[記事公開日]2025/12/31
Q. ネットが遅いときDNS設定を変えるのは有効?
もくじ
パソコントラブルQ&A
まず確認してほしいこと
1) 外部要因(周辺機器・接続・設定)
– ルーターやモデムの再起動を試す
– 有線接続と無線接続で速度を比較する
– 他の端末でも同じ症状が出ているか確認する
2) ソフトウェア要因(Windowsの設定・ドライバー・DNS設定)
– DNS設定が自動か手動かを確認する
– セキュリティソフトやファイアウォールの影響を疑う
3) 内部ハードウェア要因(パソコン本体の問題)
– ネットワークアダプターのドライバー更新を確認
– ハードウェア故障の可能性は専門家に相談を
🔎 切り分け手順(デスクトップ/ノート/一体型)
機種による違いは、ノートパソコンは無線LANの影響を受けやすく、移動して電波状況を確認しやすい点が特徴です。デスクトップは有線接続が主流でケーブルの接続不良が原因になりやすいです。一体型はノートに近い無線環境が多いですが、分解が難しいためハードウェア故障は専門家に任せるのが安全です。
この症状が起きる理由について
よくある原因
- DNSサーバーの応答が遅いまたは不安定
- ルーターやモデムの不具合や設定ミス
- 無線LANの電波干渉や距離による速度低下
- パソコンのネットワークドライバーの問題
- インターネット回線自体の混雑や障害
自分でできる対処方法(順番に試す)
- ルーターとモデムの電源を切り、30秒ほど待ってから再起動する(外部要因の切り分け)
- 有線接続が可能ならケーブルで接続して速度を比較する(接続環境の切り分け)
- パソコンのDNS設定を自動取得に戻すか、Google Public DNS(8.8.8.8など)やCloudflare DNS(1.1.1.1)に変更してみる(DNS設定の切り分け)
- ネットワークアダプターのドライバーを最新に更新する(ソフトウェア要因の切り分け)
- セキュリティソフトやファイアウォールの一時無効化で影響を確認する(ソフトウェア要因の切り分け)
これらの手順で改善しない場合は、回線業者や専門の修理業者に相談することをおすすめします。
放置するとどうなるか
専門的な補足(故障が疑われるケース)
再発を防ぐためのヒント
- 定期的にルーターやモデムの再起動を行う
- 信頼できるDNSサーバーを設定しておく(例:Google Public DNS、Cloudflare DNS)
- ネットワークドライバーやWindowsのアップデートを怠らない
- 無線LANの電波環境を整え、周囲の干渉を減らす
- 不調を感じたら早めに専門家に相談する
