もくじ
📝 はじめに
PowerShellを使っていると、「よく使うコマンドをもっと短く打てたら楽なのに」
「毎回長いコマンド名を入力するのが面倒」と感じることがあります。
そんなときに使えるのが Set-Alias です。
Set-Aliasを使うと、PowerShellのコマンドに自分好みの別名(エイリアス)を設定できます。
- よく使うコマンドを短くしたい
- 入力ミスを減らしたい
- 自分だけの作業環境を作りたい
- 対話操作を効率化したい
✅ このコマンドでできること(要点)
- Set-Alias でコマンドの別名を設定できる
- 既存のエイリアスを上書きすることも可能
- 現在のPowerShellセッション内で有効
- 作業効率を大きく向上させられる
✅ Set-Aliasでできること
Set-Aliasは、PowerShellで使用するコマンドに対して
新しいエイリアス(別名)を割り当てるためのコマンドです。
- 長いコマンド名を短くできる
- 自分が覚えやすい名前に置き換えられる
- 既存のエイリアスを変更できる
Set-Aliasで設定した別名は、PowerShellを閉じると元に戻ります。
恒久的に使いたい場合はプロファイルに登録します。
🧩 基本構文
基本的な書き方は次の通りです。
Set-Alias 別名 元のコマンド
左側が新しく作るエイリアス名、右側が元となる正式コマンド名です。
▶ 基本的な使い方(まずこれだけ)
📄 新しいエイリアスを設定する
Set-Alias ll Get-ChildItem
これで ll と入力すると
Get-ChildItem が実行されるようになります。
🔍 設定されたか確認する
Get-Alias ll
正しく設定されていれば、対応するコマンド名が表示されます。
🛠 よく使われる指定例
🧱 既存のエイリアスを上書きする
Set-Alias dir Get-ChildItem
既存のエイリアスを変更すると、挙動が変わるため注意が必要です。
📖 エイリアス一覧を確認する
Get-Alias
現在の環境で使えるエイリアスを一覧で確認できます。
💼 実務でよく使う使用例(応用)
🤔 対話操作とスクリプトで使い分ける
エイリアスは対話操作では非常に便利ですが、
スクリプト内で使うと可読性が下がることがあります。
- 対話操作:Set-Aliasで効率化
- スクリプト:正式コマンド名を使用
📂 プロファイルに登録して恒久化する
毎回使いたいエイリアスは、PowerShellのプロファイルに記述すると便利です。
Set-Alias ll Get-ChildItem
上記をプロファイルファイルに書いておくことで、起動時に自動で設定されます。
🧩 よくある勘違い・つまずきポイント
- PowerShellを再起動するとエイリアスが消える
- 他人の環境では同じエイリアスが存在しない
- スクリプト内で使うと意図が伝わりにくい
- 既存エイリアスの上書きに気付かない
🔄 Get-Aliasとの関係
Set-Alias は設定、
Get-Alias は確認、という関係です。
セットで覚えておくと、エイリアス管理がしやすくなります。
⚠ エラー・うまく動かないときの確認ポイント
- エイリアス名が既に存在していないか
- スペルミスがないか
- プロファイルが正しく読み込まれているか
🧠 注意点
エイリアスは便利ですが、環境依存になりやすい機能です。
チームや共有スクリプトでは、正式コマンド名の使用をおすすめします。
📌 まとめ
- Set-Aliasはコマンドの別名を設定するためのコマンド
- 対話操作を効率化できる
- 恒久的に使う場合はプロファイルに登録する
🔎 PowerShellコマンドを探す
PowerShellには、Set-Alias以外にも便利なコマンドが多数用意されています。
次のような目的がある場合は、検索フォームから探してみてください。
- コマンドの別名を確認したい
- 一覧を表示したい
- ファイルやフォルダを操作したい
- 条件で絞り込みたい
- エラーの原因を調べたい
