[登録されているタグ]

[記事公開日]2025/12/21

PowerShellでファイアウォール規則を有効化する|Enable-NetFirewallRuleの使い方

📝 はじめに

ファイアウォールの設定を確認していると、
「必要な通信ルールが無効になっている」
「本来許可されるはずの通信が遮断されている」
という場面に出くわすことがあります。

そんなときに使えるのが
Enable-NetFirewallRule です。
この記事では、PowerShellで無効になっているファイアウォール規則を有効化する方法を、
トラブル切り分けの視点で分かりやすく解説します。

こんな場面で便利

  • 通信できない原因がFWルール無効化だと分かったとき
  • 一時的に無効化されていた規則を元に戻したいとき
  • サーバーや業務PCで必要な通信を復旧したいとき

✅ このコマンドでできること(要点)

  • 無効(Disabled)状態のFW規則を有効化できる
  • 複数の規則をまとめて有効化できる
  • GUI操作なしで設定を復旧できる
  • スクリプトで再現性のある対応ができる

✅ Enable-NetFirewallRule でできること

Enable-NetFirewallRule は、
Windows Defender ファイアウォールに登録されている
通信規則(ルール)を有効化するためのコマンドです。

ルール自体は存在するものの無効になっている場合に、
設定を変更して通信を許可できる点が特徴です。

🧩 基本構文

Enable-NetFirewallRule -Name ルール名

-Name には、
Get-NetFirewallRule で確認できるルール名を指定します。

▶ 基本的な使い方(まずこれだけ)

🔹 指定したルールを有効化する

Enable-NetFirewallRule -Name "FPS-ICMP4-ERQ-In"

実行後、指定したファイアウォール規則が有効になります。
エラーが出なければ、正常に反映されています。

🔹 表示名でルールを指定する

Enable-NetFirewallRule -DisplayName "File and Printer Sharing (Echo Request - ICMPv4-In)"

表示名が分かっている場合は、
-DisplayName を使う方が分かりやすい場合もあります。

🛠 よく使われる指定例

🔹 無効なルールをまとめて有効化する

Get-NetFirewallRule |
Where-Object {$_.Enabled -eq "False"} |
Enable-NetFirewallRule

現在無効になっているルールを一括で有効化します。
実行対象が多くなるため、事前確認がおすすめです。

🔹 特定キーワードを含むルールを有効化する

Get-NetFirewallRule |
Where-Object {$_.DisplayName -like "*Remote Desktop*"} |
Enable-NetFirewallRule

リモートデスクトップ関連の通信ルールなどを、
まとめて有効化したい場合に便利です。

💼 実務でよく使う使用例(応用)

🔹 疎通確認用のICMPルールを有効化する

Enable-NetFirewallRule -DisplayName "File and Printer Sharing (Echo Request - ICMPv4-In)"

ping が通らない場合の切り分けに使われます。

🔹 アプリ通信トラブル時の一時対応

Get-NetFirewallRule |
Where-Object {$_.DisplayName -like "*AppName*"} |
Enable-NetFirewallRule
組み合わせ例

🧩 よくある勘違い・つまずきポイント

  • ルールを有効化しても通信が必ず通るとは限らない
  • ブロック(Block)ルールが優先される場合がある
  • プロファイル(ドメイン/プライベート/パブリック)の違いを見落としやすい
  • 送信規則と受信規則を混同しやすい
  • 他社製セキュリティソフトのFWが影響することがある

🔄 cmdとの違いについて

cmdではFW規則の有効化操作は限定的です。
Enable-NetFirewallRule は、
PowerShellならではの柔軟で再現性の高いFW制御が行えます。

⚠ エラー・うまく動かないときの確認ポイント

  • 管理者権限でPowerShellを起動しているか
  • 対象ルールが正しく指定されているか
  • 適用中のプロファイルに合った規則か
  • ブロック規則が別に存在していないか

🧠 注意点

ファイアウォール規則の有効化は、
セキュリティリスクを高める可能性があります。
業務環境やサーバーでは、
本当に必要な通信かを確認したうえで有効化しましょう。

📌 まとめ

  • Enable-NetFirewallRuleはFW規則有効化の基本コマンド
  • 無効化された通信を素早く復旧できる
  • トラブル切り分けや復旧対応に非常に有効
  • 次は疎通確認や接続状態確認と併用すると安心

🔎 PowerShellコマンドを探す

やりたいことからコマンドを探せます。

  • ファイルを削除したい
  • 一覧を表示したい
  • 文字列を検索したい
  • 条件で絞り込みたい
  • エラーや実行できない原因を調べたい
  • ファイアウォール規則を有効化したい
  • 通信制限を解除したい
Generic filters
すべてを開く | すべてを閉じる

ページ上部へ戻る