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[記事公開日]2025/10/31

💽 vssadminコマンドの使い方|ボリュームシャドウコピーの管理とトラブル対処法

はじめに

Windowsでは、バックアップや復元ポイントを作成する際に「ボリュームシャドウコピー(VSS: Volume Shadow Copy Service)」が利用されています。
この仕組みをコマンドラインで制御できるのが vssadminコマンド です。
ディスクのスナップショット作成・削除・一覧表示など、バックアップ関連の管理で頻繁に使用されます。

この記事では、vssadmin コマンドの基本構文から、よく使う操作例、トラブル対処のポイントまでをわかりやすく解説します。


🛠 vssadminコマンドとは?

項目 内容
役割 ボリュームシャドウコピー(VSS)の管理
用途 スナップショットの作成・削除・表示、ディスク領域の確認
特徴 バックアップ処理やシステム復元に関わるVSSを直接制御可能

vssadmin は、VSS(Volume Shadow Copy Service)を操作するための標準ツールです。
Windowsのバックアップ、システム復元、または一部のセキュリティソフトなどもこの仕組みを利用しています。


📌 基本的な使い方

構文

vssadmin <サブコマンド> [オプション]

主なサブコマンド

サブコマンド 説明
list shadows 既存のシャドウコピーを一覧表示
list shadowstorage シャドウコピー領域の使用状況を表示
list providers 登録されているVSSプロバイダ(Microsoftなど)を表示
create shadow 新しいシャドウコピーを作成
delete shadows 既存のシャドウコピーを削除
resize shadowstorage 保存領域のサイズを変更

💡 主な使用例

操作内容 コマンド例 説明
シャドウコピー一覧を表示 vssadmin list shadows 現在作成済みのスナップショットを確認
領域使用状況を確認 vssadmin list shadowstorage 各ドライブのVSS領域を表示
シャドウコピーを作成 vssadmin create shadow /for=C: Cドライブのスナップショットを作成
すべてのシャドウコピーを削除 vssadmin delete shadows /all /quiet 全スナップショットを削除(確認なし)
保存領域のサイズ変更 vssadmin resize shadowstorage /for=C: /on=C: /maxsize=10GB Cドライブの保存領域を10GBに変更

⚙️ 応用的な使い方

1️⃣ 不要なシャドウコピーをまとめて削除

vssadmin delete shadows /for=C: /oldest

古いスナップショットを優先的に削除して空き容量を確保します。


2️⃣ ストレージ領域の使用率を最適化

バックアップソフトを使わずに、vssadmin resize を活用して領域を調整することで、Cドライブの容量不足を防げます。


3️⃣ バッチ処理による定期削除

@echo off
vssadmin delete shadows /all /quiet
echo 古いスナップショットを削除しました。

定期的に不要な復元ポイントを削除し、システムの安定運用を維持できます。


⚠️ 注意点

注意点 説明
管理者権限が必要 vssadmin は必ず管理者として実行する必要があります
削除は取り消し不可 スナップショット削除後は復元できません
サイズ指定ミスに注意 resize の誤設定でバックアップが失敗する場合があります
Windowsの復元機能に影響 システム保護を無効化する可能性があるため慎重に操作

🧠 補足
vssadmin は直接シャドウコピーを制御するため、通常のユーザーには不要です。
ただし、バックアップ領域の肥大化や容量不足トラブルの解決には非常に有効なコマンドです。


📊 まとめ表

操作内容 コマンド例 説明
スナップショット一覧表示 vssadmin list shadows 作成済みのVSS一覧を確認
領域使用状況確認 vssadmin list shadowstorage 各ドライブの保存領域を確認
スナップショット削除 vssadmin delete shadows /all すべてのVSSを削除
保存領域サイズ変更 vssadmin resize shadowstorage /for=C: /maxsize=10GB 容量上限を設定

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さいごに

vssadmin コマンドは、Windowsのバックアップ・復元機能の中核を担うVSSを直接管理できるツールです。
復元ポイントが増えすぎて容量を圧迫する場合や、バックアップ動作が不安定なときに有効です。
ただし、削除やサイズ変更は慎重に行い、必要に応じて事前バックアップを取ってから操作するようにしましょう。

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