もくじ
📝 はじめに
ネットワーク設定の切り分けやサーバー構築の場面で、
「IPアドレスを手動で設定したい」
「DHCPではなく固定IPに切り替えて動作を確認したい」
と考えることはありませんか?
そんなときに使えるのが
New-NetIPAddress です。
この記事では、PowerShellでIPアドレスを手動設定する基本的な使い方から、
実務での注意点までを分かりやすく解説します。
- 固定IPを設定して通信テストをしたいとき
- サーバーや検証環境でIPを明示的に指定したいとき
- ネットワークトラブルの切り分けを行いたいとき
✅ このコマンドでできること(要点)
- ネットワークアダプタにIPアドレスを手動で追加できる
- サブネット・ゲートウェイを同時に設定できる
- IPv4 / IPv6 のIPアドレスを個別に設定できる
- GUI操作なしで設定を自動化できる
✅ New-NetIPAddress でできること
New-NetIPAddress は、
Windowsのネットワークアダプタに対して
新しいIPアドレスを追加・設定するためのコマンドです。
設定画面を開かずに、
PowerShellから直接IPアドレスを割り当てられる点が大きな特徴です。
🧩 基本構文
New-NetIPAddress -InterfaceAlias アダプタ名 -IPAddress IPアドレス -PrefixLength プレフィックス長
-InterfaceAlias で対象アダプタを指定し、
-IPAddress に割り当てたいIPアドレスを指定します。
▶ 基本的な使い方(まずこれだけ)
🔹 固定IPアドレスを設定する
New-NetIPAddress -InterfaceAlias "Ethernet" -IPAddress 192.168.1.100 -PrefixLength 24
この例では、
192.168.1.100/24 を有線LANに設定しています。
エラーが出なければ、IPアドレスは正しく追加されています。
🔹 デフォルトゲートウェイも同時に設定する
New-NetIPAddress -InterfaceAlias "Ethernet" -IPAddress 192.168.1.100 -PrefixLength 24 -DefaultGateway 192.168.1.1
ゲートウェイを指定することで、
インターネット通信も可能になります。
🛠 よく使われる指定例
🔹 IPv4を明示的に指定する
New-NetIPAddress -InterfaceAlias "Wi-Fi" -AddressFamily IPv4 -IPAddress 192.168.0.50 -PrefixLength 24
IPv6設定に影響を与えず、
IPv4だけを設定したい場合に便利です。
🔹 複数IPを同一アダプタに設定する
New-NetIPAddress -InterfaceAlias "Ethernet" -IPAddress 192.168.1.101 -PrefixLength 24
既存IPを残したまま、
追加のIPアドレスを割り当てることもできます。
💼 実務でよく使う使用例(応用)
🔹 DHCPから固定IPへ切り替える
New-NetIPAddress -InterfaceAlias "Ethernet" -IPAddress 192.168.1.200 -PrefixLength 24 -DefaultGateway 192.168.1.1
DHCPを無効化したうえで実行すると、
固定IP運用に切り替えられます。
🔹 検証用に一時的なIPを追加する
New-NetIPAddress -InterfaceAlias "Ethernet" -IPAddress 10.0.0.10 -PrefixLength 24
- Get-NetIPAddress で設定確認
- Remove-NetIPAddress で設定削除
- Test-Connection で疎通確認
🧩 よくある勘違い・つまずきポイント
- IPを設定しただけではDNSは自動設定されない
- プレフィックス長の指定ミスで通信できない
- 既存のIPと競合すると通信が不安定になる
- DHCP設定が残っていると意図しない挙動になることがある
- 管理者権限が必要な場合がある
🔄 cmdとの違いについて
cmdでは固定IP設定に複数手順が必要です。
New-NetIPAddress は、
PowerShellならではのシンプルで再現性の高いIP設定が行えます。
⚠ エラー・うまく動かないときの確認ポイント
- 管理者権限でPowerShellを起動しているか
- 対象アダプタが有効(Up)になっているか
- IPアドレスの重複がないか
- ゲートウェイやDNS設定が正しいか
🧠 注意点
IPアドレスの手動設定は、
ネットワーク全体に影響を与える可能性があります。
業務環境では事前確認を行い、
切り分けや検証用途として慎重に使用しましょう。
📌 まとめ
- New-NetIPAddressはIPアドレス設定の基本コマンド
- 固定IPや追加IPの設定が簡単に行える
- トラブル切り分けや検証に非常に有効
- 次はDNSや疎通確認と組み合わせると安心
🔎 PowerShellコマンドを探す
やりたいことからコマンドを探せます。
- ファイルを削除したい
- 一覧を表示したい
- 文字列を検索したい
- 条件で絞り込みたい
- エラーや実行できない原因を調べたい
- IPアドレスを手動で設定したい
- 固定IPに切り替えたい
