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[記事公開日]2025/10/02
[最終更新日]2025/10/10

🔥 NVMe SSDが熱くなると認識がなくなる現象の原因と対策まとめ

🔰 はじめに

近年のパソコンでは、従来のSATA SSDに比べて圧倒的に高速な NVMe SSD が普及しています。しかし、NVMe SSDはその高性能の代償として「発熱」が大きな課題となっています。特に高負荷時に温度が上昇すると、突然認識されなくなる・フリーズする・データ転送中に切断される といったトラブルが発生するケースがあります。

この記事では、NVMe SSDが熱くなると認識がなくなる現象の仕組み、考えられる原因、具体的な切り分け手順、そして実用的な対策を詳しく解説します。さらに、放置した場合のリスクや交換・修理を検討すべきサインについてもまとめています。


🧭 概要

  • NVMe SSDが高温時に認識されなくなる理由。

  • 発熱によるサーマルスロットリングや安全機構の仕組み。

  • 切り分け手順(ソフト/ハード両面)。

  • 実用的な冷却対策と運用方法。

  • 放置した場合に生じるリスクと交換目安。


🔎 NVMe SSDが認識されなくなる仕組み

サーマルスロットリング

  • NVMe SSDは温度が一定以上に達すると、速度を制限(サーマルスロットリング) して温度上昇を防ぐ仕組みを持つ。

  • しかし、極端に温度が上がるとスロットリングでは追いつかず、安全のためコントローラが停止 → SSDが認識されなくなる 場合がある。

コントローラの安全機構

  • SSDには自己保護機能があり、規定温度(一般的に70〜85℃)を超えると動作を停止する設計。

  • 認識が消えるのは「故障」ではなく「保護」動作であるケースも多い。

温度と不具合の関係

  • 軽度:動作が遅くなる(スロットリング)。

  • 中度:アクセス中にエラーやフリーズ。

  • 重度:デバイスごと消失、再起動で復帰。


🧪 切り分け手順

ステップ1:温度モニタリング

  • CrystalDiskInfoHWMonitor などで温度を確認。

  • 高負荷時に70℃を超えるかをチェック。

ステップ2:ケース内エアフロー確認

  • ケース内に熱がこもっていないか。

  • ファンの回転数や吸気/排気のバランスを確認。

ステップ3:放熱パーツの有無

  • M.2 SSDにヒートシンクが付いているか確認。

  • マザーボード純正ヒートシンクを外している場合、冷却不足の可能性。

ステップ4:別スロット/別PCで確認

  • 他のM.2スロットに差し替えて改善するか。

  • 別PCで同じ症状が出る場合 → SSD本体の発熱体質や劣化が原因。

ステップ5:BIOS/ファームウェア確認

  • SSDやマザーボードのファームウェア更新があるか。

  • 古いバージョンでは温度管理が不適切なケースも。


🛠 解決方法(実用的な冷却対策)

✅ ヒートシンクを装着

  • NVMe SSD専用ヒートシンクを利用することで温度を大幅に低減可能。

  • サーマルパッド付きで放熱効率を高める。

✅ マザーボード付属の冷却機構を利用

  • 最近のマザーボードはM.2スロットに冷却カバーを搭載しているモデルも多い。

  • 取り付け忘れがないか確認。

✅ エアフロー改善

  • ケースファンを増設。

  • 吸気/排気の流れを調整してケース全体の温度を下げる。

✅ サーマルパッドの貼り替え

  • 経年劣化でサーマルパッドが硬化すると放熱効率が落ちる。

  • 適切な厚みの新しいパッドに交換。

✅ PCIeアダプタ利用

  • ヒートシンク付きのPCIeスロット用アダプタを使い、GPUから離した位置に設置することで温度低下が期待できる。

✅ ソフト的対策

  • ファームウェアアップデートで温度管理が改善される場合あり。

  • 高負荷作業時はタスクを分散させる。


⚠ 放置するとどうなる?

  • 頻繁に認識消失 → データ転送エラー → ファイル破損

  • 認識されなくなる時間が長引き、再起動しても復帰しないことがある。

  • コントローラやNANDフラッシュへのダメージが蓄積し、寿命を縮める。

  • 業務利用では作業停止の大きなリスクに直結。


📊 交換・修理を検討すべきサイン

  • ヒートシンク装着やエアフロー改善でも70℃を超える。

  • 高負荷時に毎回認識が消える。

  • SMART情報でエラー数増加や寿命低下が報告されている。

  • 他PCでも同様の症状が出る場合はSSD自体の交換を検討。


📌 まとめ

  • NVMe SSDは高速な分、発熱による不具合が起きやすい。

  • 高温時に認識が消えるのは故障ではなく保護動作のことも多い。

  • ヒートシンク、エアフロー改善、ファーム更新で多くは解決可能。

  • 放置すればデータ破損や寿命短縮につながるため早めの対処が必要。


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🏁 さいごに

NVMe SSDの発熱は「性能の裏返し」でもあります。冷却対策を怠ると突然認識されなくなり、大切なデータを失う危険性があります。ヒートシンクやエアフロー改善といった基本対策で多くのトラブルは回避可能です。異常を感じたら早めにチェックし、必要なら交換を検討することで安心して高速ストレージを活用できます。

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