[記事公開日]2025/12/29
Q. インターネット速度が急に半分以下になる原因は?
もくじ
パソコントラブルQ&A
まず確認してほしいこと
1) 外部要因(周辺機器・接続・設定)
ルーターやモデムの状態、ケーブルの接続状況、Wi-Fiの電波環境などを確認します。
2) ソフトウェア要因(Windows・ドライバー・設定)
パソコンのネットワーク設定やセキュリティソフト、バックグラウンドで動くアプリなどをチェックします。
3) 内部ハードウェア要因(メモリ・ストレージ・基板)
パソコンの内部部品の不具合や劣化が原因の場合もありますが、ここは分解や専門知識が必要なため無理せず相談をおすすめします。
🔎 切り分け手順(デスクトップ/ノート/一体型)
・デスクトップ:有線接続の場合はケーブルやルーターのポートを変えてみる。Wi-Fiならルーターとの距離や障害物を確認。
・ノート:ACアダプター接続時とバッテリー駆動時で速度を比較。外部モニター接続は関係ないため省略。
・一体型:分解が難しいため、まずは外部モニターや別の端末でネット環境を確認し、機器側の問題かルーター側かを見極めましょう。
ここまでで外部要因かソフトウェア要因かがある程度判断できるため、次のセクションで背景を理解しましょう。
この症状が起きる理由について
よくある原因
- ルーターやモデムの一時的な不具合や過熱
- Wi-Fi電波の干渉や距離による信号低下
- 同時接続デバイスの増加による帯域の分散
- パソコンのネットワーク設定の変更や不具合
- バックグラウンドでの大容量ダウンロードやアップデート
- セキュリティソフトやファイアウォールの影響
- プロバイダー側の通信障害や速度制限
- パソコンのハードウェア劣化や故障
自分でできる対処方法(順番に試す)
- ルーター・モデムの再起動を行う(外部機器の正常動作を切り分け)
- Wi-Fiの場合はルーター近くに移動し、電波状況を改善する(電波干渉の切り分け)
- 不要なデバイスのWi-Fi接続を切り、帯域の負荷を減らす(接続数の影響を判断)
- パソコンを再起動し、バックグラウンドの通信を停止する(ソフトウェア要因の切り分け)
- セキュリティソフトやファイアウォールの設定を一時的に無効にして速度を確認(設定影響の確認)
- 有線接続が可能なら試してみて、Wi-Fiか機器の問題かを切り分ける
- プロバイダーの障害情報や速度制限の有無を確認する
これらの手順で改善しない場合は、内部ハードウェアの問題や専門的な設定不良の可能性が高いため、無理せず専門家に相談しましょう。
放置するとどうなるか
専門的な補足(故障が疑われるケース)
再発を防ぐためのヒント
- ルーターやモデムは定期的に電源を切ってリセットする
- Wi-Fiルーターは設置場所を見直し、電波干渉を避ける
- 不要なデバイスの接続は控え、帯域を確保する
- パソコンのOSやドライバーは最新の状態に保つ
- 定期的にウイルススキャンやセキュリティチェックを行う
- プロバイダーの通信サービス情報を確認し、異常があれば早めに問い合わせる
