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［記事公開日］2025/12/30
Q. Bluetoothキーボードのペアリングが完了しないのはなぜ？
もくじ
パソコントラブルQ&A
Q.
Bluetoothキーボードのペアリングが完了しないのはなぜ？
A.
Bluetoothキーボードのペアリングが完了しない場合、接続の問題や設定の誤り、電源の状態など複数の原因が考えられます。緊急性は通常高くありませんが、使えないと作業に支障が出るため、順を追って原因を切り分けることが大切です。ここではまず確認すべきポイントから始め、原因の可能性を段階的に見極める方法をご案内します。
まず確認してほしいこと
Bluetoothキーボードのペアリングが完了しない場合は、まず「切り分け」の基本として以下の3つの軸で原因を探ります。
1) 外部要因（キーボードの電源や距離、他のBluetooth機器の影響）
2) ソフトウェア要因（パソコンのBluetooth設定やドライバー）
3) 内部ハードウェア要因（キーボードやパソコンのBluetoothモジュールの故障）
🔎 切り分け手順（デスクトップ／ノート／一体型）
– デスクトップ：Bluetoothアダプターの有無やUSB接続状況を確認してください。内蔵されていない場合は外付けアダプターの状態も重要です。
– ノートパソコン：内蔵Bluetoothのオン・オフ設定やバッテリー残量を確認してください。バッテリーが極端に減っていると通信に影響することがあります。
– 一体型パソコン：ノートと同様に内蔵Bluetoothの設定を確認し、外部干渉の可能性も考慮してください。
まずはキーボードの電源が入っているか、パソコンのBluetoothが有効か、距離が近いかなど簡単に確認できる点から試してください。
この症状が起きる理由について
Bluetoothキーボードのペアリングは無線で機器同士を認識・接続する作業です。電波の届きにくさや設定の不一致、機器の電源状態などが影響し、正しく通信が確立できないとペアリングが完了しません。複数の要素が絡むため、原因は一つとは限らず段階的に確認が必要です。
よくある原因
- キーボードの電源が入っていない、またはバッテリー切れ
- パソコン側のBluetooth機能がオフになっている
- ペアリングモードになっていない（キーボード側の操作不足）
- パソコンのBluetoothドライバーが古い、または不具合がある
- 他のBluetooth機器との干渉や接続制限
- Bluetoothアダプターの故障や認識不良（特にデスクトップの場合）
自分でできる対処方法（順番に試す）
- キーボードの電源を確認し、可能なら電池交換や充電を行う（電源関連の切り分け）
- パソコンのBluetoothがオンになっているか設定画面で確認する（ソフトウェア要因の切り分け）
- キーボードをペアリングモードにしてから再度接続を試みる（外部要因の切り分け）
- パソコンを再起動し、Bluetoothドライバーの更新を確認する（ソフトウェア要因の切り分け）
- 他のBluetooth機器を一時的にオフにして干渉を避ける（外部要因の切り分け）
- デスクトップの場合はBluetoothアダプターの接続状態を確認し、別のUSBポートに差し替えてみる（外部要因の切り分け）
これらの手順で改善しない場合は、内部ハードウェアの故障の可能性も考えられるため、無理せず専門家に相談することをおすすめします。
放置するとどうなるか
ペアリングできない状態を放置すると、キーボードが使えず作業効率が落ちるだけでなく、場合によっては他のBluetooth機器との接続にも影響が出る可能性があります。また、問題の原因が電池切れやハードウェアの劣化であれば、放置することで改善が難しくなることも考えられます。
専門的な補足（故障が疑われるケース）
キーボードの電源を入れても反応がない、またはパソコンがBluetooth機器を認識しない場合は、キーボード内部のBluetoothモジュールやパソコンのBluetoothアダプターの故障が疑われます。特にデスクトップの外付けアダプターは接触不良や故障が起こりやすいです。こうした場合は分解や部品交換が必要になるため、無理に自分で対応せず専門の修理業者に相談することが安全です。
再発を防ぐためのヒント
- キーボードの電池残量を定期的に確認し、充電や交換を行う
- パソコンのBluetoothドライバーやOSを最新の状態に保つ
- 不要なBluetooth機器はオフにして干渉を減らす
- キーボードとパソコンの距離を適切に保ち、障害物を避ける
- 使用しないときはキーボードの電源を切ることでバッテリーを節約する
まとめ
Bluetoothキーボードのペアリングが完了しない場合は、まず電源や設定、接続状態など外部要因からソフトウェア、内部ハードウェアへと段階的に切り分けて原因を探ることが重要です。自分でできる簡単な対処法もありますが、故障の可能性がある場合は無理せず専門家に相談するのが安心です。焦らず順を追って確認しましょう。
