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[記事公開日]2025/10/06

🔐 net accountsコマンドの使い方|Windowsでアカウントポリシーを確認・設定する方法

はじめに

Windows環境におけるセキュリティ管理では、ユーザーアカウントのパスワードポリシーやログオン制御が重要です。パスワードの有効期限や最小文字数、アカウントのロックアウト条件などを正しく設定しておくことで、不正アクセスのリスクを大幅に下げられます。

GUIの「ローカルセキュリティポリシー」からも設定可能ですが、コマンドラインから簡単に確認・変更できるのが「net accounts」コマンドです。

この記事では、net accountsコマンドの基本的な使い方から詳細なオプション、セキュリティ強化に役立つ活用方法までを徹底解説します。


🛠 net accountsコマンドとは?

  • 役割:アカウントポリシー(パスワードやログオン設定)を表示・設定する

  • 用途:パスワード有効期限の確認、複雑性の管理、ログオン制御

  • 特徴:システム全体に適用されるアカウントポリシーを一括で管理


📌 基本的な使い方

現在のアカウントポリシーを表示

net accounts
  • 出力例:

パスワードの有効期間 (日):                  90
パスワードの最短有効期間 (日):              1
最小パスワード長:                           8
パスワード履歴の長さ:                       5
アカウント ロックアウトのしきい値:         5
アカウント ロックアウト期間 (分):           30
強制ログオフの時間:                         無効
  • 現在設定されているパスワードポリシーやロックアウト条件を確認できる


🔍 主なオプションと設定例

パスワードの有効期限を変更

net accounts /maxpwage:60
  • パスワードを最大60日まで有効に設定

パスワード変更の最短期間を設定

net accounts /minpwage:5
  • 最低5日間は同じパスワードを利用しなければならない

最小パスワード長を設定

net accounts /minpwlen:10
  • パスワードは10文字以上必須にする

パスワード履歴の保持数を設定

net accounts /uniquepw:10
  • 過去10回分のパスワードを再利用不可にする

アカウントロックアウトのしきい値を設定

net accounts /lockoutthreshold:3
  • 3回ログイン失敗でアカウントをロック

ロックアウト期間を設定

net accounts /lockoutduration:15
  • ロック解除までの待機時間を15分に設定

強制ログオフの時間を設定

net accounts /forcelogoff:60
  • 制限時間外にログインしているユーザーを60分後に強制ログオフ


📚 応用的な使い方

セキュリティ強化のための組み合わせ

net accounts /minpwlen:12 /maxpwage:30 /lockoutthreshold:3 /lockoutduration:10
  • 12文字以上のパスワード

  • 30日ごとに変更必須

  • 3回失敗で10分間ロックアウト

スクリプトで一括設定

@echo off
net accounts /minpwlen:10 /maxpwage:60 /uniquepw:5 /lockoutthreshold:5
  • 複数のポリシーをまとめて設定し、自動化

監査や定期確認に利用

  • 定期的にnet accountsを実行し、出力をログに保存することで監査証跡を残せる


📚 活用シーン

企業や学校のPC管理

  • 利用例:社員や学生が簡単なパスワードを設定しないよう制御

  • 効果:セキュリティレベルの底上げ

サーバー運用

  • 利用例:重要なサーバーに対して厳格なパスワードポリシーを適用

  • 効果:外部からの不正アクセス防止

トラブルシューティング

  • 利用例:ユーザーが「すぐにパスワードを変更できる」などの問題が発生したときに確認

  • 効果:設定ミスや不適切なポリシーを特定


⚠️ 注意点

  • 設定変更には管理者権限が必要

  • ポリシーを厳しくしすぎるとユーザーの利便性を損なう可能性がある

  • ドメイン環境では「net accounts」ではなく「グループポリシー」や「ドメインポリシー」で管理するのが一般的


📊 まとめ表

コマンド 用途 主な活用シーン
net accounts 現在のアカウントポリシーを表示 セキュリティ監査
net accounts /maxpwage:日数 パスワード有効期限を設定 定期的な変更促進
net accounts /minpwlen:文字数 最小パスワード長を設定 強固なパスワード強制
net accounts /lockoutthreshold:回数 ログイン失敗回数でロックアウト 不正アクセス防止
net accounts /uniquepw:数 パスワード履歴数を保持 再利用防止

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さいごに

「net accounts」コマンドは、Windowsにおけるアカウントセキュリティポリシー管理の要となるツールです。GUIでの設定に比べて素早く、スクリプト化による自動化も可能です。

セキュリティを高める一方で、利便性とのバランスを取ることも重要です。自組織に適したポリシーを設定し、安全かつ快適なシステム運用を実現しましょう。

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