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［記事公開日］2025/12/30
Q. 画面が横線だらけで起動しなくなることはありますか？
もくじ
パソコントラブルQ&A
Q.
画面が横線だらけで起動しなくなることはありますか？
A.
画面が横線だらけになる症状は、パソコンの起動時に映像信号が正常に表示されないことを示しています。緊急性は状況によりますが、放置すると悪化する可能性もあるため注意が必要です。ここでは、まず基本的な切り分け手順から始め、原因の可能性を順に見ていきます。
まず確認してほしいこと
画面が横線だらけで起動しない場合、まずは原因を大きく3つの軸で切り分けることが重要です。外部要因（ケーブルや接続）、ソフトウェア要因（ドライバーや設定）、内部ハードウェア要因（液晶パネルやグラフィック部品）の順に確認しましょう。
🔎 切り分け手順（デスクトップ／ノート／一体型）
- 共通の確認：パソコンとディスプレイのケーブルがしっかり接続されているか、ケーブルの損傷がないかを確認してください。別のケーブルや別のモニターで映るか試せるとより良いです。
- デスクトップ：外付けグラフィックカードの接続状態を確認し、可能なら一時的にオンボード出力に切り替えてみてください。
- ノートパソコン：外部モニターに接続して映るか確認してください。内蔵液晶の問題かどうかの判断に役立ちます。
- 一体型パソコン：外部出力端子があれば外部モニター接続を試し、画面表示の切り分けを行います。
これらの確認で、外部要因か内部要因かの判断が進みます。安全のため、無理に分解や部品交換はせず、ここまでの切り分けで不明な場合は専門業者に相談することをおすすめします。
この症状が起きる理由について
画面に横線が多く表示されるのは、映像信号が正しく液晶パネルに伝わらないか、液晶パネル自体やグラフィック処理部分で異常が起きているためです。起動時にこの症状が出る場合は、ハードウェアの初期化やドライバーの読み込み段階で問題が発生している可能性があります。
よくある原因
- ディスプレイケーブルの接触不良や断線
- グラフィックドライバーの破損や不具合
- 液晶パネルの故障やバックライトの問題
- グラフィックチップやマザーボードのハードウェア故障
- OSの起動トラブルや設定の不整合
自分でできる対処方法（順番に試す）
- パソコンの電源を切り、ケーブルを一旦抜いてから再接続し、接触不良を切り分ける。
- 外部モニターが使える場合は接続して表示されるか確認し、内蔵液晶か外部出力かを判断する。
- Windowsの場合、セーフモードで起動を試みてドライバーの問題かを切り分ける。Windows 8以降は「Shiftキーを押しながら再起動」→「トラブルシューティング」→「詳細オプション」→「スタートアップ設定」からセーフモードを選択。
- 可能ならグラフィックドライバーの再インストールや更新を試みる。
- パソコンの放電（電源を切りバッテリーがある場合は外し、電源ボタンを長押し）を行い、ハードウェアの一時的な誤動作を切り分ける。
これらの手順で改善しない場合は、内部ハードウェアの故障が疑われます。無理に分解や修理をせず、専門業者に相談してください。
放置するとどうなるか
画面の横線が出る症状を放置すると、症状が悪化し起動できなくなる可能性があります。また、内部のハードウェア故障が進行すると修理費用が高くなることも考えられます。早めに原因の切り分けと対処を行うことが望ましいです。
専門的な補足（故障が疑われるケース）
液晶パネルの内部断線やグラフィックチップの故障は、一般的なユーザーが自力で修理するのは非常に難しいです。特にノートパソコンや一体型は分解が複雑で、専門の工具や知識が必要です。画面の表示異常が改善しない場合は、無理せず修理業者へ相談することを強くおすすめします。
再発を防ぐためのヒント
- パソコンのケーブルや接続部を定期的にチェックし、緩みや損傷を防ぐ。
- Windowsやドライバーは最新の状態に保つ。
- パソコンの過熱を防ぐため、通気口の掃除や設置場所に注意する。
- 不安定な電源環境を避け、安定した電源供給を心がける。
まとめ
画面が横線だらけで起動しない症状は、外部接続の問題から内部ハードウェアの故障まで幅広い原因が考えられます。まずはケーブル接続やセーフモード起動などの基本的な切り分けを行い、原因を絞り込みましょう。難しい場合や改善しない場合は、無理せず専門業者に相談することが安心です。安全第一で対応してください。
