[記事公開日]2026/04/05
[最終更新日]2026/08/14
PCに問題が発生したため再起動しますと表示されたときの原因と対処方法
パソコンを使っている途中で突然「PCに問題が発生したため再起動します」と表示され、そのままWindowsが再起動することがあります。
これはWindowsが重大なエラーを検出したときに表示される停止コードエラーです。一般にブルースクリーン、BSOD、STOPエラーなどと呼ばれます。
Windows 11ではバージョンによって停止画面の色が異なる場合があり、Microsoft公式ではWindows 11 24H2以降について黒い停止画面も案内されています。画面の色よりも、表示された停止コードやエラー名を確認することが重要です。
一度だけ発生して、その後問題なく使える場合は一時的な不具合のこともあります。ただし、何度も繰り返す、フリーズや保存エラーも起きる、異音・異常な発熱がある場合は、ドライバーだけでなくメモリ、HDD/SSD、電源、冷却などのハードウェアも含めて切り分ける必要があります。
最初に確認したいこと
- 停止画面に表示された「停止コード」「Stop code」「エラー名」を記録する
- 一度だけ発生したのか、何度も繰り返しているのか確認する
- 直前にWindows Update、ドライバー更新、アプリ追加をしていなかったか確認する
- 新しいUSB機器、メモリ、グラフィックボードなどを追加していないか確認する
- 本体が異常に熱くなっていないか確認する
- フリーズ、保存エラー、HDDの異音などが以前からなかったか確認する
- 大切なデータのバックアップがあるか確認する
Microsoft公式でも、予期しない再起動はハードウェア、ドライバー、ソフトウェアによって発生する可能性があり、原因を特定する手掛かりとして停止コードやモジュール名を確認するよう案内されています。
Microsoft公式:Windowsの予期しない再起動と停止コードエラーのトラブルシューティング
停止コードを写真に残す
停止画面は短時間で消えて自動再起動することがあるため、スマートフォンなどで画面を撮影しておくと診断しやすくなります。
特に次の情報を記録してください。
MEMORY_MANAGEMENTCRITICAL_PROCESS_DIEDPAGE_FAULT_IN_NONPAGED_AREAIRQL_NOT_LESS_OR_EQUALDRIVER_POWER_STATE_FAILUREWHEA_UNCORRECTABLE_ERROR- 0xから始まるSTOPコード
- 表示されているドライバー名やファイル名
同じ停止コードが毎回出るのか、毎回違うコードが出るのかも重要な手掛かりです。
症状から考えられる主な原因
| 状況 | 考えられる原因 | 最初の確認 |
|---|---|---|
| 一度だけ停止して、その後は正常 | 一時的なWindows・ドライバーエラー | 再発するか様子を見る |
| Windows Update直後から発生 | 更新・ドライバーとの相性 | 更新履歴、デバイスマネージャー |
| 特定のUSB機器接続時だけ発生 | 周辺機器・ドライバー | 対象機器を外して比較 |
| ゲームや動画編集など高負荷時に発生 | 熱、GPU、電源、メモリ | 温度・冷却・ハードウェア状態 |
| 停止コードが毎回変わる | メモリ、電源、マザーボードなど | メモリ診断・ハードウェア診断 |
| フリーズ・保存エラーもある | HDD/SSDの不調 | データ保全を優先 |
| 起動直後から何度も再起動する | ドライバー、Windows、ハードウェア | セーフモード・回復環境 |
1. 一度だけなら再起動後に様子を見る
停止画面が一度だけ表示され、再起動後は普通に使えている場合は、すぐに初期化や部品交換をする必要はありません。
ただし、停止コードを記録し、同じ症状が再発するか確認してください。
同じ日に何度も発生する場合や、毎日繰り返す場合は、一時的なエラーとして放置せず原因を切り分けます。
2. 新しく接続した周辺機器を外す
停止エラーが発生する直前に追加した機器がある場合は、いったん電源を切って取り外し、症状が変わるか確認します。
- USBメモリ
- 外付けHDD/SSD
- USBハブ
- プリンター
- Webカメラ
- ドッキングステーション
- ゲームコントローラー
Microsoft公式でも、停止コードエラーが新しいハードウェア追加後に始まった場合は、その機器を外して再起動することが基本手順として案内されています。
3. 最近のWindows Update・ドライバー更新を確認する
停止エラーが始まる直前にWindows Updateやドライバー更新があった場合は、その変更がきっかけになっている可能性があります。
通常起動できる場合は、「設定」→「Windows Update」→「更新の履歴」を確認します。
また、「デバイス マネージャー」を開き、警告マークが付いている機器がないか確認してください。
Microsoft公式でも、停止コードエラーの基本確認としてデバイスマネージャーを確認し、問題のあるデバイスやドライバーを調べる方法が案内されています。
注意:原因が分からない状態でネットワーク、ストレージ、チップセットなどのドライバーを一括削除するのは避けてください。再起動後に必要なドライバーが自動で戻らない機種もあります。
4. セーフモードで安定するか確認する
通常起動ではブルースクリーンになるものの、セーフモードでは安定して使える場合は、追加されたドライバー、常駐ソフト、サービスなどが影響している可能性があります。
Windowsが起動できる場合は、「設定」→「システム」→「回復」→「PCの起動をカスタマイズする」などからWindows回復環境へ入り、スタートアップ設定からセーフモードを選択できます。
Windowsが正常起動できない場合は、自動修復からWindows回復環境へ入ることがあります。
セーフモードで安定する場合は、直前に追加・更新したアプリやドライバーを優先して確認してください。
5. Cドライブの空き容量を確認する
Windowsのシステムドライブに空き容量がほとんどない状態では、ページファイルや更新処理などに必要な作業領域が不足し、システムが不安定になることがあります。
「設定」→「システム」→「ストレージ」でCドライブの空き容量を確認してください。
Microsoft公式では、停止コードエラーの確認項目として、システムドライブに10~15%程度の空き領域を確保することが推奨されています。
容量不足の場合は、Cドライブの容量が急にいっぱいになったときの原因と安全な対処方法も参考にしてください。
6. メモリの異常を確認する
ブルースクリーンが何度も発生し、停止コードが毎回違う、MEMORY_MANAGEMENTやメモリ関連のエラーが出る場合は、メモリの不調も確認します。
Windowsには「Windows メモリ診断」ツールがあります。
- 作業中のデータを保存します。
- スタートメニューで「Windows メモリ診断」を検索します。
- 「今すぐ再起動して問題の有無を確認する」を選びます。
- 診断完了後、Windowsが再起動します。
詳しい確認方法は、Windowsメモリ診断ツールの使い方も参考にしてください。
メモリエラーが検出されたからといって、互換性を確認せずに新しいメモリを購入しないでください。メモリ規格、容量、速度、電圧、スロット構成、CPU・マザーボードの対応状況などを確認する必要があります。
7. 熱が原因ではないか確認する
ゲーム、動画編集、3D処理など負荷の高い作業中だけ停止エラーや再起動が起きる場合は、CPUやGPUの温度、冷却ファン、通気状態も確認します。
次のような状態は熱トラブルの手掛かりになります。
- 排気口が非常に熱い
- ファンが常に高速回転している
- 吸気口・排気口がホコリで塞がっている
- 高負荷時だけ落ちる
- 夏場や室温が高いときに症状が増える
まず電源を切り、平らで通気のよい場所で冷ましてから確認してください。
ノートPCや一体型PCを、原因が分からない段階で無理に分解する必要はありません。内部清掃やグリス交換は、機種ごとに分解方法が異なり、破損リスクがあります。
8. HDD/SSDの不調を疑う症状がある場合
停止エラーだけでなく、次の症状もある場合はHDD/SSD側の不調を疑います。
- Windowsの起動が以前より極端に遅い
- ファイルを開くと固まる
- 保存時にエラーが出る
- 突然ドライブが認識されなくなる
- HDDからカチカチ・カコンなどの異音がする
ストレージ故障が疑われる場合は、CHKDSKや大量の更新・修復処理より、重要データの保全を先に考えてください。
物理故障が進行しているドライブでは、繰り返し読み書きを行うことで状態が悪化する場合があります。
9. 再発する場合は大切なデータをバックアップする
ブルースクリーンが何度も発生している場合、原因調査中にさらに状態が悪くなる可能性もあります。
Windowsがまだ起動できるうちに、写真、書類、会計データなど重要なファイルを別媒体へコピーしておくことをおすすめします。
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バックアップ用ストレージが必要な場合:
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必要な容量は保存したいデータ量に合わせて選んでください。重要データは1台だけを唯一の保存先にせず、可能であれば別媒体やクラウドにもバックアップを用意すると安全です。
10. システムの復元や回復オプションは後半で検討する
ハードウェア故障の兆候がなく、Windows Updateやドライバー変更後から症状が始まった場合は、システムの復元などの回復オプションが役立つことがあります。
ただし、回復操作はインストール済みアプリやドライバー、設定へ影響する場合があります。
Windowsが起動できない場合や回復環境へ入る場合、BitLockerが有効なPCでは回復キーを求められることがあります。
重要データがある場合は、初期化や再インストールより前にバックアップ可能か確認してください。
イベントログを確認すると原因の手掛かりになる
Windowsが起動できる場合は、「イベント ビューアー」のシステムログに、停止エラーの前後で発生したドライバーやハードウェア関連のエラーが記録されていることがあります。
ただし、イベントログには正常なPCでも警告やエラーが記録されるため、赤いエラーがあるだけで原因と断定しないことが重要です。
停止エラーが発生した時刻と一致するログ、同じエラーが何度も繰り返しているか、停止コードと関連する情報がないかを確認します。
ブルースクリーンが発生する場合、システムのログを確認することで何らかの情報を得ることができますも参考にしてください。
OSの問題かハードウェアの問題かを切り分ける目安
| 状況 | ソフト・ドライバーを疑いやすい | ハードウェアを疑いやすい |
|---|---|---|
| 発生のきっかけ | 特定の更新・アプリ・機器追加後 | 特に変更なしで徐々に悪化 |
| セーフモード | セーフモードでは安定する | セーフモードでも停止する |
| 停止コード | 同じドライバー関連コードが繰り返す | 毎回異なるコードが出ることがある |
| その他の症状 | 特定アプリ使用時だけ発生 | 異音、保存エラー、異常発熱などもある |
これはあくまで目安です。ソフトウェアとハードウェアの症状が似ることもあり、停止コードだけで部品故障を断定することはできません。
やってはいけないこと
- 停止コードを記録せず、何度も再起動だけを繰り返す
- 原因が不明なまま複数のドライバーを一括削除する
- 異音がするHDDへCHKDSKなどの修復処理を繰り返す
- 互換性を確認せずメモリやSSDを購入・交換する
- 重要データがある状態でいきなりWindowsを初期化する
- BitLocker回復キーを確認せず回復・再インストールを進める
- 異臭や異常発熱があるのに使い続ける
確認する順番
- 停止コードを写真・メモで記録する
- 一度だけなら再起動後に再発するか確認する
- 新しく接続した周辺機器を外す
- Windows Update・ドライバー更新履歴を確認する
- セーフモードで安定するか確認する
- Cドライブの空き容量を確認する
- メモリ診断や温度・ストレージ状態を確認する
- 繰り返す場合は重要データをバックアップする
- 必要に応じてシステムの復元や回復オプションを検討する
- ハードウェア故障が疑われる場合は修理・診断を検討する
よくある質問
「PCに問題が発生したため再起動します」は故障ですか?
この表示だけで本体故障とは断定できません。Windowsやドライバーの一時的なエラーでも発生します。ただし、何度も繰り返す、フリーズ・保存エラー・異音などもある場合は、メモリやHDD/SSDなどのハードウェアも確認する必要があります。
Windows 11で画面が青ではなく黒いのですが同じ症状ですか?
Windows 11ではバージョンによって停止コードエラー画面の色や表示が異なる場合があります。Microsoft公式ではWindows 11 24H2以降の黒い停止画面も案内されています。表示されている停止コードやエラー名を確認してください。
一度だけ表示され、その後は普通に使えています
一度だけで再発しない場合は一時的なエラーの可能性もあります。停止コードを記録し、Windows Updateの適用や空き容量を確認しながら様子を見てください。
毎回違う停止コードが表示されます
メモリ、電源、マザーボードなどハードウェアの不安定さでも、毎回異なる停止コードになることがあります。Windowsメモリ診断などで切り分け、異音や保存エラーなどほかの症状も確認してください。
ブルースクリーンが出たら初期化したほうがよいですか?
最初から初期化する必要はありません。ドライバーや周辺機器、メモリ、ストレージなどが原因なら、初期化しても再発する可能性があります。重要データをバックアップし、原因を切り分けてから検討してください。
何度も再起動するため停止コードを読めません
スマートフォンで動画撮影して後から確認すると、短時間しか表示されない停止コードを記録しやすくなります。通常起動が難しい場合は、セーフモードやWindows回復環境での確認も検討してください。
