動作をする
📌 基本的な使い方
単一ファイルの名前変更
ren old.txt new.txt
-
「old.txt」を「new.txt」に変更
フォルダの名前変更
rename C:\Data\OldFolder NewFolder
-
「OldFolder」を「NewFolder」に変更
拡張子を変更
ren report.txt report.docx
-
report.txt を report.docx に変更
📊 出力例と挙動
C:\Work>ren old.txt new.txt
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成功時は特にメッセージは表示されず、静かに処理が完了する
🔍 ワイルドカードを使ったリネーム
まとめて拡張子を変更
ren *.txt *.bak
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すべての「.txt」ファイルを「.bak」に変更
先頭部分を一括で変更
ren report*.docx project*.docx
-
「report1.docx → project1.docx」「report2.docx → project2.docx」などに一括変更
📚 活用シーン
バージョン管理
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利用例：
ren draft.docx draft_v2.docx -
効果：ファイル名にバージョン番号を付与して管理
バックアップ拡張子の付与
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利用例：
ren *.log *.log.bak -
効果：既存ログファイルを一括でバックアップ名に変更
データ整理
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利用例：
ren photo*.jpg travel*.jpg -
効果：写真ファイルをカテゴリごとに整理
バッチ処理での一括リネーム
@echo off
ren *.tmp *.old
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効果：一時ファイルを一括でリネームしてアーカイブ管理
⚠️ 注意点
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パス全体ではなく、対象フォルダに移動してから実行する方が安全
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ワイルドカード利用時は意図せず大量のファイルがリネームされる可能性がある
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ファイル名にスペースが含まれる場合はダブルクォートで囲む必要がある
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例：
ren "old name.txt" "new name.txt"
-
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移動先のフォルダを指定することはできず、あくまで名前変更のみ
📊 まとめ表
| コマンド | 用途 | 主な活用シーン |
|---|---|---|
| ren old new | 単一ファイル名変更 | 基本操作 |
| ren フォルダ名 新フォルダ名 | ディレクトリ名変更 | 整理 |
| ren *.txt *.bak | 拡張子変更 | バックアップ管理 |
| ren photo*.jpg travel*.jpg | 先頭部分一括変更 | 写真整理 |
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さいごに
「ren / rename」コマンドは、シンプルながら非常に便利な名前変更専用コマンドです。単体利用からバッチ処理での一括リネームまで幅広く活用でき、ファイル整理やバックアップ管理に大きく貢献します。
大量のファイルを効率的に管理したい場合は、ワイルドカードやバッチ処理と組み合わせて活用してください。
