[記事公開日]2025/12/09
[最終更新日]2025/12/11
Q. 電源ランプは点くのに画面が真っ黒のままなのはどうすればいいですか?
もくじ
パソコントラブルQ&A
まず確認してほしいこと
パソコンの電源ランプが点灯しているのに画面が真っ黒な場合、まずは以下のポイントをチェックしましょう。
- モニターの電源が入っているか確認する。
- パソコンとモニターの接続ケーブルがしっかり差さっているか確認する。
- 外部モニターを使っている場合は、正しい入力信号に切り替わっているか確認する。
- ノートパソコンなら、画面の明るさが最低になっていないか調べる。
これらの基本的な確認で解決することも多いです。
この症状が起きる理由について
電源は入っているのに画面が映らない状態は、パソコン内部で映像信号が正しくモニターに届いていないことが考えられます。パソコンの画面表示は、電源のほかに映像を処理する部品やケーブルの役割が大きいため、どこかで信号が止まってしまうと画面が真っ黒になります。ノートパソコンとデスクトップパソコンでは、内蔵画面か外付けモニターかの違いも影響します。
よくある原因
自分でできる対処方法(順番に試す)
- モニターの電源が入っているか確認し、入っていなければ電源ボタンを押す。
- 映像ケーブル(HDMIやVGAなど)を一度抜き差しして、しっかり接続されているか確認する。
- ノートパソコンの場合、画面の明るさを上げるためにキーボードの明るさ調整キーを押す。
- 外部モニターを使っている場合は、入力切替ボタンで正しい入力に設定する。
- パソコンを一度完全にシャットダウンし、数分待ってから再起動する。
- 可能であれば、別のモニターやケーブルを使って映るか試す。
- メモリの接触不良の可能性がある場合は、電源を切ってからメモリを抜き差しする(自信がなければ専門家に相談)。
これらの手順で改善しない場合は、専門的な診断が必要になることがあります。
放置するとどうなるか
画面が映らない状態を放置すると、パソコンが使えないままになり作業が進まなくなります。また、内部の故障が進行して修理費用が高くなる可能性も考えられます。ただし、すぐに悪化するとは限らないため、無理せず早めに点検を受けることをおすすめします。
専門的な補足(故障が疑われるケース)
画面が映らない原因として、グラフィックカードの故障やマザーボードの不具合が考えられます。特にデスクトップパソコンではグラフィックカードの接触不良や故障が多いです。ノートパソコンの場合は液晶パネルやバックライトの故障も疑われます。自己判断での分解は部品破損や感電の危険があるため、専門の修理業者に依頼することをおすすめします。
再発を防ぐためのヒント
- パソコンやモニターのケーブルは無理に曲げたり引っ張ったりしない。
- 定期的にパソコン内部のホコリを掃除して熱がこもらないようにする。
- 画面の明るさや電源設定を適切に管理する。
- 不安定な電源環境を避け、可能なら無停電電源装置(UPS)を利用する。
- パソコンの動作がおかしいと感じたら早めに専門家に相談する。
まとめ
電源ランプは点いているのに画面が真っ黒な場合は、まずモニターやケーブルの基本的なチェックから始めましょう。多くは接続の問題や設定ミスで解決しますが、故障の可能性もあります。無理に分解せず、困ったときは専門の修理業者に相談するのが安心です。焦らず順番に対処してみてください。
