[記事公開日]2025/05/07
[最終更新日]2025/11/14
DNSを手動で設定する方法
もくじ
はじめに
インターネットに接続できているのに、一部のウェブサイトが開けなかったり、アプリが通信エラーになる場合、原因の一つとして「DNSサーバーの不具合」が考えられます。そんなときは、DNSを手動で設定することで安定した名前解決が可能になります。本記事では、Windows10・11でDNSを手動設定する方法をわかりやすく解説します。
🔍 DNSとは?
DNS(Domain Name System)は、インターネット上で「ドメイン名(例:www.example.com)」を「IPアドレス(例:93.184.216.34)」に変換する仕組みです。DNSの応答が遅い、もしくは不安定な場合、名前解決ができず一部のサービスが利用できなくなることがあります。
🛠 DNSを手動で設定する手順
1️⃣ ネットワーク設定を開く
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スタートメニュー →「設定」を開く
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「ネットワークとインターネット」を選択
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「Wi-Fi」または「イーサネット」を選ぶ(使用中の接続)
2️⃣ 使用中の接続を選択し、プロパティを開く
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接続中のネットワーク名をクリック
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下にスクロールして「IP設定」→「編集」をクリック
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「手動」を選び、「IPv4」を有効にする
3️⃣ DNSアドレスを入力する
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優先DNSサーバー:
8.8.8.8(Google Public DNS) -
代替DNSサーバー:
1.1.1.1(Cloudflare DNS もしくは8.8.4.4)
✅ 入力後、「保存」を押すと変更が反映されます。
🔄 設定を反映する
変更後は、パソコンを一度再起動、またはWi-Fiの再接続を行い、設定を確実に反映させましょう。
🧪 動作確認
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ブラウザで普段開けなかったサイトにアクセスできるか確認
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コマンドプロンプトで以下を入力:
ping www.google.com
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エラーが出なければ、DNSが正常に機能している可能性が高いです
📝 注意点
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DNS設定は手動入力のため、入力ミスに注意
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元の設定に戻したい場合は、IP設定で「自動(DHCP)」に切り替えるだけでOK
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パブリックDNSはGoogle以外にも複数の提供元があります(例:Cloudflare, OpenDNSなど)
✅ まとめ
| 📌 項目 | ✅ 内容 |
|---|---|
| DNSとは? | ドメイン名をIPアドレスに変換する仕組み |
| なぜ手動で設定するのか? | 通信トラブルや応答遅延を回避するため |
| おすすめのDNSアドレス | Google(8.8.8.8)・Cloudflare(1.1.1.1)など |
| 元に戻すには? | IP設定を自動(DHCP)にすれば復元可能 |
➡️ 関連リンク
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「インターネットには接続されているのに『インターネットなし』と表示される場合の対処法」(ネットワーク設定)
-
「ネットワーク設定のリセット手順」(ネットワーク設定)
-
「セキュリティソフトの影響を切り分ける方法」(セキュリティ対策)
