[記事公開日]2025/12/29
Q. ストレージ不足でシステムが応答しなくなる理由
もくじ
パソコントラブルQ&A
まず確認してほしいこと
🔎 切り分け手順(デスクトップ/ノート/一体型)
・デスクトップ:外付けドライブやUSB機器を外し、内蔵ストレージの空き容量を確認します。モニターやケーブルの問題は少ないですが、ストレージの状態を管理ツールでチェックしてください。
・ノートパソコン:ACアダプター接続時に起動し、内蔵ストレージの空き容量を確認します。外付けストレージやSDカードを外して試すのも有効です。
・一体型パソコン:分解が難しいため、外部モニターで画面表示の異常を切り分けつつ、ストレージの空き容量はWindowsの設定画面から確認してください。無理な分解は避けましょう。
ここまででストレージの空き容量が極端に少ない場合は、まずは不要ファイルの削除や外部ストレージへのデータ移動を検討してください。
この症状が起きる理由について
よくある原因
- ストレージの空き容量が極端に少ない(数GB未満)
- 不要ファイルやキャッシュが大量に溜まっている
- 大容量の動画や写真データが保存されている
- 仮想メモリ設定が適切でない
- ストレージ自体の劣化や故障による書き込み遅延
- バックグラウンドでの大容量データ処理や更新作業
自分でできる対処方法(順番に試す)
- 不要なファイルやフォルダーを削除し、空き容量を確保する(ストレージ不足の切り分け)
- 「ディスククリーンアップ」ツールを使って一時ファイルやシステムファイルを削除する(ソフトウェア要因の切り分け)
- 不要なアプリケーションをアンインストールして容量を増やす(ソフトウェア要因の切り分け)
- 仮想メモリの設定を確認し、必要に応じて自動管理に戻す(Windows設定の判断)
- パソコンを再起動して一時的な処理遅延を解消する(基本的な動作確認)
- 外付けストレージやUSB機器を外して動作を確認する(外部要因の切り分け)
これらで改善しない場合は、ストレージの物理的な劣化や故障の可能性もあるため、無理せず専門業者に相談してください。
放置するとどうなるか
専門的な補足(故障が疑われるケース)
再発を防ぐためのヒント
- 定期的に不要ファイルや古いデータを削除する
- ディスククリーンアップやストレージの最適化ツールを活用する
- 大容量データは外付けストレージやクラウドに移す
- 仮想メモリ設定はWindowsの自動管理に任せる
- 定期的にストレージの健康状態をチェックする(専用ツール利用)
- 急に動作が遅くなったら早めに専門家に相談する
