[記事公開日]2025/03/18
Windows 10でシステムファイルの破損を確認・修復する「sfc /scannow」の使い方
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はじめに
Windows 10では、システムファイルが破損するとPCの動作が不安定になったり、起動しなくなったり することがあります。そのような場合、「sfc /scannow」コマンドを使用することで、システムファイルをスキャンし、破損したファイルを自動修復 することが可能です。
本記事では、「sfc /scannow」の使い方や、実行時のエラーへの対処方法を詳しく解説します。
注意事項 このコマンドはWindowsのシステムファイルを修復しますが、完全なバックアップを取ってから実行することを推奨 します。
「sfc /scannow」の基本的な使い方
コマンドプロンプトを管理者権限で開く
- [Windowsキー] + [X] を押す。
- 「コマンドプロンプト(管理者)」または「Windows PowerShell(管理者)」をクリック。
- 「ユーザーアカウント制御」が表示されたら「はい」を選択。
管理者権限で開かないと、コマンドが正常に実行できません。
「sfc /scannow」を実行
- 以下のコマンドを入力し、[Enter] キーを押す。
sfc /scannow
- システムファイルのスキャンが開始される。
- 完了するまで数分待つ(通常5〜15分程度)。
スキャン完了後、結果を確認して適切な対応を行う。
スキャン結果の解釈と対処法
スキャンが完了すると、以下のいずれかの結果が表示されます。
1. 「Windowsリソース保護は整合性違反を検出しませんでした」
- 問題なし → システムファイルに破損はなく、特に追加の対応は不要。
2. 「Windowsリソース保護は破損したファイルを検出し、正常に修復しました」
- 問題が修正された → 再起動してPCが正常に動作するか確認。
3. 「Windowsリソース保護は破損ファイルを検出しましたが、一部を修復できませんでした」
- 手動修復が必要 → 次の「DISMコマンド」を実行。
「sfc /scannow」で修復できない場合の対処法
「sfc /scannow」で一部のファイルが修復できない場合は、「DISM」コマンドを実行してシステムの整合性を修復します。
DISMコマンドの実行手順
- 管理者権限のコマンドプロンプトを開く(手順は前述の通り)。
- 以下のコマンドを順番に入力し、Enterキーを押す。
DISM /Online /Cleanup-Image /CheckHealth
- システムの破損をチェック。
DISM /Online /Cleanup-Image /ScanHealth
- 破損しているファイルがあるかスキャン。
DISM /Online /Cleanup-Image /RestoreHealth
- 破損したシステムファイルを修復。
- 完了後、PCを再起動し、「sfc /scannow」を再実行。
DISMコマンドを使用することで、「sfc /scannow」で修復できなかったシステムの破損を修復できます。
まとめ
システムファイルが破損している | 「sfc /scannow」を実行 |
一部のファイルが修復できない | 「DISM」コマンドを実行 |
修復後も問題が解決しない | システムの復元またはWindowsの再インストール |
これらの方法を試しても問題が解決しない場合は、Windowsのクリーンインストールを検討してください。
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