[記事公開日]2026/08/17
[最終更新日]2026/08/19
Windows 10からWindows 11へ移行後に音が出ないときの確認手順
Windows 10からWindows 11へ移行したあと、それまで正常だった内蔵スピーカーやヘッドホンから音が出なくなることがあります。
この症状では、スピーカーそのものの故障だけでなく、出力先がHDMI・Bluetoothへ切り替わった、Windows 11移行時にオーディオドライバーが変わった、オーディオデバイスが無効になった、Windows Audioサービスが正常に起動していないなど、Windows側の変化が原因になる場合があります。
最初からドライバーを削除したりBIOS/UEFI設定を変更したりする必要はありません。まず音量・出力先・接続状態を確認し、その後にトラブルシューティング、Windows Update、メーカー公式ドライバーへ進むと安全に切り分けできます。
先に結論:Windows 11移行後に音が出ないときの確認順序
- ミュートと音量を確認する
- 現在の「出力デバイス」が内蔵スピーカーになっているか確認する
- HDMIモニター・Bluetooth機器・USBヘッドセットを一度外す
- Windows 11を再起動する
- Get Helpのオーディオトラブルシューティングを実行する
- サウンド設定でデバイスが無効になっていないか確認する
- デバイス マネージャーでオーディオデバイスの認識状態を確認する
- Windows Updateとオプションのドライバー更新を確認する
- PCメーカー公式のWindows 11用オーディオドライバーを確認する
- 移行・更新直後から症状が出た場合はドライバーのロールバックを確認する
- Windows Audio関連サービスを再起動する
- 最後にドライバー再インストールやハードウェア故障を検討する
まず症状を分ける
| 症状 | 優先して確認する場所 |
|---|---|
| 音量アイコンは正常だが音が出ない | 出力先、ミュート、アプリ音量、HDMI・Bluetooth |
| 「オーディオ出力デバイスがインストールされていません」 | デバイス マネージャー、ドライバー |
| Realtek Audioなどが消えた | メーカー公式オーディオ・チップセットドライバー |
| HDMI接続後から内蔵スピーカーが鳴らない | 既定の出力デバイス |
| スピーカーは鳴るが特定アプリだけ無音 | 音量ミキサー、アプリ側の出力設定 |
| Windows Update直後から無音 | オーディオドライバー更新・ロールバック |
| ヘッドホンだけ鳴る/スピーカーだけ鳴る | 出力切替、ジャック検出、メーカーオーディオソフト |
1. まずミュートと音量を確認する
Windows 11移行後は、音量設定が以前と同じとは限りません。
- タスクバー右側のスピーカーアイコンをクリックします。
- ミュートになっていないか確認します。
- 音量を30~50程度まで上げて確認します。
- キーボードのミュートキー・音量キーも確認します。
MicrosoftもWindows 11の音が出ない場合、最初にミュートや音量コントロールを確認するよう案内しています。
ノートPCでは、キーボード上のスピーカーアイコン付きキーを誤って押してミュートになっていることもあります。
2. 出力デバイスが内蔵スピーカーになっているか確認する
Windows 11移行後に最も確認したいのが音の出力先です。
タスクバーのスピーカーアイコンを開き、音量スライダー横の出力先選択を確認します。
表示例:
- Speakers (Realtek Audio)
- スピーカー
- ヘッドホン
- モニター名(HDMI/DisplayPort)
- テレビ名
- Bluetoothイヤホン
- USB Audio Device
内蔵スピーカーから鳴らしたい場合は、PC内蔵の「スピーカー」や「Realtek Audio」などを選択します。
Microsoftも、複数のオーディオ出力がある場合は正しい出力デバイスを選ぶことを最初の確認項目として案内しています。
3. HDMIモニターが出力先になっていないか確認する
外部モニターやテレビをHDMI/DisplayPortで接続している場合、Windows 11移行後に音声の既定出力がディスプレイ側へ切り替わることがあります。
特に、スピーカーを内蔵していないモニターが出力先になると、Windows上では音を再生しているのに何も聞こえません。
Microsoftも、外部モニターにスピーカーがないのに既定出力として選ばれていると音が出ないことがあると案内しています。
切り分けでは、HDMI/DisplayPortケーブルを一度外して内蔵スピーカーから音が出るか確認すると分かりやすくなります。
4. Bluetoothイヤホン・USBヘッドセットを一度切り離す
Windows 11移行前にBluetoothイヤホンやUSBヘッドセットを使用していた場合、それらが既定出力になっていることがあります。
一度次を外して確認してください。
- Bluetoothイヤホン・ヘッドホン
- USBヘッドセット
- USBオーディオインターフェース
- ドッキングステーション
- HDMIモニター・テレビ
外した状態で、出力先をPC内蔵スピーカーへ戻します。
5. 有線ヘッドホンが挿さったままになっていないか確認する
Microsoftの一般的なオーディオ確認でも、ヘッドホンが接続されているとスピーカーが鳴らない場合があるため、いったん外して確認するよう案内しています。
3.5mmイヤホンジャックへ何も挿していないのにWindows側が「ヘッドホン接続中」と判断している場合は、ジャック検出やメーカーのオーディオドライバーも確認します。
6. Windows 11を再起動する
Windows 10から11への移行直後は、ドライバー更新やオーディオサービスの再構成が完了していないことがあります。
一度「再起動」を実行してください。
- 作業中のデータを保存します。
- スタートを開きます。
- 電源 → 「再起動」を選びます。
- 起動後に出力先と音量を再確認します。
Microsoftも、オーディオデバイスが検出されない場合の対処としてWindows再起動を案内しています。
7. Get Helpのオーディオトラブルシューティングを実行する
MicrosoftはWindows 11の音声トラブルでは、Get Helpアプリの自動オーディオトラブルシューティングを最初に利用するよう案内しています。
自動診断では、オーディオデバイス、サービス、一般的な設定などを確認し、修復可能な問題は自動で対処します。
Windows 11の画面構成は更新によって変わるため、スタートメニューで「Get Help」または「ヘルプを表示」を検索し、音声・オーディオのトラブルシューティングを実行してください。
8. 「設定 → システム → サウンド」で出力を確認する
Windows 11の詳細な音声設定は次から確認できます。
設定
→ システム
→ サウンド
「出力」で次を確認します。
- 使用したいスピーカーが表示されるか
- そのスピーカーが選択されているか
- 音量が0になっていないか
- デバイスが無効になっていないか
スピーカー自体が「出力」に存在しない場合は、後半のデバイス マネージャー確認へ進みます。
9. 「その他のサウンド設定」でデバイスが無効になっていないか確認する
MicrosoftはWindows 11で、サウンド設定の「その他のサウンド設定」から再生デバイスの有効・無効を確認する手順も案内しています。
設定
→ システム
→ サウンド
→ その他のサウンド設定
→ 再生
対象のスピーカーを選択して「プロパティ」を開き、「デバイスの使用状況」が有効になっているか確認します。
以前に使用しないデバイスとして無効化していた設定がWindows 11へ引き継がれている場合があります。
10. 音量ミキサーで特定アプリだけミュートになっていないか確認する
Windowsの通知音は鳴るのに、ブラウザー・動画プレーヤー・Teamsなど特定アプリだけ音が出ない場合は、PC全体のオーディオ故障ではない可能性があります。
「設定 → システム → サウンド → 音量ミキサー」を開き、対象アプリの音量と出力先を確認してください。
アプリごとに別の出力デバイスが指定されている場合があります。
11. オーディオ拡張機能を一度オフにする
Microsoftは、オーディオ拡張機能が原因で音声問題が起きる場合があり、無効化で改善することがあると案内しています。
設定
→ システム
→ サウンド
→ 使用中の出力デバイス
→ オーディオの拡張機能
→ オフ
Windows 11移行後にメーカー独自の音響機能やドライバーが変わった場合、以前の拡張機能との組み合わせで問題が出ることがあります。
オフにして音が戻るか確認し、変化がなければ元へ戻しても構いません。
12. デバイス マネージャーでオーディオデバイスを確認する
出力デバイス自体が表示されない場合は、デバイス マネージャーを確認します。
主に確認する場所:
- サウンド、ビデオ、およびゲーム コントローラー
- オーディオの入力および出力
- システム デバイス
- その他のデバイス
一般的な表示例:
- Realtek(R) Audio
- High Definition Audio Device
- Intel Smart Sound Technology
- AMD High Definition Audio Device
- NVIDIA High Definition Audio
HDMI音声用のAMD/NVIDIAデバイスと、PC内蔵スピーカー用Realtekなどは別デバイスです。名前だけで無効化・削除しないでください。
13. オーディオデバイスが無効なら有効化する
Microsoftは、オーディオ出力が検出されない場合に、デバイス マネージャーで対象デバイスが無効になっていないか確認するよう案内しています。
対象デバイスを右クリックし「デバイスを有効にする」が表示される場合は、無効状態です。
有効化後にWindowsを再起動し、サウンド設定へ出力デバイスが戻るか確認します。
14. オーディオデバイスが見えない場合は「非表示のデバイス」と再スキャンを確認する
Microsoftの現行サポートでは、オーディオデバイスがデバイス マネージャーに見えない場合、次を確認するよう案内しています。
- デバイス マネージャーを開きます。
- 「表示 → 非表示のデバイスの表示」を選びます。
- 「操作 → ハードウェア変更のスキャン」を実行します。
以前のRealtek Audioなどが薄く表示される場合は、Windows 11移行後にドライバー・ハードウェア認識が変わった可能性があります。
Realtek Audio自体が消えた場合は、Realtek Audioがデバイスマネージャーから消えたときの確認手順も参考になります。
15. 黄色い警告マークがある場合はエラーコードを確認する
オーディオデバイスに黄色い警告マークがある場合は、右クリックして「プロパティ」を開き、「デバイスの状態」に表示されるコードを記録してください。
代表例としてCode 10などがあります。
エラーコードを確認せずにデバイスを削除するより、コードとドライバーバージョンを確認した方が原因を絞り込みやすくなります。
16. Windows Updateを確認する
Windows 11移行直後は、追加のドライバーや修正がWindows Updateから配信されることがあります。
設定
→ Windows Update
→ 更新プログラムのチェック
Microsoftは、Windows 11で推奨ドライバーをWindows Update経由で自動取得する仕組みを案内しています。
更新を適用したら、再起動要求が表示されていなくても一度PCを再起動して音を確認してください。
17. オプションのドライバー更新を確認する
Microsoftによると、Windows 11のオプションドライバーは自動ではインストールされません。
設定
→ Windows Update
→ 詳細オプション
→ オプションの更新プログラム
Audio、Realtek、Intel、AMDなどのドライバーが表示されている場合は内容を確認します。
ただし、機種専用のオーディオ構成ではPCメーカー公式ドライバーが必要な場合があるため、次の手順も確認してください。
18. PCメーカー公式のWindows 11用オーディオドライバーを確認する
Windows 10から11への移行後に音が出なくなった場合、PCメーカーが提供するWindows 11用オーディオドライバーを優先して確認します。
必要な情報:
- PCメーカー
- 正確な型番
- Windows 11のバージョン
- デバイス マネージャーに表示されるオーディオデバイス名
メーカー公式サポートで探す名称:
- Audio Driver
- Realtek Audio Driver
- Intel Smart Sound Technology Driver
- Chipset Driver
- Audio Console/Audio Control
Microsoftも、オーディオドライバーが欠落・非互換の場合はPCまたはサウンドカードメーカーの公式サポートから、そのWindowsバージョンに対応する最新ドライバーを入れるよう案内しています。
非公式のドライバー配布サイトや「一括ドライバー更新ソフト」は使用しないでください。
19. オーディオドライバーだけでなくチップセット側も確認する
比較的新しいノートPCでは、Realtek AudioだけでなくIntel Smart Sound Technologyなどのシステムデバイスを経由して音声機能が構成されている場合があります。
そのため、Windows 11へ移行後にRealtekだけ入れ直しても直らない場合があります。
PCメーカー公式ページに次がある場合は、機種向けの推奨順序・説明を確認してください。
- Chipset Driver
- Intel Serial IO
- Intel Smart Sound Technology
- AMD Chipset Driver
- Audio Driver
別機種向けのドライバーを流用しないことが重要です。
20. Windows 11移行直後から音が出ないならドライバーのロールバックを確認する
Windows 10では正常で、Windows 11移行または直後のWindows Updateから無音になった場合は、現在のオーディオドライバーが原因の可能性があります。
Microsoftは、更新後に音が出なくなった場合、以前のドライバーへ戻すことで改善する場合があると案内しています。
- デバイス マネージャーを開きます。
- 「サウンド、ビデオ、およびゲーム コントローラー」を展開します。
- 対象オーディオデバイスを右クリックして「プロパティ」を開きます。
- 「ドライバー」タブを開きます。
- 「ドライバーを元に戻す」が利用可能か確認します。
- 実行後はPCを再起動します。
Microsoftによると、「ドライバーを元に戻す」は以前のドライバーバージョンが残っている場合だけ利用できます。
Windows Update後に内蔵スピーカーだけ鳴らなくなった場合は、Windows Update後に内蔵スピーカーから音が出なくなったときの確認方法も参考になります。
21. Windows Audio関連サービスを再起動する
ドライバーが正常に見えるのに音が出ない場合、Windows Audioサービスが正常に動いていないことがあります。
Microsoftは、更新後に音が止まった場合の対処として次のサービスの再起動を案内しています。
- Windows Audio
- Windows Audio Endpoint Builder
確認手順:
Win + Rを押します。services.mscと入力します。- 「Windows Audio」を右クリックして「再起動」を選びます。
- 「Windows Audio Endpoint Builder」も再起動します。
- 音を確認します。
Microsoftの一般的なオーディオ手順ではRemote Procedure Call (RPC)も関連サービスとして案内されていますが、RPCはWindowsの多数の機能が利用する重要サービスです。通常は設定変更せず、既定状態で動作していることを確認するに留めてください。
22. 既定のオーディオ形式を変更して確認する
オーディオデバイス自体は認識されているのに無音の場合、Microsoftは「既定の形式」を変更してテストする手順も案内しています。
設定
→ システム
→ サウンド
→ その他のサウンド設定
→ 再生
→ 対象デバイスのプロパティ
→ 詳細
「既定の形式」を別の一般的な設定へ変更し、テストします。
ただし、原因がドライバー未検出の場合はこの設定を変更しても改善しません。デバイスが正常に表示されている場合だけ試してください。
23. ドライバー再インストールは後半の手段にする
Windows Update、メーカー公式ドライバー、ロールバック、サービス再起動でも改善せず、対象オーディオデバイスを正確に特定できる場合はドライバー再インストールを検討します。
注意:削除前に、PCメーカー公式のWindows 11用オーディオドライバーを保存しておくと安全です。ネット接続があってもWindows Updateだけで機種固有の音響機能まで復元できるとは限りません。
また、RealtekだけでなくIntel Smart Sound Technologyなど関連ドライバーがある構成では、メーカー手順を優先してください。
「サウンド、ビデオ、およびゲーム コントローラー」にある項目を全部削除しないでください。
24. BIOS/UEFI設定は最後に確認する
一部のPCでは、BIOS/UEFIにオンボードオーディオ・Audio Controllerなどの有効/無効設定が存在する場合があります。
ただし、Windows 10では音が出ていてWindows 11移行後だけ無音になった場合、BIOS設定が突然変わる可能性は高くありません。
デバイス マネージャーにオーディオコントローラー自体がまったく出ず、メーカー公式ドライバー・チップセットドライバーでも認識しない場合に、PCメーカー公式マニュアルで該当設定の有無を確認してください。
注意:BIOS/UEFIで無関係な設定を変更すると、起動・ストレージ・BitLockerなどへ影響する場合があります。公式資料に該当項目がある場合だけ確認してください。
25. BIOSアップデートは最初に行わない
PCメーカーがWindows 11のオーディオ互換性修正としてBIOS更新を案内している場合は候補になりますが、音が出ないという理由だけで最初にBIOSアップデートする必要はありません。
BIOS更新前には:
- 正確なPC型番を確認する
- 更新内容に該当する修正があるか確認する
- ACアダプターを接続する
- BitLocker回復キーを必要に応じて確認する
- メーカー公式手順を読む
を行ってください。
26. USBオーディオ機器でハードウェア切り分けを行う
内蔵オーディオデバイスがどうしても認識せず、Windows 11自体の音声再生機能が動いているか確認したい場合は、Windows 11対応のUSBオーディオアダプターやUSBヘッドセットで切り分ける方法があります。
USBオーディオでは正常に音が出るなら、Windows全体よりも内蔵オーディオデバイス・ドライバー・スピーカー回路側へ原因を絞りやすくなります。
※当サイトではアフィリエイト広告を利用しています。リンク先の商品を購入した場合、当サイトに報酬が発生することがあります。
内蔵オーディオの切り分け・一時的な代用として:
-
Windows 11対応 USBオーディオ変換アダプター(3.5mm):
Amazonで検索 /
Yahoo!ショッピングで検索
購入前に、Windows 11対応、PC側USB端子、使用するヘッドホン/スピーカーの3.5mm端子仕様を確認してください。
27. USBオーディオは鳴るが内蔵スピーカーだけ鳴らない場合
USBオーディオでは正常に音が出る一方、内蔵スピーカーだけ無音なら、次の候補が強くなります。
- Realtekなど内蔵オーディオドライバー
- Intel Smart Sound Technology等の関連ドライバー
- 内蔵スピーカー配線
- ヘッドホンジャックの誤検出
- 内蔵スピーカー故障
- オーディオアンプ回路
メーカー公式ドライバーを適用しても改善せず、ヘッドホン・USB音声は正常なら、修理を検討する段階です。
28. ヘッドホンは鳴るが内蔵スピーカーだけ鳴らない場合
3.5mmヘッドホンからは音が出るのに内蔵スピーカーだけ鳴らない場合、Windowsの音声処理全体は動いている可能性が高くなります。
次を確認してください。
- 出力先が「スピーカー」になっているか
- ヘッドホンを抜いた後に出力先が切り替わるか
- メーカーのAudio Consoleでジャック設定が誤っていないか
- 内蔵スピーカーのテストで音が出るか
ヘッドホンを抜いてもWindowsがヘッドホン接続中と判断している場合、ジャックセンサー・ドライバー側の問題も考えられます。
29. 内蔵スピーカーもヘッドホンも鳴らない場合
どちらも鳴らず、出力デバイスも見えない場合は、オーディオドライバー・オーディオコントローラーの認識を優先します。
Windows 11でオーディオデバイス自体が認識されない場合は、🔊 Windows 11でオーディオデバイスが認識されないときの確認事項も確認してください。
30. 音量アイコンに×が付いている場合
タスクバーのスピーカーアイコンに×が付き、出力デバイスを選べない場合は、単純なミュートよりも「オーディオデバイスがWindowsに認識されていない」「サービスが動いていない」可能性があります。
この場合は、出力先選択だけでなくデバイス マネージャー、ドライバー、Windows Audioサービスへ進みます。
31. Windows 10へ戻すのは最初の対処にしない
音が出ないという理由だけで、すぐWindows 11からWindows 10へ戻す必要はありません。
まず、出力先、Windows Update、メーカー公式オーディオドライバー、ロールバック、サービスを確認してください。
PCメーカーがその機種をWindows 11非対応としており、Windows 11用オーディオ・チップセットドライバーも提供していない場合は、そもそものOS互換性を見直す必要があります。
Windows 10の通常サポートは2025年10月14日に終了しているため、長期利用ではWindows 11正式対応環境へ移行する方が安全です。
結果別の切り分け表
| 確認結果 | 原因候補 |
|---|---|
| 出力先をスピーカーへ戻したら改善 | HDMI・Bluetooth等への既定出力変更 |
| オーディオ拡張をOFFにして改善 | 音響拡張機能とドライバーの相性 |
| デバイス マネージャーに音声機器がない | ドライバー・チップセット・ハードウェア認識 |
| メーカー公式ドライバーで改善 | Windows 11移行時のドライバー互換性 |
| ロールバックで改善 | 移行・Windows Update時の新しいドライバー |
| Windows Audio再起動で改善 | オーディオサービスの一時不具合 |
| USBオーディオだけ正常 | 内蔵オーディオ・スピーカー・専用ドライバー |
| ヘッドホンだけ正常 | 内蔵スピーカー・ジャック検出・出力設定 |
おすすめの確認順序まとめ
- ミュート・音量を確認する
- 出力先を内蔵スピーカーへ戻す
- HDMI・Bluetooth・USB音声機器を外して確認する
- Windows 11を再起動する
- Get Helpのオーディオ診断を実行する
- サウンド設定でデバイスが無効になっていないか確認する
- 音量ミキサー・オーディオ拡張機能を確認する
- デバイス マネージャーで認識状態を確認する
- Windows Updateを適用する
- オプションのドライバー更新を確認する
- PCメーカー公式のWindows 11用オーディオ・チップセットドライバーを確認する
- 移行直後の症状ならドライバーのロールバックを確認する
- Windows Audio関連サービスを再起動する
- 必要なら既定のオーディオ形式を変更してテストする
- 最後にドライバー再インストール・ハードウェア故障を検討する
避けたい対処
- 出力先を確認せずドライバーを削除する
- Realtek・Intel・AMD・NVIDIAの音声デバイスをまとめて削除する
- 非公式のドライバー更新ソフトを使う
- 別機種向けオーディオドライバーを流用する
- 音が出ないだけでWindows Audio関連サービスを無効化する
- 原因不明のままBIOS/UEFI設定を変更する
- 音声問題だけを理由に最初からBIOSアップデートする
- 音が出ないだけでWindows 11を初期化する
よくある質問
Windows 10では音が出ていたのにWindows 11では無音です
Windows 11移行時に出力先・オーディオドライバー・サービス状態が変わった可能性があります。まず出力先を確認し、その後にWindows UpdateとPCメーカー公式のWindows 11用オーディオドライバーを確認してください。
HDMIをつないだらノートPCのスピーカーから音が出なくなりました
音声出力がHDMIモニターへ切り替わっている可能性があります。「設定 → システム → サウンド」の出力から内蔵スピーカーを選択してください。
「オーディオ出力デバイスがインストールされていません」と表示されます
デバイス マネージャーでオーディオデバイスが認識されているか確認してください。見えない場合は「非表示のデバイスの表示」「ハードウェア変更のスキャン」、その後にメーカー公式ドライバーを確認します。
Realtek Audioがありません
Windows 11移行時にドライバーが外れた、Intel Smart Sound Technology等の関連ドライバーが不足している、オーディオデバイス自体が認識されていない可能性があります。PCメーカー公式の機種別ドライバーを確認してください。
Windows Update後から音が出ません
最新更新を適用した上で、オーディオドライバー更新を確認します。直前のドライバー更新から症状が始まった場合は、Microsoftが案内する「ドライバーを元に戻す」も候補です。
Windows Audioを再起動してもよいですか?
はい。Microsoftも音声トラブル時にWindows AudioとWindows Audio Endpoint Builderの再起動を案内しています。音声再生中のアプリは一度閉じてから行ってください。
ドライバーを全部削除して再認識させれば直りますか?
おすすめしません。HDMI音声、Bluetooth、内蔵Realtekなど複数デバイスがあるため、対象を特定してから操作してください。PCメーカー公式ドライバーを事前に用意しておくと安全です。
USBオーディオアダプターで音が出ればPCは故障していませんか?
Windowsの音声再生機能は動いていると判断しやすくなりますが、内蔵オーディオデバイス・内蔵スピーカー・ジャック・基板側の故障は残ります。原因切り分けとして有効です。
BIOSを更新すれば直りますか?
メーカーが該当機種のWindows 11音声問題をBIOS更新で修正すると案内している場合は候補ですが、通常の初手ではありません。まず出力設定とドライバーを確認してください。
参考:Microsoft公式情報
- Fix sound or audio problems in Windows – Microsoft Support
- Fix missing or undetected audio output device in Windows – Microsoft Support
- Fix audio stops working after a Windows update in Windows – Microsoft Support
- Update Audio drivers in Windows – Microsoft Support
- Automatically get recommended and updated hardware drivers – Microsoft Support
