[登録されているタグ]印刷できない | 設定ミス | 認識しない
[記事公開日]2025/12/31
Q. プリンターがオフライン表示になる理由は?
もくじ
パソコントラブルQ&A
Q.
プリンターがオフライン表示になる理由は?
A.
プリンターがオフライン表示になるのは、パソコンがプリンターと正常に通信できていない状態を示します。緊急性は高くない場合が多いですが、印刷ができないため早めの対処が望まれます。ここでは、まず基本的な確認と切り分けのポイントを説明し、原因や対処方法を順にご案内します。
まず確認してほしいこと
プリンターがオフライン表示になる原因はさまざまですが、まずは以下のポイントで切り分けを行いましょう。
🔎 切り分け手順(デスクトップ/ノート/一体型)
どの機種でも共通して行える基本的な確認から始めます。
- プリンターの電源が入っているか、エラー表示がないかを確認する
- プリンターとパソコンの接続ケーブル(USBやLAN)がしっかり差さっているか確認する
- ネットワークプリンターの場合は、プリンターが同じネットワークに接続されているか確認する
- パソコン側でプリンターの状態を「オフライン」から「オンライン」に切り替えられるか確認する
- パソコンの再起動やプリンターの再起動を試す(ソフトウェア要因の切り分け)
これらの確認で外部要因やソフトウェア要因をある程度切り分けられます。
機種による違いは、ノートパソコンや一体型は持ち運びや内蔵機器の関係で接続環境が変わることがあるため、接続方法の確認が特に重要です。デスクトップはケーブルの物理的な接続確認がしやすいです。
ここまでで解決しない場合は、内部ハードウェアの問題やドライバーの不具合の可能性が考えられますので、無理せず専門家に相談することをおすすめします。
この症状が起きる理由について
プリンターがオフライン表示になるのは、パソコンがプリンターの状態を「使用不可」と認識しているためです。これは通信が途絶えたり、設定が誤っていたりするために起こります。プリンター自身が電源オフやエラー状態の場合も同様の表示になります。
よくある原因
- プリンターの電源が切れている、またはスリープ状態になっている
- USBケーブルやネットワーク接続が外れている、または不安定
- パソコン側のプリンター設定が「オフライン」モードになっている
- プリンタードライバーの不具合や古いバージョン
- ネットワークプリンターの場合、IPアドレスの変更やネットワーク障害
- プリンター本体の故障や内部エラー
自分でできる対処方法(順番に試す)
- プリンターの電源を入れ直し、エラー表示がないか確認する(外部要因の切り分け)
- USBケーブルやネットワークケーブルを抜き差しして接続を確認する(外部要因の切り分け)
- パソコンの「デバイスとプリンター」からプリンターの状態を確認し、「オフライン使用」のチェックを外す(ソフトウェア要因の切り分け)
- パソコンとプリンターを両方再起動してみる(ソフトウェア要因の切り分け)
- プリンタードライバーの更新や再インストールを試す(ソフトウェア要因の切り分け)
- ネットワークプリンターの場合、プリンターのIPアドレス設定を確認し、パソコンと同じネットワークにあるか確認する(外部要因の切り分け)
これらの手順で解決しない場合は、内部ハードウェアの問題が疑われますので無理せず専門家に相談しましょう。
放置するとどうなるか
プリンターがオフラインのままだと印刷ができず、作業が滞る可能性があります。また、設定や接続の問題が悪化すると、より複雑なトラブルにつながることも考えられます。早めに対処することでスムーズな利用が可能になります。
専門的な補足(故障が疑われるケース)
プリンター内部のハードウェア故障や基板の問題がある場合、電源は入るが通信ができない、または頻繁にオフラインになることがあります。こうした場合は分解や部品交換が必要になることも多いため、無理に自分で修理せず、専門の修理業者に相談するのが安全です。
再発を防ぐためのヒント
- プリンターの電源は使用後も定期的に入れ直す
- USBケーブルやネットワークケーブルはしっかり接続し、断線や緩みがないか確認する
- プリンタードライバーやパソコンのOSは最新の状態に保つ
- ネットワークプリンターの場合はIPアドレスの固定設定を検討する
- プリンターのエラーメッセージやインジケーターをこまめにチェックする
まとめ
プリンターがオフライン表示になる原因は多岐にわたりますが、まずは電源や接続、設定の基本的な切り分けから始めることが重要です。ソフトウェアの問題が多いものの、内部故障の可能性も否定できません。無理に分解や修理を試みず、状況が改善しない場合は専門家に相談することをおすすめします。安心して使い続けるために、日頃のメンテナンスも心がけましょう。
