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［記事公開日］2025/12/30
Q. Windows更新後に音が完全に出なくなるのはなぜ？
もくじ
パソコントラブルQ&A
Q.
Windows更新後に音が完全に出なくなるのはなぜ？
A.
Windowsの更新後に音が全く出なくなる問題は、主にソフトウェアの設定やドライバーの不具合が原因で起こることが多いです。緊急性は高くない場合もありますが、音が出ないと操作に支障が出るため早めの確認が望まれます。ここでは、まず確認してほしいポイントから順に原因の切り分け方法と対処法を説明します。
まず確認してほしいこと
Windows更新後の音が出ない問題は、原因が多岐にわたるため、順を追って切り分けることが大切です。ここでは「🔎 切り分け手順（デスクトップ／ノート／一体型）」を含め、まず誰でもできる基本の確認を紹介します。
共通の確認ポイント
- 音量ミキサーやスピーカーの音量設定がミュートや極端に小さくなっていないか確認する
- 外部スピーカーやイヤホンが正しく接続されているか、ケーブルの緩みや断線がないかチェックする
- Windowsのサウンド設定で正しい再生デバイスが選択されているか確認する
- パソコンを再起動してみる（更新の適用が完了していない場合があるため）
🔎 切り分け手順（デスクトップ／ノート／一体型）
- デスクトップ：外付けスピーカーやUSBオーディオ機器の接続状況を確認。内蔵スピーカーがない機種も多いため、接続機器の切り分けが重要です。
- ノートパソコン：内蔵スピーカーとイヤホンジャックの切り替え設定を確認。バッテリー残量が極端に少ない場合はパフォーマンスに影響することもあります。
- 一体型パソコン：内蔵スピーカーが主なので、外部接続機器よりもソフトウェア設定の確認を優先。分解が難しいためハードウェアの自己対応は避けるのが無難です。
ここまでの確認で音が出ない場合は、ソフトウェアやドライバーの問題が疑われます。次のセクションで詳しく説明します。
この症状が起きる理由について
Windowsの更新プログラムはシステムの動作を最適化する一方で、音声関連のドライバーや設定ファイルが上書き・変更されることがあります。その結果、音声出力が正しく機能しなくなることがあります。特にドライバーの互換性問題や設定のリセットが主な理由です。
よくある原因
- Windowsアップデートによるオーディオドライバーの不具合や非対応
- サウンド設定の初期化や再生デバイスの変更
- 外部スピーカーやヘッドホンの接続不良
- 音声サービス（Windows Audioサービス）が停止している
- 更新失敗やシステムファイルの破損
自分でできる対処方法（順番に試す）
- 音量ミキサーと再生デバイスの設定を見直す（設定の問題を切り分け）
- Windowsの「サウンドトラブルシューティング」を実行する（自動診断で問題を検出）
- デバイスマネージャーでオーディオドライバーを確認し、問題があれば再インストールや更新を試みる（ドライバーの問題を切り分け）
- Windowsの更新履歴を確認し、問題のある更新プログラムをアンインストールする（更新が原因か判断）
- パソコンを再起動し、音声サービスが正常に起動しているか確認する（サービスの問題を切り分け）
これらの操作で改善しない場合は、ハードウェアの故障やより深刻なシステム障害の可能性があるため、専門家への相談をおすすめします。
放置するとどうなるか
音が出ない状態を放置すると、動画視聴や音声通話、通知音の確認ができず、パソコンの利便性が大きく損なわれます。また、問題の根本原因がシステムの不具合やドライバーの破損であれば、他の機能にも影響が及ぶ可能性があります。早めの対処が望ましいです。
専門的な補足（故障が疑われるケース）
オーディオドライバーの再インストールや設定変更で改善しない場合、内蔵サウンドカードの故障や基板の問題が考えられます。特に一体型やノートパソコンでは分解が難しく、自己対応は推奨されません。こうした場合は無理せず修理業者や専門サポートに相談するのが安全です。
再発を防ぐためのヒント
- Windows更新の前にシステムの復元ポイントを作成しておく
- 定期的にドライバーの公式サイトで最新の状態を確認する
- 更新後は音声関連の動作確認を早めに行う
- 不具合が起きたらすぐにトラブルシューティングツールを活用する
- 重要なデータはこまめにバックアップしておく
まとめ
Windows更新後に音が出なくなる問題は、ソフトウェアの設定やドライバーの不具合が主な原因です。まずは音量設定や接続の確認から始め、トラブルシューティングやドライバーの再インストールを試してみましょう。自己対応で改善しない場合やハードウェアの故障が疑われる場合は、無理せず専門家に相談することが安心です。
