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[記事公開日]2026/02/04
Q. BIOS設定が失敗するとデータは消えますか?
もくじ
パソコントラブルQ&A
Q.
BIOS設定が失敗するとデータは消えますか?
A.
BIOS設定の失敗が直接データ消失につながることは基本的に少ないです。BIOSはパソコンの起動やハードウェアの動作を管理する部分で、保存されているデータ自体には直接影響しません。ただし、設定によっては起動しなくなったり、ストレージが認識されなくなることがあるため、問題の切り分けと慎重な対応が必要です。ここではまず確認してほしいことから順に説明します。
まず確認してほしいこと
BIOS設定の失敗が疑われる場合は、まず以下の点を確認し、問題の切り分けを行いましょう。
🔎 切り分け手順(デスクトップ/ノート/一体型)
パソコンの形状によって確認しやすいポイントが異なります。
・デスクトップは電源ケーブルや内部の接続状態を確認しやすいです。
・ノートパソコンはバッテリーの状態や外部接続機器の影響を考慮します。
・一体型は内部のアクセスが難しいため、外部要因を重点的に確認します。
共通の基本チェック
- パソコンの電源を切り、数分待ってから再起動する
- 外付け機器(USBメモリ、外付けHDDなど)をすべて外す
- BIOS画面に入れるか確認する(起動時に指定キーを押す)
- BIOSの設定変更を行った場合は、設定を初期値に戻すリセット操作を試みる
これらの確認で「BIOSが正常に起動するか」「ストレージが認識されているか」を判断し、問題の切り分けを進めます。
この症状が起きる理由について
BIOSはパソコンの基本的なハードウェア設定を管理しており、起動時に最初に動作します。設定ミスや更新失敗があると、パソコンが正常に起動しなくなったり、ストレージが認識されないことがあります。しかし、BIOSはデータ保存領域とは別の部分なので、設定失敗だけでデータが消えることは基本的にありません。
よくある原因
- BIOS設定で起動ドライブの優先順位が変わった
- BIOSアップデート(フラッシュ)が途中で失敗した
- 設定変更によりストレージが認識されなくなった
- CMOS電池の消耗や不具合による設定リセット
- ハードウェア故障が隠れている場合もある
自分でできる対処方法(順番に試す)
- パソコンの電源を切り、数分待ってから再起動し、BIOS画面に入れるか確認する(BIOS起動の切り分け)
- BIOS設定を初期状態に戻す(リセット)操作を試す(設定ミスの切り分け)
- 外付け機器をすべて外し、起動を試みる(外部要因の切り分け)
- BIOSアップデートを途中で止めてしまった場合は、メーカーの公式手順を確認し慎重に対応する
- CMOS電池の交換はノートパソコンや一体型では難しいため、無理せず専門家に相談する
これらの手順で、問題の原因をソフトウェア設定かハードウェアかの大まかな判断ができます。
放置するとどうなるか
BIOS設定の問題を放置すると、パソコンが起動しなかったり、ストレージが認識されずデータにアクセスできなくなる可能性があります。データ自体が消えるわけではありませんが、状態が悪化すると修復が難しくなることも考えられます。早めの対応が望ましいです。
専門的な補足(故障が疑われるケース)
BIOSアップデートの失敗やCMOSチップの故障、マザーボードの不具合がある場合は、パソコンが起動しなくなることがあります。この場合は内部のハードウェア交換や修理が必要になるため、無理に分解や修理を試みず、専門の修理業者に相談することをおすすめします。データの安全を優先し、自己判断での作業は控えましょう。
再発を防ぐためのヒント
- BIOS設定を変更する前に、現在の設定をメモや写真で記録しておく
- BIOSアップデートは電源の安定した環境で行う
- 設定変更は必要最低限にとどめ、わからない場合は専門家に相談する
- 定期的に重要なデータのバックアップをとる習慣をつける
- パソコンの電源を急に切らないように注意する
まとめ
BIOS設定の失敗が直接データ消失を引き起こすことはほとんどありませんが、起動できなくなったりストレージが認識されない問題は起こり得ます。まずは基本的な切り分けを行い、設定のリセットや外部要因の確認を試みましょう。内部故障やアップデート失敗の疑いがある場合は、無理せず専門家に相談することが安全です。大切なデータを守るためにも、日頃からバックアップを心がけてください。
