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[記事公開日]2026/08/17
[最終更新日]2026/08/19

CMOS電池切れで起きる症状まとめ|時刻ずれ以外のサイン

パソコンの時計が毎回ずれる、電源ケーブルを抜くとBIOS/UEFI設定が初期化される、起動時に「CMOS Battery Low」「Time-of-day not set」「Checksum」などの警告が出る場合、CMOS電池・RTCバックアップ電池の消耗が原因になっていることがあります。

CMOS電池切れというと「時刻が狂うだけ」と思われがちですが、機種によってはBIOS/UEFI設定が保持されない、起動順序やハードウェア設定が既定値へ戻る、起動時にF1/F2入力を求められるなど、時刻ずれ以外の症状が出ることがあります。

Dellも、CMOSコイン電池が消耗したときの代表的な症状として、BIOSの日付・時刻が正しくない、電源断後にBIOS設定が失われる、時刻関連エラーが出ることを案内しています。

ただし、最近のノートPCや小型PCでは、独立した交換式CR2032ではなく、メインバッテリーからRTCへ給電する機種や、配線付きの専用電池を使う機種もあります。「CMOS電池=必ずCR2032」と決めつけないでください。

CMOS電池・RTC電池は何をしている?

PCの電源を切り、AC電源も外した状態でも、マザーボード上では日時を保持するRTC(Real-Time Clock)や一部のファームウェア設定を維持するために小さなバックアップ電源が使われます。

一般的なデスクトップPCではCR2032型のコイン電池が使われることが多く、Dellも同社デスクトップのCMOS電池としてCR2032を案内しています。

一方、ASUSのNUC向け案内では、CR2032セルでも配線とコネクタが付いた形状を使うモデルがあります。またDellは、一部の新しいノートPCでは独立したCMOSコイン電池を省略し、メインバッテリー側でRTCを保持する設計も案内しています。

このため、交換を考えるときは必ずPC本体の型番とサービスマニュアルを確認してください。

CMOS電池切れで起きやすい症状一覧

症状 CMOS電池との関係 他に考えられる原因
日付・時刻が毎回ずれる 代表的な症状 Windows時刻同期、タイムゾーン設定
AC電源を抜くとBIOS設定が戻る 強く疑う症状 CMOSクリアジャンパー、基板故障
起動時にCMOS/RTC警告が出る 電池消耗の可能性が高い BIOS設定リセット、基板不良
F1/F2でBIOS確認を求められる 日時・設定消失後に出ることがある 他のPOSTエラー
起動順序が元に戻る 機種によって起こる BIOS更新、設定変更
設定していた仮想化・ファン・メモリ設定が戻る 機種によって起こる BIOS初期化、更新
電源を抜いた後だけ起動挙動が変わる RTC保持失敗の可能性 PSU、マザーボード

1. Windowsの時計だけでは判断しない

CMOS電池が弱っていても、Windowsが起動してインターネットへ接続すると、自動的に時刻同期されて正しい時間へ戻ることがあります。

そのため、Windowsの時計だけを見ているとCMOS電池切れに気付きにくいことがあります。

確認するときは、Windows起動後ではなくBIOS/UEFI画面の時刻も確認してください。

特に次の流れならCMOS電池を疑いやすくなります。

  1. PCをシャットダウンする
  2. デスクトップPCならAC電源ケーブルを外す
  3. しばらくしてから再度電源を入れる
  4. BIOS/UEFI画面で日付・時刻を確認する
  5. 毎回大きく戻る、初期日時になる場合はバックアップ電源を疑う

会社PCや特殊な機器では電源管理方法が決められている場合があるため、運用ルールを優先してください。

2. 起動時に「Time-of-day not set」「Clock stopped」などが出る

CMOS/RTC電池が消耗すると、メーカーによっては起動時に日時関連のエラーメッセージが表示されます。

Dellは代表例として、時刻・日付の不正、Time-of-day clock stoppedなどの警告を案内しています。

サーバーや一部UEFI機器では、RTC時間消失、コイン電池低下、CMOSチェックサムエラーなど、より具体的なコードが表示されることもあります。

エラー文は写真を撮り、正確な表記を控えてください。単に「BIOSエラー」と覚えるより、原因を調べやすくなります。

3. 「CMOS Battery Low」と表示される

機種によっては、起動時に「CMOS Battery Low」「RTC Battery Low」など、電池の低下を直接示す警告が出ることがあります。

ASUSのNUC向け案内でも、CMOS電池とスタンバイ電源の両方が失われた場合、BIOSの日付・時刻が不正になったり「CMOS Battery Low」と表示されたりすることがあると説明されています。

このように電池を直接示す警告が出ている場合は、PC型番と交換部品を確認したうえで交換を検討します。

4. BIOS/UEFI設定が電源断後に戻る

日付・時刻だけでなく、BIOS/UEFIで変更した設定がAC電源を外したあとに戻る場合は、CMOS電池・RTCバックアップ電源の消耗が疑われます。

たとえば、機種によって次の設定が初期化されることがあります。

  • 起動順序
  • 仮想化機能
  • ファン設定
  • Wake on LAN
  • オンボードデバイス設定
  • メモリ関連設定
  • 電源復旧時の動作

ただし、最近のUEFIシステムでは設定の保存方法が機種によって異なり、CMOS電池を外してもすべての設定が消えるとは限りません。

「電池を抜けば必ずBIOSが完全初期化される」という前提では作業しないでください。

5. 起動順序が戻ってWindowsが起動しなくなる場合

CMOS電池消耗によってBIOS設定が既定値へ戻る機種では、起動順序が変化し、普段起動しているSSD・Windows Boot Manager以外を先に見に行く場合があります。

その結果、次のような症状になることがあります。

  • 「Boot device not found」などが出る
  • ネットワークブート画面が出る
  • 毎回BIOS画面が開く
  • Windows Boot Managerが起動順の上位から外れる

ただし、SSD故障・接続不良でも同様の症状が出ます。CMOS電池だけを原因と決めつけず、BIOS上でストレージ自体が認識されているか確認してください。

6. ストレージモードなど重要設定が戻る場合は注意する

古いPCや特殊構成では、BIOS設定初期化によってストレージ関連設定が変わり、Windowsが起動しなくなることがあります。

そのためCMOS電池交換やCMOSクリアを行う前に、現在のBIOS設定を写真で記録しておくと安全です。

注意:起動しなくなったからといって、SATAモード、Secure Boot、CSM、TPMなどを推測で変更しないでください。設定変更によって起動不能やBitLocker回復キー要求につながる場合があります。

7. BitLocker回復キーを事前に確認する

Microsoftは、ハードウェア変更やBIOS/UEFI構成の変更をBitLockerが検出すると、回復モードに入る場合があると案内しています。

CMOS電池交換そのものが必ずBitLocker回復を発生させるわけではありませんが、交換に伴ってBIOS/UEFI設定が初期化・変更される可能性があります。

そのため、BitLockerまたはWindowsのデバイス暗号化を使っているPCでは、分解・CMOSリセット・BIOS設定変更の前に回復キーを確認しておくと安全です。

回復キーを確認できない状態で、TPM・Secure Boot・起動モードなどを自己判断で変更しないでください。

8. 起動時にF1/F2入力を求められる場合

日時やBIOS設定が失われると、起動時に警告を表示してF1で続行、F2でセットアップへ進むよう求める機種があります。

Dellの一部システムでも、RTCやコイン電池に関する警告後にF1/F2入力を待つ動作があります。

毎回F1を押せばWindowsが起動する場合でも、根本原因が電池消耗なら放置せず交換を検討してください。

9. BIOSチェックサムエラーが出る場合

起動時に「CMOS Checksum Error」「CMOS checksum bad」などが出る場合、保存されている設定情報と期待値が一致していない状態を示します。

電池消耗で設定保持に失敗している場合もありますが、BIOS更新後、CMOSクリア後、ファームウェア異常などでも表示される可能性があります。

一度設定を保存し直しても、AC電源を外すたびに再発するならCMOS電池を疑いやすくなります。

10. 電源ケーブルを挿している間だけ正常な場合

デスクトップPCでは、AC電源が接続されている間はマザーボードへ待機電力が供給されるため、CMOS電池が弱っていても症状が表面化しにくいことがあります。

ASUSのNUC向け案内でも、AC電源接続中は待機電流によってRTC用電池の負担が減り、寿命が延びると説明されています。

そのため、次のようなケースはCMOS電池を疑う手掛かりになります。

  • 普段は問題ない
  • コンセントを抜いて数時間~数日置くと日時が戻る
  • 再接続後だけBIOS警告が出る
  • BIOS設定を毎回やり直す必要がある

11. Windowsの時刻同期だけの問題か切り分ける

Windowsの時計がずれる原因はCMOS電池だけではありません。

次のケースではWindows側設定を先に確認します。

  • BIOS/UEFIの時刻は正しい
  • Windowsへ入るとだけ時刻がずれる
  • タイムゾーンだけ1時間・数時間ずれる
  • インターネット接続後に正しい時刻へ戻る

Windows側では「設定」→「時刻と言語」→「日付と時刻」で、時刻の自動設定とタイムゾーンを確認してください。

Q. ブルースクリーン後にWindowsの時計が止まるのは異常?も、Windows側の時計表示とハードウェア時計を切り分ける際の参考になります。

12. CMOS電池を交換する前にPC型番を確認する

「CMOS電池が怪しい」と判断しても、いきなりCR2032を購入しないでください。

確認するもの:

  • PC本体型番
  • マザーボード型番
  • サービスマニュアル
  • 現在付いている電池の型番
  • コネクタ付きか、ソケット式か

一般的なデスクトップではCR2032が多い一方、ノートPCでは配線付き電池、専用品、メインバッテリー兼用などさまざまです。

13. デスクトップPCでCR2032が使われている場合

PCのサービスマニュアルでCR2032の交換式コイン電池と確認できた場合は、同じ型番の新品へ交換します。

Dellも、CMOS電池交換時は現在とまったく同じ種類のコイン電池へ交換するよう案内しています。

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既存電池の刻印がCR2032と確認できたデスクトップPCの場合:

購入前に必ず現在の電池型番・電圧・形状を確認してください。配線付き電池や専用コネクタ式、充電式バックアップ電池には、そのまま通常のCR2032を接続できません。

14. CMOS電池交換前にBIOS設定を記録する

CMOS電池を取り外すと、機種によってBIOS/UEFI設定が初期値へ戻ることがあります。

交換前に、必要な設定をスマートフォンなどで撮影しておくと安全です。

特に確認したい項目:

  • 日時
  • 起動順序
  • Windows Boot Managerの位置
  • 仮想化機能
  • Secure Boot
  • ストレージ関連設定
  • ファン設定
  • Wake on LAN
  • メーカー独自設定

すべての項目を変更する必要はありません。現在の状態を記録しておくことが目的です。

15. デスクトップPCで交換する場合の安全手順

機種固有のサービスマニュアルが最優先ですが、一般的には次の流れです。

  1. Windowsをシャットダウンする
  2. PCの電源ケーブルを外す
  3. USB機器など外部ケーブルを必要に応じて外す
  4. 静電気対策を行う
  5. ケースを開ける
  6. CMOS電池の向き・型番を確認する
  7. 固定爪を無理に曲げずに電池を取り外す
  8. 同じ種類の新品電池を同じ向きで取り付ける
  9. ケースを戻し、電源を入れる
  10. BIOS/UEFIの日付・時刻・必要設定を確認する

Dellは同社デスクトップの交換手順で、電源ケーブルを外し、静電気を逃がしてから同じ種類のコイン電池へ交換するよう案内しています。

注意:金属工具で電池のプラス端子とマイナス端子を同時に触れて短絡させないでください。マザーボード上の部品をこじらないよう注意します。

16. ノートPCは無理に分解しない

ノートPCでは、CMOS/RTC電池がキーボード下、マザーボード裏面、パームレスト内部など深い位置にあることがあります。

また、近年の一部モデルでは独立したCMOS電池そのものがありません。

次の場合は、自分での交換を避けた方が安全です。

  • 底面を外してもRTC電池が見つからない
  • マザーボード取り外しが必要
  • 電池がはんだ付けされている
  • 配線付き専用品だが型番が分からない
  • メインバッテリーの取り外し手順が不明
  • メーカー保証期間中

分解前にメーカーのサービスマニュアルで「RTC battery」「coin-cell battery」「CMOS battery」などの項目を確認してください。

17. 電池交換後は日時だけでなく起動設定も確認する

交換後の初回起動では、BIOS/UEFIの日付・時刻だけでなく、Windowsが正常に起動するか確認してください。

必要に応じて、交換前に記録した設定と比較します。

ただし、よく分からない設定をすべて元に戻す必要はありません。PCが正常起動し、必要な機能が使えているなら、不要な変更は避けます。

18. BitLocker回復画面が出た場合

電池交換後やBIOS設定変更後にBitLocker回復キー入力画面が出た場合は、48桁の回復キーが必要です。

Microsoftは、ハードウェアやファームウェア構成の変化を検出した場合にBitLocker回復が必要になることがあると案内しています。

回復キーが分からない場合に、TPMクリアやWindows初期化を先に行わないでください。Microsoftアカウント、会社・学校の管理者、保存済みの回復キーを確認します。

19. 新しい電池へ交換しても症状が直らない場合

新品・正しい型番の電池へ交換しても日時やBIOS設定が保持されない場合は、電池以外を疑います。

候補:

  • 電池の向きが逆
  • 電池ホルダーの接触不良
  • 配線付き電池のコネクタ接触不良
  • CMOSクリアジャンパーの位置異常
  • マザーボード側RTC回路の故障
  • BIOS/UEFIの不具合

特に新品電池でもAC電源を抜くたびにBIOS設定が戻る場合は、マザーボード側の故障も検討します。

マザーボード故障を疑う症状まとめ|電源・USB・映像・POSTも参考にしてください。

20. CMOSクリアとCMOS電池交換は目的が違う

CMOSクリアはBIOS/UEFI設定を意図的に既定値へ戻す操作で、電池交換はバックアップ電源を正常化する作業です。

IntelやASUSは、CMOSクリア方法として専用ジャンパー、Clear CMOSボタン、電池取り外しなどを案内していますが、具体的なジャンパー位置・待ち時間はマザーボードごとに異なります。

CMOS電池が弱っているか確認したいだけなら、いきなりジャンパーでCMOSクリアする必要はありません。

設定を意図的に消す操作になるため、現在のBIOS設定とBitLocker回復キーを確認してから行います。

21. BIOS更新はCMOS電池切れの最初の対処ではない

日時が保持できない症状に対して、BIOSを更新すればCMOS電池の電圧が回復するわけではありません。

起動時に明確なCMOS Battery Low、時刻消失、AC電源断後の設定消失があるなら、まずRTCバックアップ電源を確認します。

BIOS更新はメーカーが関連不具合を修正している場合に検討するもので、電池消耗そのものの交換代わりにはなりません。

22. 「電源が入らない」はCMOS電池だけで説明しない

CMOS電池切れで起動時の警告やBIOS設定初期化が起こることはありますが、電源ボタンを押しても完全無反応、ファンもLEDも一切動かない症状を、CMOS電池だけで決めつけるのは危険です。

完全無反応では、ACアダプター、PSU、電源スイッチ、マザーボードなども確認する必要があります。

今後の切り分けとして、PCケースの電源スイッチ故障かマザーボード故障か切り分ける方法も参考になります。

CMOS電池切れを疑いやすい組み合わせ

組み合わせ CMOS電池の疑い
BIOS時刻ずれ+AC電源を抜いた後だけ再発 高い
CMOS Battery Low+日時初期化 非常に高い
日時ずれ+BIOS設定も毎回初期化 高い
Windowsの時計だけ数時間ずれる 低~中。タイムゾーンも確認
電源が完全無反応だけ 低い。電源系を優先
新品電池でも設定保持できない 電池以外の基板側故障を疑う

おすすめの確認順序

  1. WindowsだけでなくBIOS/UEFIの日付・時刻を確認する
  2. 起動時のCMOS/RTC関連メッセージを記録する
  3. AC電源を外した後だけ症状が再発するか確認する
  4. BIOS設定まで初期化されていないか確認する
  5. PC本体型番とRTC/CMOS電池の仕様を確認する
  6. BitLocker利用中なら回復キーを確認する
  7. BIOS設定を写真で記録する
  8. 交換式電池なら同じ型番の新品へ交換する
  9. 交換後に日時・起動順序・必要設定を確認する
  10. 新品電池でも再発する場合はマザーボード側を疑う

よくある質問

CMOS電池が切れるとWindowsが起動しなくなりますか?

必ずではありません。多くの場合は時刻ずれやBIOS警告だけで起動できます。ただし機種によって起動順序やストレージ関連設定が既定値へ戻ると、結果的にWindowsが起動しなくなることがあります。

CMOS電池は必ずCR2032ですか?

いいえ。一般的なデスクトップではCR2032が多いですが、配線付き専用品や別型番、独立したRTC電池を持たないPCもあります。既存電池の刻印とPCメーカーのサービスマニュアルを確認してください。

Windowsの時計がずれるだけでCMOS電池交換してよいですか?

先にBIOS/UEFIの時刻も確認してください。BIOS時刻は正しいのにWindowsだけずれる場合は、時刻同期やタイムゾーン設定が原因の可能性があります。

電源ケーブルを挿していると正常ですが、抜くと時刻が戻ります

CMOS/RTCバックアップ電源の消耗を疑いやすい症状です。PC型番から交換電池の有無と部品仕様を確認してください。

CMOS電池を交換するとBIOS設定は消えますか?

機種によります。Dellは一部デスクトップで、CMOS電池を取り外すとBIOS設定が消去されると案内しています。一方、最近のシステムではすべての設定が同じ方法で保持されているとは限りません。交換前に設定を記録してください。

CMOS電池交換後にBitLocker回復キーを求められました

BIOS/UEFI構成の変化をBitLockerが検出した可能性があります。Microsoftが案内する方法で回復キーを確認してください。回復キーがない状態でTPMクリアやWindows初期化を行わないでください。

新品CR2032へ交換しても時刻が戻ります

電池の向き、接触、電池ホルダー、配線、CMOSクリアジャンパー、マザーボードRTC回路などを確認してください。正しい新品電池でも再発する場合は、マザーボード側の故障を疑います。

CMOS電池切れでUSBやLANが使えなくなることはありますか?

電池が直接USBやLANを動かしているわけではありません。ただしBIOS設定が初期値へ戻る機種では、オンボードデバイス設定の変化によって機能が無効・有効へ戻る可能性があります。まずBIOS設定が保持されているか確認してください。

まとめ

CMOS電池切れの代表的な症状は時刻ずれですが、実際にはBIOS/UEFI設定の消失、起動時のRTC/CMOS警告、F1/F2入力要求、起動順序の初期化など、時刻以外のサインが出ることがあります。

特に「AC電源を外した後だけBIOS時刻と設定が戻る」「CMOS Battery LowやTime-of-day関連エラーが出る」という組み合わせは、CMOS/RTCバックアップ電源を疑う有力な手掛かりです。

ただし、すべてのPCが交換式CR2032を使っているわけではありません。ノートPCや小型PCでは配線付き電池やメインバッテリー兼用設計もあるため、PC型番とサービスマニュアルを確認してから交換してください。

交換前にはBIOS設定を記録し、BitLocker利用中なら回復キーも確認しておくと安全です。新品の正しい電池へ交換しても日時・設定保持が直らない場合は、電池ホルダーやマザーボード側RTC回路の故障を検討します。

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