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[記事公開日]2025/06/02

外付けHDDのファイルが読み取り専用になってしまったときの解除方法

はじめに

外付けHDDに保存されたファイルが突然「読み取り専用」と表示され、編集や削除ができなくなってしまうトラブルは、多くのユーザーにとって身近な問題です。特に、複数のPCやOS間で外付けHDDを使用している場合に発生しやすく、WindowsやMac、あるいはファイルシステムそのものの仕様に起因することもあります。

本記事では、「読み取り専用」の状態になってしまった原因とその解除方法について、状況ごとに分けて詳しく解説します。


🔍 主な原因と対処法

1️⃣ ファイルまたはフォルダの属性が「読み取り専用」になっている

状況:ファイルやフォルダのプロパティで「読み取り専用」にチェックが入っている

対処法

  • 対象ファイルまたはフォルダを右クリック →「プロパティ」

  • 「読み取り専用」のチェックを外して「適用」

  • フォルダの場合は「このフォルダー、サブフォルダーおよびファイル」にチェックを入れて適用

2️⃣ アクセス権限の不足(NTFSのセキュリティ設定)

状況:他のPCやユーザーで作成されたファイルに対してアクセス権限が不十分

対処法

  • 右クリック→「プロパティ」→「セキュリティ」→「編集」

  • 使用中のユーザーまたは「Everyone」に「フルコントロール」の権限を付与

  • 「詳細設定」から所有者の変更を行い、現在のユーザーに設定

3️⃣ ドライブ自体が読み取り専用としてマウントされている

状況:外付けHDD全体が読み取り専用で認識されている(特にWindowsアップデート後やMac接続後に多発)

対処法(Windows)

  • 管理者としてコマンドプロンプトを起動

diskpart
list volume
select volume X ←対象ドライブの番号
attributes disk clear readonly
exit

対処法(Mac)

  • ディスクユーティリティで「First Aid」を実行

  • ターミナルで以下のコマンドを入力して確認と解除:

sudo mount -uw /

4️⃣ ファイルシステムの互換性問題(NTFS・exFAT・HFS+)

状況:MacではNTFS形式のHDDを標準で書き込み不可。逆に、HFS+形式はWindowsで読み込み専用

対処法

  • exFAT形式にフォーマットすればWindows・Mac両対応(フォーマットはデータ消失に注意)

  • または、NTFS for Macなどのサードパーティドライバを導入

5️⃣ グループポリシーまたはセキュリティソフトによる制限

状況:会社PCや一部の管理下にあるPCではポリシーで書き込みが制限されていることがあります

対処法

  • gpedit.msc(ローカルグループポリシーエディタ)で以下を確認:

    • ユーザー構成 → 管理用テンプレート → システム → リムーバブルストレージアクセス

    • 書き込みアクセス制限が「有効」になっている場合は「無効」に変更

  • セキュリティソフトのデバイス制御機能を一時的に無効化


✅ 解除後にやるべきチェックリスト

  • 再接続後に設定が元に戻っていないか確認

  • 別PCに接続して同じ症状が出るかチェック(HDD側の問題かPC側かを判別)

  • 読み取り専用が解除できない場合はディスクのエラーチェックを実施(chkdsk)


⚠️ 注意点

  • アクセス権限の変更や属性操作には管理者権限が必要です

  • 複数のOS間での使用を想定する場合はexFATフォーマットがおすすめ

  • 設定変更後は再起動や再接続を行うことで反映されることがあります


📜 最後に

「読み取り専用」の状態は、ちょっとした設定やシステムの影響で発生することが多く、適切に設定を見直せば比較的簡単に解除できます。しかし、再発を防ぐためには、外付けHDDの運用環境(接続先PCやファイルシステム)を統一しておくことも大切です。

もし解除が困難な場合や、保存しているデータが重要な場合は、安易なフォーマットではなく専門業者への相談をおすすめします。


➡️ 関連リンク

  • [ファイルやフォルダのアクセス許可の変更方法](【Windowsセキュリティ設定】)

  • [diskpartコマンドで読み取り専用を解除する方法](【コマンド解説】)

  • [exFATとNTFSの違いと使い分け](【ファイルシステム比較】)

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