[記事公開日]2025/12/30
Q. IPv6が原因でWi-Fiが不安定になることはありますか?
もくじ
パソコントラブルQ&A
まず確認してほしいこと
🔎 切り分け手順(デスクトップ/ノート/一体型)
1) 共通の確認
・Wi-Fiルーターやモデムの再起動を行い、接続状況が改善するか確認します。
・他の端末(スマホや別のPC)でも同じWi-Fiで問題が起きるか確認し、端末固有の問題かを判断します。
・Windowsのネットワーク設定でIPv6が有効かどうかを確認します。
2) 機種別のポイント
・デスクトップ・ノートパソコンともに、IPv6設定はOSのネットワークアダプター設定で確認可能です。
・一体型パソコンも同様ですが、内蔵Wi-Fiのドライバー更新も確認してください。
3) ここから先は相談推奨
・ルーターのIPv6設定変更やファームウェア更新は専門的な場合が多いため、無理せず専門家に相談しましょう。
この症状が起きる理由について
よくある原因
- ルーターのIPv6設定が不適切または未対応
- 端末のIPv6設定が競合している
- IPv6対応のドライバーやファームウェアが古い
- ネットワーク機器のIPv6トンネル設定の不具合
- プロバイダーのIPv6サービスに問題がある場合
自分でできる対処方法(順番に試す)
- Wi-Fiルーターとパソコンを再起動して、接続状況をリセットする(外部要因の切り分け)。
- Windowsのネットワーク設定でIPv6を一時的に無効にして、Wi-Fiの安定性を確認する(ソフトウェア要因の判断)。
- ネットワークアダプターのドライバーを最新に更新する(ソフトウェア要因の改善)。
- ルーターのファームウェアを確認し、更新があれば適用する(外部要因の改善)。
- 可能であれば、別のWi-Fiネットワークに接続して同様の問題が出るか試す(問題の切り分け)。
これらの手順で改善しない場合は、IPv6設定の詳細な見直しやルーターの専門的な設定が必要になることが多いため、無理せず専門家に相談しましょう。
放置するとどうなるか
専門的な補足(故障が疑われるケース)
・ルーター内部のIPv6機能の故障や不具合
・パソコンのネットワークアダプターのハードウェア障害
・プロバイダー側のIPv6サービス障害
これらは分解や高度な設定変更が必要になることも多いため、無理に操作せず専門の修理業者やプロバイダーのサポートに相談することをおすすめします。
再発を防ぐためのヒント
- ルーターのファームウェアは定期的に最新の状態に保つ
- Windowsやネットワークアダプターのドライバーもこまめに更新する
- IPv6設定を変更する際は、操作前に現在の設定を控えておく
- 不安定を感じたら早めに再起動や設定確認を行う
- プロバイダーのIPv6サービス情報や障害情報をチェックする
