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[記事公開日]2025/10/30

🧩 bootcfgコマンドの使い方|ブート構成ファイル(boot.ini)を編集・修復する方法

はじめに

Windows XP や Windows Server 2003 など、boot.ini ファイルを使用する旧世代のWindowsでは、起動設定を直接管理するために bootcfgコマンド が利用されていました。
bootcfg を使うことで、複数のOSがインストールされた環境でのブートメニュー編集や、破損した起動設定の修復が可能です。
現在のWindows(Vista以降)では bcdeditbcdboot に置き換えられていますが、古いシステムのメンテナンスやトラブル対応時に今でも役立つ場面があります。

この記事では、bootcfg コマンドの基本構文、主なサブコマンド、実用的な修復手順を解説します。


🛠 bootcfgコマンドとは?

項目 内容
役割 boot.ini ファイルを作成・編集・修復する
用途 起動エントリの追加、OSパス設定、タイムアウト変更
特徴 Windows XP/Server 2003 向けの起動構成管理ツール

📌 基本構文

bootcfg /<サブコマンド> [オプション]

💡 主なサブコマンド一覧

サブコマンド 説明
/query 現在のboot.ini設定を表示
/copy 既存のエントリを複製して新しいOS項目を追加
/add 新しいオペレーティングシステムのブートエントリを追加
/delete 指定したエントリを削除
/default 既定で起動するOSエントリを指定
/timeout ブートメニューの待機時間を変更
/rebuild boot.ini を再構築(修復コンソール専用)

💡 主な使用例

操作内容 コマンド例 説明
現在の設定を表示 bootcfg /query すべてのブートエントリを一覧表示
OSエントリを追加 bootcfg /add 新しいWindowsインストールを登録
既定のOSを変更 bootcfg /default /ID 1 ID=1 のエントリを既定として設定
タイムアウトを変更 bootcfg /timeout 10 メニュー待機時間を10秒に変更
boot.iniを再構築 bootcfg /rebuild 自動でOSを検出して設定を再作成

⚙️ 応用的な使い方

1️⃣ 起動トラブル修復(回復コンソール)

Windows XP の回復コンソールで起動できない場合:

bootcfg /rebuild

この操作により、システムドライブをスキャンして起動可能なWindowsを検出し、新しい boot.ini を自動作成します。


2️⃣ 複数OS環境のブート設定

デュアルブート構成で複数のWindowsを選択できるように設定する例:

bootcfg /copy /d "Windows 2000 Server" /ID 1

既存のエントリをコピーして、別のOS名を付けたエントリを追加できます。


3️⃣ 起動メニュー時間の短縮

自動的に既定のOSをすぐ起動させたい場合:

bootcfg /timeout 3

ブートメニューの待機時間を3秒に変更して、無人起動を高速化します。


⚠️ 注意点

注意点 説明
管理者権限が必要 システムファイル(boot.ini)を変更するため昇格が必要
Vista以降では非対応 Windows Vista/7以降は bcdedit に移行済み
不正な編集は起動不能の原因に パスミスや誤削除に注意
NTFS・MBR構成専用 UEFI/GPT環境では機能しない

📊 まとめ表

操作内容 コマンド例 説明
設定確認 bootcfg /query 現在のboot.iniを確認
OS追加 bootcfg /add 新しいエントリを登録
再構築 bootcfg /rebuild 自動でboot.iniを再生成
既定変更 bootcfg /default /ID 1 デフォルト起動OSを設定
タイムアウト変更 bootcfg /timeout 10 メニュー待機時間を変更

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さいごに

bootcfg コマンドは、古いWindows環境のブート設定を修復するための重要なツールです。
現在では後継の bcdeditbcdboot に置き換えられていますが、レガシー環境の保守・復旧作業では今も重宝されます。
もしXP世代のシステムを扱う場合は、このコマンドの基本操作を覚えておくとトラブル解決に役立ちます。

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