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[記事公開日]2025/10/30

🧩 reginiコマンドの使い方|レジストリ設定の一括変更・権限付与を行う方法

はじめに

Windowsのレジストリ設定をまとめて変更したり、特定キーのアクセス権をスクリプトで設定したい場合に便利なのが regini(Registry Initializer)コマンド です。
GUIの「レジストリエディタ」では手動操作が必要ですが、regini を使えば テキストファイルから自動的にレジストリを編集 できます。
システム設定の自動化、グループポリシー配布、セキュリティ権限の修正などに活用されます。

この記事では、regini コマンドの使い方、スクリプト構文、実用例、注意点をわかりやすく解説します。


🛠 reginiコマンドとは?

項目 内容
役割 レジストリ設定の追加・変更・削除、およびアクセス権の設定
用途 設定の一括適用、セキュリティポリシー変更、権限付与
特徴 テキストファイルベースで自動処理可能、スクリプト運用に適する

regini は、システム管理者がWindowsのレジストリを自動的に構成するための強力なツールです。
複数のレジストリキーや値を一括適用できるため、構成変更の再現性を高められます。


📌 基本構文

regini [スクリプトファイル]

スクリプトファイルには、レジストリキーと設定内容を記述します。


💡 スクリプトの基本書式

<レジストリキーのパス> [アクセス権]
    <値名> = <データタイプ> <値>

📘 データタイプの指定例

タイプ 説明
REG_SZ 文字列値
REG_DWORD 32ビット整数値
REG_BINARY バイナリ値

📘 アクセス権の指定例

コード 権限
1 フルコントロール
2 読み取り専用
3 読み取り/書き込み
17 システム管理者専用

💡 使用例1:レジストリ値を一括設定

C:\scripts\registry.txt に次の内容を記述:

HKEY_LOCAL_MACHINE\Software\MyApp
    Setting1 = REG_SZ Enabled
    Timeout = REG_DWORD 10

適用コマンド:

regini C:\scripts\registry.txt

これにより、指定のレジストリキーと値が一括で作成・変更されます。


💡 使用例2:アクセス権の設定

特定キーに対して読み取り専用権限を設定する例:

HKEY_LOCAL_MACHINE\Software\MyApp [2]

実行:

regini C:\scripts\perm.txt

アクセス制御リスト(ACL)が更新され、該当キーが読み取り専用になります。


💡 使用例3:複数キーをまとめて構成

複数の設定をまとめてスクリプト化し、一括で適用できます:

HKEY_CURRENT_USER\Software\Policies\MyCompany
    EnableFeature = REG_DWORD 1
HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Services\MyService [1]

実行:

regini policy_config.txt

複数キーの設定とアクセス権が同時に反映されます。


⚙️ 応用的な使い方

1️⃣ システム構成の自動初期化

新規PCセットアップ時に共通レジストリ設定をスクリプトで配布することで、手作業の手間を省けます。

2️⃣ 権限修復ツールとして活用

アクセス権が破損したキーを再設定することで、サービス起動失敗などのトラブルを解消できます。

3️⃣ GPO非対応設定の配布

グループポリシーで管理できない設定を regini で直接配布可能です。


⚠️ 注意点

注意点 説明
管理者権限が必要 システムレベルのキー編集には昇格が必須
不適切な変更は動作不良の原因 レジストリ編集は慎重に行う必要あり
バックアップを推奨 実行前に reg export でエクスポートしておく
スクリプト形式を誤ると適用失敗 半角スペース・改行位置に注意

📊 まとめ表

操作 コマンド例 説明
設定適用 regini config.txt スクリプトを実行してレジストリ変更
権限設定 regini perm.txt 指定キーのアクセス権を設定
複数キー適用 regini policy.txt まとめて設定反映
バックアップ reg export <キー> backup.reg 実行前にバックアップ推奨

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さいごに

regini コマンドは、レジストリの構成をスクリプトベースで管理できる非常に強力なツールです。
手作業による設定ミスを防ぎ、同一環境を複数台に展開するのにも最適です。
ただし、レジストリ変更はシステムに直接影響するため、十分に理解したうえで慎重に運用することが大切です。

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