[記事公開日]2026/08/17
Windows 11でWi-Fiアダプターに黄色い!マークが付くときの対処法
Windows 11でWi-Fiが使えなくなり、デバイスマネージャーを見ると無線LANアダプターに黄色い「!」マークが付いていることがあります。
黄色い「!」は、Windowsがそのデバイスに問題を検出しているサインです。原因はWi-Fiドライバーの不具合だけではなく、デバイスの起動失敗、ドライバー未導入、Windows Update後の不整合、スリープ復帰失敗、無線LANカードやマザーボード側のハードウェア異常など複数あります。
この症状では、最初に「ドライバーを削除すれば直る」と決めつけないことが重要です。まずデバイスの状態に表示されるエラーコードを確認し、Code 10・28・31・43などの違いに応じて対処します。
先に結論:Wi-Fiアダプターのプロパティを開き、「デバイスの状態」に表示されるCode番号を記録してください。その後、PC再起動、PCメーカー公式Wi-Fiドライバーの確認、必要に応じたドライバー更新・再インストールの順に進みます。Code 43が繰り返す場合はハードウェア故障も候補です。
まず黄色い「!」マークの意味を確認する
デバイスマネージャーの黄色い警告マークは、「Wi-Fiにつながらない」という症状そのものではなく、WindowsがWi-Fiアダプターに何らかのデバイスエラーを検出している状態です。
確認手順:
- スタートボタンを右クリックする
- 「デバイス マネージャー」を開く
- 「ネットワーク アダプター」を展開する
- 黄色い「!」が付いたWi-Fiアダプターをダブルクリックする
- 「全般」タブの「デバイスの状態」を確認する
- 表示されるエラーコードを記録する
ここに表示されるCode番号によって確認内容が変わります。
よくあるエラーコードの意味
| Code | Windows側の意味 | 主な確認方向 |
|---|---|---|
| Code 10 | デバイスを開始できない | ドライバー、再起動、ハードウェア |
| Code 22 | デバイスが無効 | デバイスを有効化 |
| Code 28 | ドライバーがインストールされていない | 正しいドライバー導入 |
| Code 31 | Windowsが必要なドライバーを読み込めない | ドライバー更新・再インストール |
| Code 38 | 以前のドライバーがメモリに残り読み込めない | PC再起動 |
| Code 43 | デバイス側から問題が報告されWindowsが停止 | ドライバー、メーカー診断、ハードウェア |
Microsoftのデバイスマネージャーエラーコード資料でも、Code 10・28・31・43などについて、ドライバー更新・再インストールやハードウェア確認などが案内されています。
1. 最初にPCを再起動する
Wi-Fiアダプターが一時的に正常起動できていないだけなら、再起動で黄色い「!」が消えることがあります。
特に次のケースでは最初に再起動します。
- スリープ復帰後から黄色い「!」が付いた
- Windows Update後からWi-Fiが使えない
- Wi-Fiが突然切れ、その後アダプターに警告が付いた
- Code 38など再起動で改善する可能性があるエラー
再起動後に再度デバイスマネージャーを開き、Code番号が変わっていないかも確認してください。
2. Code 10の場合
MicrosoftはCode 10を「このデバイスを開始できません」と説明しています。
Wi-FiアダプターでCode 10が出る場合は、次を順に確認します。
- PCを再起動する
- PCメーカー公式Wi-Fiドライバーを確認する
- デバイスマネージャーからドライバー更新を試す
- 直前にドライバー更新した場合はロールバックを検討する
- 改善しなければドライバー再インストールを検討する
- 繰り返す場合はハードウェア不良も確認する
Code 10は「必ずドライバー故障」という意味ではありません。ドライバーを更新しても何度も再発する場合は、無線LANカードやマザーボードとの通信異常も候補になります。
3. Code 22の場合
Code 22は、Microsoftの資料では「このデバイスは無効になっています」とされるエラーです。
デバイスマネージャーでWi-Fiアダプターを右クリックし、「デバイスを有効にする」が表示される場合は有効化します。
有効化後、次を確認してください。
- 黄色い「!」が消えるか
- Windowsの「Wi-Fi」項目が戻るか
- SSID一覧が表示されるか
有効にしてもすぐ無効になる場合は、ドライバー・電源管理・ハードウェア側も確認します。
4. Code 28の場合
Code 28は「このデバイスのドライバーがインストールされていません」という状態です。
Windowsを初期化した後、無線LANカードを交換した後、ドライバー削除後などに発生することがあります。
この場合は、PCメーカー公式サイトで正確なPC型番に対応したWi-Fiドライバーを確認してください。
インターネットへ接続できないPCでは、別PCでドライバーをダウンロードしてUSBメモリへ保存し、対象PCへ移します。
非公式ドライバー配布サイトは避ける:Microsoftも、ドライバーはメーカー公式サイトから入手するよう案内しています。無関係なドライバーを手当たり次第に入れると、さらに認識が不安定になる場合があります。
5. Code 31の場合
Code 31は、Windowsがそのデバイスに必要なドライバーを読み込めず、正常動作できない状態です。
MicrosoftはCode 31の推奨対処として、デバイスドライバーの再インストール・更新を案内しています。
まず次を確認します。
- 現在のWi-Fiアダプター型番
- 現在のドライバーバージョン
- PCメーカー公式の最新ドライバー
- Windows Update後から発生したか
ドライバー再インストールを行う前に、復旧用ドライバーを保存します。
6. Code 43の場合
Code 43は、Microsoftの資料では「デバイスを制御するドライバーの一つが、デバイス側で何らかの問題が発生したことをOSへ通知した」状態です。
Wi-FiアダプターでCode 43が出る場合は、次を確認します。
- PC再起動で一時的に戻るか
- PCメーカー公式Wi-Fiドライバーで改善するか
- Windows Update後から発生したか
- スリープ復帰後にだけ発生するか
- 完全シャットダウン後に改善するか
- USB Wi-Fiアダプターなら正常か
MicrosoftはCode 43について、ドライバー再インストールと、改善しない場合のハードウェアメーカーへの確認を案内しています。
Code 43が何度も再発し、ドライバーを入れ直しても改善しない場合は、無線LANカード自体やマザーボード側の故障も疑います。
7. Code 38の場合
Code 38は、以前のデバイスドライバーがメモリに残っているため、新しいドライバーを読み込めない状態です。
MicrosoftはCode 38の推奨対処としてPC再起動を案内しています。
この場合は、最初からドライバー削除やBIOS変更をするのではなく、まず通常の再起動を行ってください。
8. PCメーカー公式のWi-Fiドライバーを確認する
黄色い「!」が付く場合、PCメーカー公式のWi-Fiドライバー確認が重要です。
メーカー製PCでは、Intel・Realtek・MediaTek・Qualcommなどの無線LANチップを搭載していても、PCメーカーが機種ごとに検証したドライバーを提供している場合があります。
確認する情報:
- PCメーカー
- 正確なPC型番
- Windows 11のバージョン
- Wi-Fiアダプター型番
- 現在のドライバーバージョン
Microsoftもドライバーを手動更新する場合、デバイスメーカーの公式サイトからWindowsのバージョン・アーキテクチャに合うドライバーを入手するよう案内しています。
9. デバイスマネージャーからドライバー更新を試す
Microsoftの現在の手順では、デバイスマネージャーから次の方法でドライバー更新を確認できます。
- デバイスマネージャーを開く
- 「ネットワーク アダプター」を展開する
- Wi-Fiアダプターを右クリックする
- 「ドライバーの更新」を選ぶ
- 「ドライバーを自動的に検索」を選ぶ
Windowsが適切なドライバーを見つけない場合は、PCメーカー公式サイトから手動で導入します。
10. Windows Updateのオプション更新を確認する
Windows Updateでは、機種によってネットワークアダプターのオプションドライバーが提供される場合があります。
「設定」→「Windows Update」→「詳細オプション」から、ドライバー更新が提示されているか確認できます。
ただし、黄色い「!」が出ている状態で、利用可能なドライバーをすべて無条件に入れるのではなく、対象デバイスと一致するものか確認してください。
11. Windows Update後に黄色い「!」が付いた場合
Windows Updateやドライバー更新直後から症状が出た場合は、更新履歴を確認します。
Microsoftのドライバー更新資料では、最近のドライバー更新後に問題が発生した場合、デバイスマネージャーから以前のドライバーへロールバックする方法も案内されています。
ロールバックを検討する条件:
- 更新前はWi-Fiが正常だった
- 更新直後からCode 10・31・43などが出た
- 「ドライバーを元に戻す」が選択可能
- PCメーカーに旧版利用の案内や既知問題がある
ただし、古いドライバーにセキュリティ・安定性問題がある場合もあるため、PCメーカーのサポート情報を確認します。
12. ドライバー再インストールは復旧用ドライバーを確保してから行う
MicrosoftのWi-Fiトラブルシューティングでは、他の確認で改善しない場合にネットワークアダプタードライバーをアンインストールし、再起動する方法が案内されています。
しかし、Microsoftは同時にアンインストール前にPCメーカーサイトから最新のネットワークアダプタードライバーを確保しておくよう案内しています。
安全な順番:
- PCの型番を確認する
- PCメーカー公式Wi-Fiドライバーを保存する
- 現在のアダプター名・Code番号を記録する
- デバイスマネージャーからWi-Fiアダプターをアンインストールする
- PCを再起動する
- Windowsが自動認識するか確認する
- 戻らない場合は保存した公式ドライバーを入れる
重要:現在Wi-Fiしかインターネット接続手段がないPCで、復旧ドライバーを用意せずに削除しないでください。ドライバーが自動復旧しないと、ネット接続手段を失うことがあります。
13. 「デバイスのドライバーを削除する」選択肢は慎重に使う
Wi-Fiアダプターをアンインストールするとき、ドライバーパッケージも削除する選択肢が表示される場合があります。
このチェックを入れると、Windows内に残っているドライバーファイルまで削除されることがあります。
再インストール用ドライバーを別媒体へ確保していない場合は、安易に完全削除しないでください。
14. スリープ復帰後にだけ黄色い「!」が付く場合
起動直後は正常なのに、スリープ復帰後だけCode 10やCode 43が出る場合は、ドライバーや電源管理の復帰処理が影響している可能性があります。
次を確認してください。
- 再起動すると必ず正常になるか
- スリープ復帰後だけ再発するか
- AC接続・バッテリー駆動で差があるか
- PCメーカー公式Wi-Fiドライバーで改善するか
スリープ復帰後に限定して発生する場合は、スリープ復帰後だけWi-Fiにつながらないときの対処法を確認してください。
15. Wi-Fiが数分おきに切れた後、黄色い「!」になる場合
Wi-Fiが数分おきに切れ、その後デバイスマネージャーに警告マークが付く場合は、単なる電波の弱さだけではなく、アダプター・ドライバー・電源管理が不安定な可能性があります。
この場合は、Wi-Fiが数分おきに切れるときに確認する省電力設定とドライバーもあわせて確認してください。
16. Wi-Fi項目自体が消えた場合
黄色い「!」が付くだけでなく、Windowsの「設定」からWi-Fi項目自体が消える場合は、Windowsがアダプターを正常利用できていない状態です。
Code 10・43などでデバイスが停止すると、Wi-Fi機能がWindowsの設定画面へ表示されなくなる場合があります。
この症状では、Windows 11でWi-Fiの項目自体が消えたときの原因と対処法を参照し、WLAN AutoConfigやアダプター認識も確認してください。
17. 完全シャットダウン・メーカー指定の電源リセットを試す
通常再起動で改善しないCode 10・43などが、完全に電源を切ることで一時的に改善する場合があります。
デスクトップPCでは、Windowsをシャットダウンした後にAC電源を外し、少し待ってから再接続します。
ノートPCでは内蔵バッテリーを分解して外す必要はありません。
PCメーカーが「電源リセット」「ハードリセット」「ECリセット」などの正式手順を案内している場合は、その手順を優先します。
18. BIOS/UEFI更新は最初に行わない
Wi-Fiアダプターに黄色い「!」が付いたという理由だけで、BIOS/UEFIアップデートを最初に行うのはおすすめしません。
BIOS更新は失敗するとPCが起動できなくなる可能性があります。
次のような場合に限って検討します。
- PCメーカーが該当Wi-Fi不具合への修正を明示している
- 特定無線LANカードの認識問題を修正する更新がある
- メーカーサポートから案内された
まずWindows再起動、公式Wi-Fiドライバー、更新履歴、電源管理を確認してください。
19. ハードウェア故障を疑う条件
ドライバーを入れ直しても黄色い「!」が戻る場合、無線LANカードやマザーボード側の故障も候補になります。
特に次の条件が重なる場合は、ハードウェア側を疑いやすくなります。
- Code 10・43が何度も再発する
- PCメーカー公式ドライバーでも改善しない
- 完全シャットダウン直後だけ一時的に戻る
- スリープ復帰で高確率に再発する
- デバイスマネージャーからアダプター自体が消えることがある
- USB Wi-Fiアダプターでは正常に通信できる
ノートPCの内蔵Wi-Fiカード交換には分解が必要で、アンテナコネクターや内蔵バッテリーを傷つける可能性があります。保証期間中や分解経験がない場合はメーカー・修理業者へ相談してください。
20. USB Wi-Fiアダプターで切り分ける
内蔵Wi-FiアダプターがCode 10・43などを繰り返す場合、USB Wi-Fiアダプターを使うとWindows全体の問題か、内蔵Wi-Fi側の問題かを切り分ける材料になります。
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USB Wi-Fiでは安定するのに内蔵Wi-Fiだけ黄色い「!」になる場合は、内蔵アダプター・ドライバー・電源管理・ハードウェア側へ原因を絞りやすくなります。
21. ネットワークリセットは黄色い「!」の第一選択ではない
黄色い「!」はデバイス自体のエラーを示しているため、IPアドレス・DNSなどの設定だけをリセットしても改善しない場合があります。
MicrosoftはWi-Fiトラブルの最終手段の一つとしてネットワークリセットを案内していますが、Code 10・28・31・43ではまずドライバー・デバイス状態を確認する方が優先です。
VPN、Hyper-V、仮想スイッチ、固定IPなどを利用しているPCでは、ネットワークリセット後に再設定が必要になる場合があります。
エラーコード別の対処早見表
| Code | 最初に行うこと | 改善しない場合 |
|---|---|---|
| 10 | 再起動・公式ドライバー確認 | 再インストール・ハードウェア確認 |
| 22 | デバイスを有効化 | 再度無効になる原因を確認 |
| 28 | 正しい公式ドライバーを導入 | ハードウェアID・機種対応を確認 |
| 31 | ドライバー更新 | 再インストール・更新履歴確認 |
| 38 | PC再起動 | ドライバー状態確認 |
| 43 | 再起動・公式ドライバー | メーカー診断・ハードウェア確認 |
よくある質問
黄色い「!」マークが付いたらWi-Fiカードの故障ですか?
故障とは限りません。ドライバー未導入、ドライバー破損、Windows Update後の不整合、デバイス無効などでも表示されます。まずエラーコードを確認してください。
Code 10とCode 43は同じですか?
同じではありません。Code 10はデバイスを開始できない状態、Code 43はデバイス側から問題が報告されWindowsが停止した状態です。ただし、どちらもドライバーとハードウェアの両方を確認する必要があります。
Code 28なら何をすればよいですか?
ドライバーがインストールされていない状態です。PCメーカー公式サイトから正確な機種用Wi-Fiドライバーを入手して導入してください。
Code 43が再起動すると直りますが、また出ます
一時的にアダプターが再初期化されている可能性があります。PCメーカー公式ドライバー、スリープ・電源管理、Windows Update履歴を確認し、繰り返す場合はハードウェア故障も疑います。
Windows Update後から黄色い「!」が付きました
PCメーカー公式Wi-Fiドライバーを確認し、更新履歴を確認してください。最近更新されたドライバーが原因と明確に判断できる場合は、デバイスマネージャーの「ドライバーを元に戻す」も検討できます。
ドライバーをアンインストールしても大丈夫ですか?
先に再インストール用ドライバーを確保してから行ってください。MicrosoftもWi-Fiドライバー削除前にPCメーカーサイトからバックアップ用ドライバーを入手するよう案内しています。
ネットワークリセットで黄色い「!」は直りますか?
デバイスドライバーやハードウェアエラーが原因なら、ネットワークリセットだけでは改善しない場合があります。Code番号を確認し、ドライバー・ハードウェアを先に確認してください。
USB Wi-Fiアダプターで使えるなら内蔵Wi-Fiは故障ですか?
内蔵Wi-Fi側の問題を疑いやすくなりますが、必ずハードウェア故障とは限りません。内蔵アダプター用ドライバー、電源管理、BIOS/UEFI、接触不良なども確認対象です。
まとめ
Windows 11でWi-Fiアダプターに黄色い「!」マークが付いた場合は、次の順番で確認します。
- Wi-Fiアダプターの「デバイスの状態」でCode番号を確認する
- PCを再起動する
- Code 22ならデバイスを有効化する
- Code 28なら正しいWi-Fiドライバーを導入する
- Code 10・31・43ならPCメーカー公式ドライバーを確認する
- デバイスマネージャーからドライバー更新を確認する
- Windows Updateの履歴・オプションドライバーを確認する
- 更新直後なら必要に応じてドライバーのロールバックを検討する
- 再インストール前に復旧用ドライバーを保存する
- 必要ならWi-Fiドライバーをアンインストールして再起動する
- スリープ復帰後だけ出るなら電源管理も確認する
- 完全シャットダウン・メーカー指定の電源リセットを試す
- Code 10・43が繰り返す場合はハードウェア故障も確認する
- USB Wi-Fiアダプターで内蔵Wi-Fiとの比較を行う
- BIOS更新・ネットワークリセットは最初に行わない
黄色い「!」マークが付いたときに最も重要なのは、警告マークだけを見るのではなくエラーコードを確認することです。Code 10・28・31・43などで原因の方向性が異なるため、コードに合わせてドライバー・電源管理・ハードウェアを順番に切り分けてください。
