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[記事公開日]2025/12/17
Q. ルーターのログに「認証失敗」が出続ける場合どうすれば?
もくじ
パソコントラブルQ&A
Q.
ルーターのログに「認証失敗」が出続ける場合どうすれば?
A.
ルーターのログに「認証失敗」が繰り返し表示される場合、ネットワーク接続に問題がある可能性があります。緊急性は通常高くないものの、インターネットや内部ネットワークが使えなくなることもあるため、早めの対処が望ましいです。この記事では、まず確認すべきポイントから原因の切り分け方法、簡単にできる対処まで順を追って解説します。
まず確認してほしいこと
ルーターの「認証失敗」ログは、接続先との認証がうまくいっていないことを示します。原因を絞るために「切り分け」が重要です。まずは以下の3つの軸で確認しましょう。
🔎 切り分け手順(デスクトップ/ノート/一体型)
1) 外部要因:ケーブルや周辺機器の接続状態、電源の安定性をチェックします。
2) ソフトウェア要因:ルーターの設定やパスワード、接続先の認証情報を確認します。
3) 内部ハードウェア要因:ルーター本体の故障や不具合の可能性を考えます。
デスクトップやノートパソコンの場合は、ルーター以外の接続機器の影響も考慮してください。一体型ルーターは分解が難しいため、内部故障の疑いがあれば無理せず専門業者に相談しましょう。
この症状が起きる理由について
「認証失敗」とは、ルーターが接続先のネットワークに対して正しいユーザー名やパスワードを送信できていない状態です。これにより接続が拒否され、インターネットや他のネットワークサービスが利用できなくなります。認証はセキュリティ上重要な仕組みで、正しい情報が必要です。
よくある原因
- ルーターのログインパスワードやSSIDの設定ミス
- 接続先のプロバイダや認証サーバーの情報変更
- ルーターのファームウェアや設定の不整合
- ケーブルの断線や接続不良
- ルーター本体のハードウェア故障
- 接続機器側の認証情報の誤り
自分でできる対処方法(順番に試す)
- ルーターと接続機器の電源を一度切り、30秒ほど待ってから再起動する(外部要因の切り分け)
- ルーターの管理画面にログインし、SSIDやパスワードが正しいか確認する(ソフトウェア要因の確認)
- プロバイダから送られた認証情報や設定変更の案内がないか確認する(ソフトウェア要因の切り分け)
- 接続ケーブルやLANケーブルの抜き差しを試し、断線や接続不良がないか確認する(外部要因の確認)
- 別の端末で同じネットワークに接続を試み、問題が端末側かルーター側かを切り分ける(外部要因・ソフトウェア要因の判断)
- ルーターのファームウェアを最新に更新できる場合は更新を検討する(ソフトウェア要因の改善)
これらで解決しない場合は、内部ハードウェアの故障も疑われるため、無理せず専門家に相談してください。
放置するとどうなるか
認証失敗の状態を放置すると、インターネットや社内ネットワークへの接続ができず、メールやウェブ閲覧、オンラインサービスが使えなくなります。業務や日常生活に支障が出る可能性があるため、早めの対処が望ましいです。ただし、突然の故障やデータ損失のリスクが高まるわけではありません。
専門的な補足(故障が疑われるケース)
ルーターの内部故障が疑われる場合は、電源が入らない、ランプの異常点灯、設定画面にアクセスできないなどの症状が見られます。これらはハードウェアの交換や修理が必要になることが多く、分解や専門的な測定が必要です。無理に分解や修理を試みると保証が無効になることもあるため、必ず専門業者や購入店に相談してください。
再発を防ぐためのヒント
- ルーターの管理画面のパスワードやSSIDは定期的に確認し、誤入力を防ぐ
- プロバイダやネットワーク管理者からの設定変更通知を見逃さない
- ルーターのファームウェアは最新の状態に保つ
- ケーブル類は定期的に点検し、断線や緩みを防ぐ
- 不明な機器の接続は控え、セキュリティ設定を強化する
まとめ
ルーターの「認証失敗」ログは接続に関する重要なサインです。まずは外部要因や設定ミスを中心に切り分けを行い、簡単な対処を試みましょう。改善しない場合はハードウェアの故障も考えられるため、無理せず専門家に相談することをおすすめします。焦らず順序立てて対応することで、安心してネットワークを利用できます。
