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[記事公開日]2025/10/15

💾 再起動するとデータが消える・戻ってしまうときの原因と対処法|SSDの書き込み異常を徹底解説

💡 はじめに

「保存したはずのデータが再起動すると消えてしまう」「設定が元に戻ってしまう」――このような現象に悩まされるユーザーは少なくありません。実はこれ、SSDやストレージの書き込み処理に異常が発生している可能性が高いトラブルです。

特に、Windowsのキャッシュ機能や高速スタートアップの影響、SSDのファームウェア不具合などによって、変更内容がディスクに正しく保存されず、再起動時に巻き戻ってしまうケースが多発しています。

この記事では、再起動後にデータや設定が戻ってしまう原因と、SSDの書き込み異常を中心にした解決策を徹底解説します。


📘 概要

再起動後にデータが消える・戻るときに考えられる主な要因は次のとおりです。

  • SSDが書き込みを正しく完了できていない

  • Windowsの高速スタートアップによるキャッシュ不具合

  • 一時プロファイルで起動している

  • ファイルシステム破損(NTFSエラーなど)

  • 仮想ドライブやリカバリ環境で起動している

これらを順に確認し、根本原因を特定していくことが重要です。


🔍 主な原因

原因 詳細説明
SSDの書き込み異常 セル劣化やファームウェア不具合によりデータ書き込みが正しく行われない。再起動時に初期状態へ戻る。
一時プロファイルでの起動 Windowsがユーザー情報を読み込めず、一時的な環境で起動している。再起動で全データが消える。
高速スタートアップ 休止状態を利用した高速起動機能が、前回のキャッシュを上書きすることで設定が戻るケース。
ファイルシステム破損 ディスクの整合性が崩れており、保存処理が途中で止まる。
仮想環境・リカバリモード 一時的なメモリ領域上でWindowsが起動しており、再起動でリセットされる。

🧭 切り分け手順

① 現象の再現条件を確認

  • 再起動時のみ発生するか、シャットダウン後でも起こるかを確認。

  • 設定変更やファイル保存が反映されるタイミングを記録。

② イベントビューアでエラー確認

  1. スタートボタンを右クリック → 「イベントビューア」

  2. 「Windowsログ」→「システム」を開く

  3. 「disk」や「ntfs」「storahci」などのエラーを確認。

③ ディスク状態を確認

コマンドプロンプトを開いて以下を実行:

wmic diskdrive get status

“OK”以外の表示がある場合、SSDの異常を疑います。

④ SMART情報を確認

CrystalDiskInfoなどのツールで「代替処理済みセクタ数」「書き込みエラー率」を確認。値が増加していればSSDの劣化です。

⑤ プロファイルの状態を確認

C:\Users\TEMP などでログインしている場合、一時プロファイルで起動しており、変更内容は再起動で消えます。


🧰 対処方法

✅ 1. SSDの診断を実施

メーカー公式ツール(Samsung Magician、Crucial Storage Executiveなど)で健康状態をチェック。異常があればバックアップを取り、SSD交換を検討。

✅ 2. 高速スタートアップを無効化

  1. コントロールパネル → 電源オプション

  2. 「電源ボタンの動作を選択する」

  3. 「高速スタートアップを有効にする」のチェックを外す

💡 補足: 無効化すると完全なシャットダウンが行われ、キャッシュの不整合を防げます。

✅ 3. 一時プロファイル問題の修復

レジストリエディタを開き:

HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows NT\CurrentVersion\ProfileList
  • SIDキーの末尾が「.bak」になっている項目を確認。

  • 名前を変更し、正しいユーザープロファイルに戻す。

✅ 4. ファイルシステム修復

chkdsk C: /f /r

再起動してエラー修復を実行。破損したセクタやインデックスを修復します。

✅ 5. SSDファームウェア更新

各メーカーサイトから最新ファームウェアを適用。古いバージョンは書き込み処理に問題を起こすことがあります。

✅ 6. Windowsを再構築

クリーンインストールや回復ドライブを使用し、システム領域を再生成します。ファイルシステム破損が深刻な場合に有効です。


⚠️ 注意点

注意点 内容
データ損失防止 作業前に外部ストレージへバックアップを取る。
SSDファーム更新時のリスク 中断すると起動不能になることがあるため、電源を切らない。
一時プロファイル操作時の注意 レジストリ操作を誤るとユーザーデータが破損する恐れがある。

💡 補足: SSD異常が疑われる場合は、復旧よりもまずデータ保護を最優先にしてください。異常が進行すると、データが完全に失われることもあります。


💥 放置するとどうなるか

状況 想定されるリスク
書き込み異常を放置 データが保存されず、システム全体が破損。
一時プロファイル継続使用 設定やファイルが毎回初期化され、作業が無駄になる。
ファイルシステム破損放置 OSが起動しなくなり、修復・再インストールが必要になる。

💡 補足: 放置すればするほど、SSDの損傷やファイル構造の破壊が進みます。違和感を感じたら早期診断が重要です。


🧾 まとめ

  • 再起動でデータが戻る現象はSSD書き込み異常が原因の可能性大。

  • 高速スタートアップや一時プロファイル設定も確認ポイント。

  • ファームウェア更新と定期的なバックアップでトラブルを予防。

  • 書き込みエラーが続く場合は、SSD交換を検討しましょう。


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✨ さいごに

再起動後にデータが戻る現象は、単なるソフトウェア不具合ではなく、SSD内部の書き込み処理が正常に働いていない可能性があります。放置するとシステムの信頼性が低下し、最悪の場合起動不能に陥ることもあります。

この記事で紹介した確認と対処を順に行い、データ保全を最優先に安全な復旧を進めましょう。必要に応じて専門業者に相談するのも有効な選択です。

 

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