[記事公開日]2025/11/02
[最終更新日]2025/11/11
🎥 15.6インチ液晶パネル(LTN156AT30-T01)|内部構造を動画で紹介
今回は 15.6インチ液晶パネル LTN156AT30-T01 の内部構造を詳しく紹介します。ノートパソコン用の定番パネルとして多くの機種に搭載されており、分解を通して液晶パネルの構造や特徴を理解することができます。
もくじ
15.6インチ 液晶パネル(LTN156AT30-T01)|内部構造を紹介・分解動画
動画公開日: 2025-06-06T02:31:08Z
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液晶パネルの概要
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 型番 | LTN156AT30-T01 |
| サイズ | 15.6インチ(ノートPC用) |
| 解像度 | 1366×768(HD) |
| コネクタ | 40ピン(下部右側) |
| パネルタイプ | グレア(光沢)タイプ |
| 厚み | 約2mm前後 |
このパネルは Samsung製で、40ピン接続・ネジ固定タイプ。ノートパソコンによっては両面テープ固定の薄型モデルもありますが、このLTN156AT30-T01はやや厚みのある設計です。
分解手順と内部構造
液晶パネルの基板部には2本のネジで固定されたコントロール基板があります。ネジを外すことで、映像信号処理を行う緑色の薄型基板が現れます。この基板は非常に薄く、柔軟性が高いのが特徴です。
🧩 内部の構成層
液晶パネルの内部は複数の層で構成されています。
| 層 | 素材・役割 |
|---|---|
| 表面層 | 液晶層(映像表示を担う最も上の層) |
| 拡散層 | 光を均一に広げる半透明フィルム |
| 反射層 | 光を反射し、輝度を高める白色シート |
| アクリル板 | 光を拡散させる導光板(やや柔らかい素材) |
| 背面層 | 金属フレーム+白色バックシート |
これらの層がサンドイッチ状に重なり、バックライトの光を均一に拡散して画面全体を明るくしています。
表面処理の違いについて
液晶パネルには グレア(光沢)タイプ と ノングレア(非光沢)タイプ があります。
| 種類 | 特徴 |
|---|---|
| グレア | 発色が鮮やかでコントラストが高い。反射しやすい。 |
| ノングレア | 目に優しく、映り込みが少ない。ややくすんだ印象。 |
LTN156AT30-T01はグレアタイプで、発色の良さと光沢感が特徴的です。映像編集や写真表示に向いていますが、環境によっては反射が気になる場合もあります。
注意点・リスク
| 注意項目 | 内容 |
|---|---|
| 静電気対策 | 分解前に必ず金属部分に触れるなどして放電を行う |
| 液晶層の破損 | パネル表面は非常に薄く、力を加えると割れる恐れあり |
| コネクタ抜き差し | 40ピンは繊細な構造のため無理に引っ張らない |
| 光拡散板の扱い | 指紋や埃が付着するとムラが発生する |
液晶パネルは精密部品の集合体です。破損しても通電すると内部が発熱するため、廃棄時も取り扱いに注意が必要です。
まとめ
LTN156AT30-T01はノートパソコンで広く採用されている標準的な液晶パネルで、40ピン接続・1366×768解像度の代表的モデルです。内部には複数の拡散層と反射板が重なり、非常に繊細な構造をしています。分解時には基板・導光板・シートを傷つけないよう、慎重に取り扱うことが大切です。
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