[記事公開日]2025/03/16
Windows 11でストレージエラーを確認・修正する「chkdsk」コマンドの使い方
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CHKDSK(チェックディスク)とは?
CHKDSK(Check Disk)コマンドは、Windowsに標準搭載されているディスク診断・修復ツールです。ストレージのエラーをスキャンし、不良セクタの修復やデータの回復を行うことができます。
CHKDSKが必要な状況
- 「ディスクのチェックが必要です」と表示される
- ファイルやフォルダにアクセスできない
- PCの動作が遅く、フリーズが頻発する
- HDD/SSDの不良セクタを修復したい
本記事では、CHKDSKコマンドの使い方を 初心者にもわかりやすく 解説します!
CHKDSKの基本的な使い方
CHKDSKの基本コマンド
CHKDSKはコマンドプロンプトから実行します。
手順:
- Windowsキー + R を押して「cmd」と入力し、管理者として実行
- 以下のコマンドを入力し、Enterを押す
chkdsk X:
※「X:」はチェックするドライブのドライブレターに変更してください。
エラーチェックのみを実行し、修復は行いません。
ディスクエラーを修復する(/f オプション)
手順:
- 管理者権限でコマンドプロンプトを開く
- 以下のコマンドを入力し、Enterを押す
chkdsk X: /f
- スキャンと修復が完了したら、PCを再起動
ディスクエラーを修復し、不良セクタの影響を減らします。
不良セクタをスキャンして修復する(/r オプション)
手順:
- 管理者権限でコマンドプロンプトを開く
- 以下のコマンドを入力し、Enterを押す
chkdsk X: /r
- スキャンと修復が完了したら、PCを再起動
/r オプションを使用すると、不良セクタのスキャンと回復が行われます。
起動時にCHKDSKを実行する
システムドライブ(Cドライブ)の修復が必要な場合、再起動時にCHKDSKを実行できます。
手順:
- 管理者権限でコマンドプロンプトを開く
- 以下のコマンドを入力し、Enterを押す
chkdsk C: /f /r
- 「このボリュームは使用中です」と表示された場合、「Y」を入力しEnterキーを押す
- PCを再起動し、自動的にディスクチェックが開始されるのを確認
システムドライブのエラーを修復したい場合に有効です。
まとめ
CHKDSKコマンドの使い方まとめ!
エラーチェックのみ | 「chkdsk X:」を実行 |
エラーを修復 | 「chkdsk X: /f」を実行 |
不良セクタを修復 | 「chkdsk X: /r」を実行 |
システムドライブの修復 | 「chkdsk C: /f /r」を実行し、再起動 |
CHKDSKを実行するとディスクの状態が改善する可能性がありますが、物理的な故障がある場合はストレージの交換を検討しましょう!
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