[登録されているタグ]アプリの不具合 | 破損(ファイル/システム) | 設定ミス
[記事公開日]2025/12/29
[最終更新日]2025/12/30
Q. 通知をクリックしても該当アプリが開かない理由
もくじ
パソコントラブルQ&A
Q.
通知をクリックしても該当アプリが開かない理由
A.
通知をクリックしてもアプリが開かない場合、通知機能やアプリ自体の動作に問題がある可能性があります。緊急性は通常低いですが、放置すると通知が活用できず不便です。これから、まず確認すべきポイントと原因の切り分け方法、対処法を順に説明します。
まず確認してほしいこと
通知をクリックしてもアプリが開かない問題は、原因が複数考えられます。まずは「切り分け」を意識して、どこに問題があるか段階的に確認しましょう。
🔎 切り分け手順(デスクトップ/ノート/一体型)
- 共通:通知が正しく届いているか、通知設定が有効か確認してください。
- デスクトップ:通知が表示されているか、通知をクリックした際に別のアプリが起動していないか確認します。周辺機器の影響は少ないですが、セキュリティソフトの影響も考慮します。
- ノート:通知の表示状態とクリック動作を確認。外部ディスプレイ使用時は表示先の違いもチェックしてください。
- 一体型:画面の表示状態を確認し、外部モニター接続時は別画面にアプリが開いていないか確認しましょう。分解は難しいため無理は禁物です。
ここまでで問題の切り分けができない場合は、ソフトやシステムの問題の可能性が高まります。無理せず専門家に相談をおすすめします。
この症状が起きる理由について
通知をクリックしてもアプリが開かないのは、通知とアプリの連携がうまく機能していないためです。通知の送信側や受信側の設定、アプリの起動処理やシステムの動作に何らかの障害が起きていることが考えられます。
よくある原因
- 通知設定がオフまたは制限されている
- アプリの起動ファイルや関連データの破損
- Windowsの通知機能やシステム設定の不具合
- バックグラウンドでのアプリ動作が制限されている
- セキュリティソフトや他のソフトが起動をブロックしている
- アプリ自体のバグや更新不足
自分でできる対処方法(順番に試す)
- 通知設定を確認する(切り分け:通知機能の有効・無効)
「設定」→「システム」→「通知とアクション」で該当アプリの通知がオンか確認しましょう。 - アプリを手動で起動してみる(切り分け:アプリ自体の起動可否)
スタートメニューや検索からアプリを直接開けるか試します。 - パソコンを再起動する(切り分け:一時的なシステム不具合)
システムの一時的な不具合をリセットできます。 - アプリの更新を確認する(切り分け:アプリのバージョン問題)
Microsoft Storeや公式サイトで最新版に更新しましょう。 - セキュリティソフトの設定を確認する(切り分け:起動ブロックの有無)
一時的に無効化して動作を確認してください。ただし、操作には注意が必要です。 - Windowsの通知トラブルシューティングを実行する(切り分け:システム側の問題)
「設定」→「更新とセキュリティ」→「トラブルシューティング」から実行可能です。
これらで改善しない場合は、システムファイルの破損やアプリの再インストールが必要になることもあります。無理せず専門家に相談してください。
放置するとどうなるか
通知をクリックしてもアプリが開かない状態を放置すると、重要な情報やメッセージを見逃す可能性があります。また、アプリの不具合が進行し、他の機能にも影響が出ることも考えられます。ただし、すぐに大きなトラブルになることは少ないため、落ち着いて対処しましょう。
専門的な補足(故障が疑われるケース)
通知が届いているのにアプリが起動しない場合、システムファイルの破損やレジストリの異常、アプリの深刻な不具合が疑われます。特に複数のアプリで同様の問題が起きる場合はWindowsのシステム修復が必要になることもあります。これらは分解や高度な操作を伴うため、ご自身での対応は控え、専門の修理業者やサポート窓口に相談することをおすすめします。
再発を防ぐためのヒント
- アプリやWindowsは定期的に最新の状態に更新する
- 不要なセキュリティソフトや管理ツールは入れすぎない
- 通知設定は必要なものだけオンにして管理しやすくする
- パソコンの動作が不安定なときは早めに再起動を行う
- 重要なアプリは公式サイトや信頼できるストアからインストールする
まとめ
通知をクリックしてもアプリが開かない問題は、通知設定やアプリの不具合、システムの問題など複数の原因が考えられます。まずは通知設定やアプリの起動確認など、外部要因から順に切り分けてみましょう。自力での対処が難しい場合や原因が分からない場合は、無理せず専門家に相談することが安心です。落ち着いて順番に確認し、快適な環境を保ちましょう。
