[記事公開日]2025/03/16
アップデート後にシステムが起動しなくなった場合の対応方法
もくじ [閉じる]
アップデート後にシステムが起動しなくなった場合の対応方法
エラーの概要
Windows 11のアップデート後にシステムが正常に起動しなくなることがあります。この問題が発生すると、Windowsのロゴ画面で止まる、ブルースクリーンが表示される、または無限再起動ループに陥るといった症状が発生します。
よくある状況
- Windowsのロゴ画面で止まる
- 「自動修復を準備しています」の画面から進まない
- ブルースクリーン(BSOD)が表示される
- 無限再起動ループに入る
- 「システムの復元」が失敗する
本記事では、このエラーの原因と解決策を 初心者にもわかりやすく 解説します!
エラーの原因
ソフトウェア関連の原因
Windows Updateの失敗や不完全な更新
システムファイルの破損
ブート構成データ(BCD)の破損
インストールされたドライバーの互換性問題
ハードウェア関連の原因
システムが起動しない場合の基本対処法
セーフモードで起動する
アップデート後にシステムが起動しなくなった場合、セーフモードでの起動を試すことで原因の特定や修正ができることがあります。
手順:
- PCの電源を3回強制的にシャットダウンする(電源ボタンを長押し)
- 「自動修復」画面が表示されたら「詳細オプション」→「トラブルシューティング」
- 「詳細オプション」→「スタートアップ設定」→「再起動」
- 「セーフモード」を選択(「4」または「F4」キーを押す)
セーフモードで起動できた場合は、最新のWindows Updateを削除することで解決する場合があります。
更新プログラムをアンインストールする
最近のWindows Updateが原因で起動しなくなった場合、更新プログラムを削除することで問題を解決できます。
手順:
- 「自動修復」画面から「詳細オプション」→「トラブルシューティング」
- 「詳細オプション」→「更新プログラムのアンインストール」
- 最近の更新プログラムを削除する
- PCを再起動
Windows Updateが原因だった場合、アンインストールすることで解決することがあります。
システムの復元を試す
アップデート前の正常な状態に戻すために「システムの復元」を試すことができます。
手順:
- 「自動修復」画面から「詳細オプション」→「トラブルシューティング」
- 「詳細オプション」→「システムの復元」
- 復元ポイントを選択し、実行する
復元が成功すれば、アップデート前の状態に戻ります。
ブート構成データ(BCD)を修復する
Windowsが正しく起動しない原因として、ブート構成データ(BCD)の破損が考えられます。
手順:
- 「詳細オプション」→「コマンドプロンプト」を開く
- 以下のコマンドを順番に実行する
bootrec /fixmbr bootrec /fixboot bootrec /scanos bootrec /rebuildbcd
- PCを再起動し、正常に起動するか確認
ブート構成が破損していた場合、この方法で修正できます。
まとめ
アップデート後にシステムが起動しなくなった場合の対処法まとめ!
セーフモードで起動 | 「自動修復」→「詳細オプション」→「スタートアップ設定」→「セーフモード」 |
更新プログラムをアンインストール | 「自動修復」→「詳細オプション」→「更新プログラムのアンインストール」 |
システムの復元を実行 | 「自動修復」→「詳細オプション」→「システムの復元」 |
ブート構成データを修復 | 「コマンドプロンプト」で `bootrec /fixmbr` などのコマンドを実行 |
これらを試しても改善しない場合は、Windowsの再インストールを検討しましょう!
他のトラブル解決法もぜひチェックしてください!
- システムファイルを確認・修復する「sfc /scannow」の使い方
- 「システムが予期せずシャットダウンしました」というエラーの原因と対処法
- Windows 11でタスクバーやスタートメニューが応答しないときの対処法
- Windows 11で「ディスク使用率100%」が続くときの原因と解決方法
Windows Updateがエラーで失敗する場合の解決方法
アップデート後にシステムが起動しなくなった場合の対応方法
「explorer.exe」がクラッシュする場合の解決方法
「CRITICAL_PROCESS_DIED」エラーが表示されたときの解決策
Windows 11でブルースクリーン(BSOD)が発生した場合の対処方法
Windows 11でアプリが起動しない場合、何を確認すればよいですか?