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[記事公開日]2025/12/20

PowerShellで必要な列だけ表示する|Select-Objectの使い方

📝 はじめに

PowerShellでコマンドを実行すると、
「結果は出るけれど、情報が多すぎて見づらい」
「必要な項目だけを抜き出して表示したい」
と感じたことはありませんか?

そんなときに活躍するのが
Select-Object です。
この記事では、必要な列(プロパティ)だけを表示する基本的な使い方から、
実務でよく使われる応用までを丁寧に解説します。

こんな場面で便利

  • 一覧表示を見やすく整理したい
  • レポート用に必要な情報だけ抜き出したい
  • 後続の処理に必要な項目だけ渡したい

✅ このコマンドでできること(要点)

  • オブジェクトの必要なプロパティだけを表示できる
  • 表示順を自由に並べ替えられる
  • 計算結果や加工した値を列として追加できる
  • 不要な情報を省いて見やすくできる

✅ Select-Object でできること

Select-Object は、
PowerShellで扱うオブジェクトから
「どのプロパティを使うか」を指定するためのコマンドです。

表示を整える目的だけでなく、
次の処理に渡すデータを整理するという使い方もよく行われます。
考え方としては、「必要な列だけを抜き出すフィルター」のようなイメージです。

🧩 基本構文

Select-Object プロパティ名1, プロパティ名2

複数のプロパティを指定することで、
表示する列を自由にコントロールできます。

▶ 基本的な使い方(まずこれだけ)

🔹 プロセス一覧から必要な列だけ表示する

Get-Process | Select-Object Name, Id

プロセス名とIDだけが表示されます。
この2列だけが表示されていれば、正しく抽出できています。

🔹 ファイル一覧から名前とサイズを表示する

Get-ChildItem | Select-Object Name, Length

ファイル名とサイズだけに絞って表示されるため、
一覧がかなり見やすくなります。

🛠 よく使われる指定例

🔹 表示順を指定する

Get-Process | Select-Object Id, Name

指定した順番で列が表示されます。
表示順を変えたい場合にも便利です。

🔹 先頭の件数だけ取得する

Get-Process | Select-Object -First 5

処理結果の先頭から指定件数だけを表示します。
動作確認やテスト時によく使われます。

🔹 計算結果を列として追加する

Get-Process | Select-Object Name, @{Name="MemoryMB";Expression={$_.WorkingSet64 / 1MB}}

メモリ使用量をMB単位で表示できます。
数値が表示されていれば、計算列は正常に追加されています。

💼 実務でよく使う使用例(応用)

🔹 CSV出力用に列を整理する

Get-Process | Select-Object Name, Id, CPU | Export-Csv process.csv -NoTypeInformation

🔹 ログ用に必要な情報だけ残す

Get-ChildItem | Select-Object Name, LastWriteTime
組み合わせ例

🧩 よくある勘違い・つまずきポイント

  • 存在しないプロパティを指定すると空欄になる
  • 表示が変わるだけで、元のオブジェクトは変わらない
  • Format-Table とは役割が違う
  • プロパティ名は正確に指定する必要がある
  • 計算プロパティの書式に慣れが必要

🔄 cmdとの違いについて

cmdでは列の抽出を行う場合、
forfindstr などを組み合わせる必要があります。
PowerShellでは Select-Object を使うことで、
より直感的に列を扱えます。

⚠ エラー・うまく動かないときの確認ポイント

  • プロパティ名のスペルが正しいか
  • 対象のオブジェクトがそのプロパティを持っているか
  • パイプラインの前段が正しく動作しているか
  • 計算プロパティの式が正しいか

🧠 注意点

Select-Object は表示を整えるだけでなく、
後続処理のデータ構造にも影響します。
必要以上に列を削りすぎると、
後の処理で使えなくなることがある点に注意してください。

📌 まとめ

  • Select-Object は必要な列だけを抽出する基本コマンド
  • 表示の整理だけでなく、処理効率の向上にも役立つ
  • 計算列を使うことで情報を分かりやすくできる
  • 次は Where-Object や Sort-Object と組み合わせると理解が深まる

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