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[記事公開日]2025/12/30
Q. 動画再生ソフトだけ音が消えるのは何が悪い?
もくじ
パソコントラブルQ&A
Q.
動画再生ソフトだけ音が消えるのは何が悪い?
A.
動画再生ソフトだけ音が出ない場合、ソフトの設定やWindowsの音声設定に問題があることが多いです。ハードウェアの故障よりも、ソフトウェアの切り分けが重要です。ここではまず基本的な確認から始めて、問題の切り分け方法を順に説明します。
まず確認してほしいこと
動画再生ソフトだけ音が消える問題は、ソフト固有の設定やWindowsの音声管理が影響している可能性が高いです。まずは以下の点を順に確認し、問題の切り分けを行いましょう。
🔎 切り分け手順(デスクトップ/ノート/一体型)
どの機種でも基本的なソフトや音声設定の確認は共通です。デスクトップは外部スピーカーの接続、ノートは内蔵スピーカーの設定も合わせて確認しましょう。一体型も内蔵スピーカーの設定を重点的に見てください。
- パソコン全体の音声が出るか、他のアプリで確認する(例:音楽プレイヤーやYouTubeなど)。ここで音が出れば、ハードウェアの問題は少ないと判断できます。
- 動画再生ソフトの音量設定やミュート状態を確認する。ソフト内に独自の音声設定がある場合は特に注意してください。
- Windowsの音量ミキサーで、動画再生ソフトの音量がミュートや極端に小さくなっていないか確認する(タスクバーのスピーカーアイコンを右クリック → 「音量ミキサーを開く」)。
- 外部スピーカーやヘッドホンの接続状態を確認し、別の音源で音が出るか試す。
この症状が起きる理由について
動画再生ソフトだけ音が出ないのは、ソフトの音声設定やWindowsの音量管理が正常に連動していないことが原因です。ハードウェア自体は正常でも、特定のアプリだけ音声が遮断されることがあります。音声出力の切り替えやドライバーの問題も影響する場合があります。
よくある原因
- 動画再生ソフト内の音声ミュートや音量設定が低い
- Windowsの音量ミキサーで該当ソフトの音量がミュートまたは低音量
- 音声出力デバイスの切り替えミス(ヘッドホンやスピーカーの選択間違い)
- 音声ドライバーの不具合や更新不足
- ソフトの一時的な不具合や設定破損
自分でできる対処方法(順番に試す)
- 他のアプリで音が出るか確認し、ハードウェアの問題を切り分ける。
- 動画再生ソフトの音量設定を確認し、ミュートを解除する。これでソフト内の問題を切り分けられます。
- Windowsの音量ミキサーで該当ソフトの音量を確認し、ミュート解除や音量調整を行う。ここでWindows側の設定問題を見極めます。
- 音声出力デバイスを確認し、正しいスピーカーやヘッドホンに切り替える。これで出力先の問題を切り分けます。
- 動画再生ソフトを再起動、またはパソコンを再起動して一時的な不具合を解消する。
- 音声ドライバーの更新をWindows Updateやメーカーサイトで確認し、最新にする。
これらで改善しない場合は、ソフトの再インストールや専門的な診断が必要になることがあります。
放置するとどうなるか
動画再生ソフトだけ音が出ない状態を放置すると、動画視聴の楽しみが損なわれるだけでなく、ソフトの設定がさらに複雑になりトラブル解決が難しくなる可能性があります。音声関連の問題は他のアプリやシステム全体にも影響を及ぼすことも考えられますので、早めの対応が望ましいです。
専門的な補足(故障が疑われるケース)
ソフトやWindowsの設定を見直しても音が出ない場合、音声ドライバーの破損やハードウェアの故障が疑われます。特に音声出力端子の断線やスピーカーの故障、内部のサウンドチップの問題などが考えられます。こうした場合は分解や専門的な診断が必要になるため、無理に自己対応せず専門業者に相談することをおすすめします。
再発を防ぐためのヒント
- 動画再生ソフトやWindowsの音量設定を定期的に確認する
- 音声ドライバーは最新の状態に保つ
- 複数の音声出力デバイスを使う場合は、使用前に正しい出力先を選択する
- ソフトのアップデートをこまめに行い、不具合修正を適用する
- パソコンの再起動を定期的に行い、ソフトの一時的な不具合を防ぐ
まとめ
動画再生ソフトだけ音が消える場合は、まずソフト内の音量設定やWindowsの音量ミキサー、音声出力デバイスの確認から切り分けを始めましょう。多くの場合は設定の見直しで改善しますが、改善しない場合はドライバーの問題やハードウェア故障の可能性もあります。無理に分解や難しい操作をせず、専門家に相談することが安心です。
