💽 SSDを取り外したあとにエラーが出るときの対処法｜02-01. HDD／SSD認識しない・ストレージトラブル等パソコントラブル解決大事典

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［記事公開日］2025/10/16

💽 SSDを取り外したあとにエラーが出るときの対処法

1 💡 はじめに
2 📘 概要
3 🔍 主な原因と特徴
4 🧭 チェックポイント
5 ⚠️ 注意点・リスクについて
6 💥 放置するとどうなるか
7 🧾 まとめ
8 🔗 関連記事
9 ✨ さいごに

💡 はじめに

ノートパソコンやデスクトップからSSDを取り外したあとに、電源を入れると「Operating System not found」「ブートデバイスがありません」などのエラーが表示されることがあります。これは、Windowsが起動に必要なシステムファイルを失った状態であるために発生するものです。

特に複数ドライブ構成のパソコンや、クローン作業・換装後に元SSDを外したケースでは、ブート領域が元のSSDに残ったままになっていることが多く見られます。この記事では、SSD取り外し後にエラーが出る原因と、その解決手順をわかりやすく解説します。

📘 概要

SSD取り外し後にエラーが発生する主な原因は以下の通りです：

ブート領域が別のSSD／HDDに残っていた
BIOSで起動デバイスが正しく設定されていない
BCD（ブート構成データ）の破損または欠損
Windowsブートマネージャーの参照パスが無効
物理的に接続が不安定（ケーブル・スロット）

💡 補足: SSDを単に取り外しただけでエラーになる場合は、起動に必要な情報が残っていた可能性が高いです。

🔍 主な原因と特徴

原因	症状・特徴
ブート領域の欠損	「No bootable device」「OS not found」エラーが出る。
BIOS設定不一致	SSDを外した後、別のドライブから起動できない。
BCD破損	「自動修復を準備しています」→再起動ループ。
システム構成エラー	起動ドライブが存在するのにWindowsが立ち上がらない。

🧭 チェックポイント

① BIOSのブート順序を確認

電源を入れた直後に「F2」または「Del」キーを押してBIOSを開く。
Bootタブで、起動デバイスの順番を確認。
SSDを外した状態で、残ったHDDまたは別SSDが上位に設定されているか確認。

💡 補足: 起動ドライブが存在しない場合、「Boot Option #1」が空欄になっていることがあります。

② 接続デバイスの認識を確認

BIOS画面の「Storage」または「SATA Configuration」項目を確認。
正常に接続されているドライブが表示されているか確認。

💡 補足: SSDを取り外した際に他のケーブルが緩んでいる場合もあります。

③ Windows回復環境で修復

Windowsインストールメディアまたは回復USBを使用して、ブート領域を再構築します。

メディアから起動し「コンピューターを修復する」を選択。
「トラブルシューティング」→「詳細オプション」→「コマンドプロンプト」。
以下のコマンドを順に実行：

bootrec /fixmbr
bootrec /fixboot
bootrec /scanos
bootrec /rebuildbcd

💡 補足: これにより、新しい起動ディスクにブート構成情報を再作成できます。

④ EFIパーティションを再登録（UEFI環境）

diskpart
list disk
select disk 0
list partition
select partition 1
assign letter=Z
exit
bcdboot C:\Windows /s Z: /f UEFI

💡 補足: EFIパーティションが削除または無効化されている場合に有効です。

⑤ 別ドライブのOSを優先起動に設定

BIOSのBoot Priorityで「Windows Boot Manager」付きのデバイスを最上位に設定。
不要なブートデバイス（古いSSDなど）をリストから削除しておくと安定します。

⚠️ 注意点・リスクについて

注意点	内容
コマンド実行ミス	間違ったディスクを選択するとデータ消失。
BCD修復失敗	OSが再インストールを要求する場合あり。
BIOS設定誤り	起動不能・デバイス未検出。

💡 補足: 操作に不安がある場合は、修復を行う前にデータのバックアップを推奨します。

🧠 リスクについて: 起動構成を誤って修正すると、正常なドライブまで認識されなくなることがあります。重要なデータが残っている場合は、データ復旧業者や修理専門店への相談が安全です。

💥 放置するとどうなるか

状況	想定されるリスク
起動エラーのまま放置	OSが起動しなくなり、データへのアクセスが困難に。
BIOS設定不備を放置	新たなSSD換装時にも同様のトラブルを再発。
ブート構成破損の放置	システムファイルが破損し、修復が困難に。

💡 補足: エラー状態のまま再起動を繰り返すと、ブート領域やファイルシステムがさらに破損することがあります。

🧾 まとめ

SSDを外した後にエラーが出るのは、ブート情報や起動設定が残っていないため。
BIOS設定の確認と、ブート領域修復（bootrec／bcdboot）で解決できるケースが多い。
UEFI／Legacy設定を環境に合わせて確認。
データを優先する場合は、無理な修復を避けることが重要です。

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✨ さいごに

SSDを取り外しただけでエラーが出る場合でも、ほとんどはブート領域や設定を修復することで再び起動できます。焦らず、BIOSとWindows回復ツールを活用して手順を進めてください。もし操作に不安がある場合は、専門業者での診断を依頼するのが安心です。

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