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［記事公開日］2025/12/16
Q. 電源は入るのに真っ暗なままで音だけ聞こえるのは何が悪いですか？
もくじ
パソコントラブルQ&A
Q.
電源は入るのに真っ暗なままで音だけ聞こえるのは何が悪いですか？
A.
電源は入っているのに画面が真っ暗で音だけ聞こえる場合、画面表示に関わるトラブルが考えられます。緊急性は比較的低いことが多いですが、原因は多岐にわたるため順を追って切り分けることが大切です。ここでは外部機器や設定、ハードウェアの順に確認する方法を説明しますので、落ち着いて一緒に見ていきましょう。
まず確認してほしいこと
電源は入っているのに画面が真っ暗で音だけ聞こえる場合、まずは原因を「外部要因」「ソフトウェア要因」「内部ハードウェア要因」の3軸で切り分けることが重要です。
🔎 切り分け手順（デスクトップ／ノート／一体型）
- 共通：電源ケーブルやモニターの接続状態を確認し、外部機器の影響を排除します。
- デスクトップ：モニターケーブルの差し替えや別モニターで映るか確認。グラフィックカードの接続も要チェック。
- ノートパソコン：ディスプレイの輝度設定やFnキーによる表示切替を試し、外部モニターで映るか確認します。ACアダプター接続も必須。
- 一体型パソコン：外部モニターに映るかどうかで画面部の故障か本体側かを判断します。分解は難しいため無理せず相談を。
ここまでの切り分けで原因の大まかな見極めができます。次に症状の背景を理解しましょう。
この症状が起きる理由について
パソコンの電源は入っているものの画面が映らない場合、映像信号が正常にモニターへ届いていないか、画面表示を制御する部品に問題がある可能性があります。音だけ聞こえるのはシステムは起動しているが、画面出力ができていない状態です。
よくある原因
自分でできる対処方法（順番に試す）
- 電源ケーブルとモニターケーブルがしっかり接続されているか確認する（外部要因の切り分け）
- モニターの電源が入っているか、別のモニターやケーブルで映るか試す（外部機器の故障切り分け）
- ノートパソコンの場合はFnキー＋画面切替キーで表示先を切り替えてみる（ソフトウェア要因の判断）
- ディスプレイの輝度設定が最低になっていないか確認する（設定の切り分け）
- パソコンを再起動し、Windowsのセーフモードで起動を試みる（Windows起動トラブルの切り分け）
※Windows 8以降は「Shiftキーを押しながら再起動」や「設定 → 回復 → トラブルシューティング」からセーフモードへ入ります。 - 外部モニターに映る場合は内蔵液晶の故障が疑われるため、無理せず修理相談を検討する
放置するとどうなるか
画面が映らない状態を放置すると、作業ができずパソコンを使えない時間が続きます。原因によっては症状が悪化し、修理費用が高くなる可能性もあります。早めに原因を見極めて対応することが望ましいです。
専門的な補足（故障が疑われるケース）
画面表示に関わるハードウェア故障としては、液晶パネルのバックライト切れやインバーター故障、グラフィックボードの損傷などが考えられます。これらは分解や専門的な測定が必要なため、無理に自分で分解せず専門業者に相談してください。ソフトウェア的な問題でもドライバーの破損やWindowsのシステム異常が原因の場合がありますが、こちらも安全に対応するためには専門家の助けが有効です。
再発を防ぐためのヒント
- パソコンの電源やケーブルは定期的に抜き差しして接触不良を防ぐ
- ノートパソコンは輝度や表示切替設定を誤らないよう注意する
- Windowsやドライバーは最新の状態に保つ
- パソコンの冷却を適切に行い、過熱を防ぐ
- 不調を感じたら早めに専門家に相談する
まとめ
電源は入っているのに画面が真っ暗で音だけ聞こえる場合は、まず外部機器の接続や設定を確認し、次にソフトウェアの起動状態を切り分けます。内蔵液晶やグラフィックボードの故障も考えられるため、無理な分解や修理は避けて専門業者に相談するのが安心です。落ち着いて順番に確認し、必要に応じて早めの相談をおすすめします。
