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[記事公開日]2026/08/17
[最終更新日]2026/08/19

CPUファンが常に全開で回るときの原因と確認ポイント

パソコンの電源を入れてからCPUファンがずっと高速回転し、アイドル状態でも静かにならない、起動直後から「ブーン」という大きな風切り音が続く、といった症状が起きることがあります。

CPUファンが全開で回る理由は、単純にファンが壊れているからとは限りません。CPU負荷が高い、CPU温度が高い、通気口が詰まっている、CPUクーラーの冷却がうまく伝わっていない、ファン制御設定やBIOS/UEFIに問題があるなど、いくつかの原因があります。

一方で、電源投入直後の数秒~十数秒だけファンが強く回り、その後静かになる動作は機種によって正常です。HPも、一部PCでは起動時にファンが5~20秒程度大きく回ることがあると案内しています。

この記事では、CPUファンが「常に全開」で回る場合に、分解やBIOS変更を急がず、Windows上の負荷確認から冷却系の故障判断まで安全な順番で切り分けます。

最初に確認:本当にCPUファンが全開なのか

デスクトップPCにはCPUファン以外にも複数のファンがあります。

  • CPUクーラーのファン
  • ケースファン
  • グラフィックボード(GPU)のファン
  • 電源ユニット(PSU)のファン
  • 簡易水冷ラジエーターファン

ノートPCでもCPUとGPUを共通のヒートパイプ・ファンで冷却している機種があるため、「CPUファン」と思っていてもGPU負荷に反応している場合があります。

異音の発生場所を確認するときは、PCを分解したまま指や工具を近づけてファンを止めないでください。回転中のファンへ触れると、けがや部品破損につながります。

症状から大まかな原因を分ける

症状 考えやすい原因 最初に確認すること
起動後しばらくすると静かになる 正常な起動時ファン制御 その後の温度・負荷
Windows起動後も常に全開 高CPU負荷、温度上昇、ファン制御 タスクマネージャー
CPU使用率は低いのに全開 冷却不良、センサー、BIOS/EC、ファン制御 CPU温度、通気口
CPU温度も高い ほこり、クーラー接触、グリス、ポンプ、冷却能力不足 吸排気・クーラー状態
温度は低いのにBIOS画面でも全開 ファン制御設定、回転数検出、基板・センサー メーカー診断、BIOS設定
カラカラ・ガラガラ音もする ファン軸・ベアリング・接触 ファン故障の切り分け

1. Windows起動直後だけなら少し待って確認する

PCの電源を入れた直後は、ファン制御が初期化されるまで高回転になる機種があります。また、Windows起動直後はWindows Update、セキュリティスキャン、クラウド同期、スタートアップアプリなどが動作し、一時的にCPU負荷が上がることもあります。

起動から数分経過し、何も操作していない状態でも大きなファン音が続くか確認してください。

高負荷処理が終わると静かになる場合は、冷却系故障ではなくWindows上の処理負荷にファンが正常反応している可能性があります。

2. タスクマネージャーでCPU使用率を確認する

Windowsが起動できる場合、最初にタスクマネージャーでCPU使用率を確認します。

  1. Ctrl + Shift + Escを押してタスクマネージャーを開く
  2. 「プロセス」を開く
  3. 「CPU」をクリックして使用率の高い順に並べる
  4. 数分間、どのプロセスがCPUを使っているか確認する

HPも、ファンが常時高速回転するときは、タスクマネージャーでCPU負荷の高いプロセスを確認する方法を案内しています。

特に次のような処理中はファン回転数が上がっても不自然ではありません。

  • Windows Update
  • ウイルス・マルウェアスキャン
  • ゲームや動画エンコード
  • 写真・動画編集
  • 大量のブラウザタブ
  • クラウド同期
  • バックアップ

注意:名前が分からないプロセスを片端から「タスクの終了」しないでください。Windowsやセキュリティソフトに必要なプロセスを終了すると、不安定になる場合があります。

3. CPU使用率が下がるとファンも静かになるか確認する

負荷の高いアプリを正常に終了し、CPU使用率が下がったあとにファン音が変化するか確認します。

確認結果 判断
CPU使用率が下がると静かになる ファン制御は負荷・温度に応じて動いている可能性が高い
CPU使用率が低くても全開のまま CPU温度、冷却系、ファン制御を確認

「ファンがうるさい」という症状だけでファン交換を判断せず、まず負荷との連動を確認することが重要です。

4. CPU温度を確認する

CPU使用率が低いのにファンが高速回転する場合は、CPU温度を確認します。

温度確認には、PCメーカーの診断ツール、マザーボードメーカーの監視ソフト、BIOS/UEFIのハードウェアモニターなどを利用できます。

「何℃なら異常」と一律に決めないでください。Intelは最大ジャンクション温度(Tjunction Max)が製品ごとに異なると案内しており、AMDも最大動作温度(Tjmax)はCPU型番ごとに仕様が異なります。

CPU型番を確認し、Intelなら製品仕様ページのTjunction/Tcase、AMDなら製品ページのMax. Operating Temperature(Tjmax)など、メーカー仕様と比較してください。

5. 高温=即故障ではないが、上限付近が続くなら冷却を確認する

現在のCPUは高温時にクロックや消費電力を下げる保護機能を備えています。Intelも、CPUが規定の温度上限へ達すると、温度を抑えるためクロックや電力を制限するサーマルスロットリングが動作すると説明しています。

そのため、高負荷時に一時的に温度が上がることと、冷却装置の故障は同じではありません。

ただし、次のような状態なら冷却系の確認が必要です。

  • ほぼアイドルなのにCPU温度が高い
  • CPUファンが全開でも温度が下がらない
  • 軽い処理ですぐCPUの上限温度付近まで上がる
  • 性能が急に低下する
  • 高負荷時に電源が落ちる・再起動する

高負荷時だけPCが落ちる場合は、高負荷でだけPCが落ちる場合にCPU温度と電源を切り分ける方法も参考にしてください。

6. 吸気口・排気口をふさいでいないか確認する

ノートPCを布団、毛布、ソファ、ひざの上など柔らかい場所で使うと、底面吸気口がふさがれて冷却効率が落ちることがあります。

デスクトップPCでも、壁との距離が近すぎる、吸気フィルターが物でふさがれている、机の奥に押し込んでいると排熱しにくくなります。

  • 吸気口の前に物を置かない
  • 排気口を壁へ密着させない
  • ノートPCは硬く平らな場所で使用する
  • デスクトップは吸排気方向に空間を確保する

置き場所を変えて数分後にファン回転が落ちるなら、冷却経路がふさがれていた可能性があります。

7. 通気口のほこりを確認する

通気口やヒートシンクにほこりがたまると、同じCPU負荷でも温度が上がりやすくなり、ファンが高回転を維持します。HPやDellも、ファン騒音・過熱トラブルでは通気口のほこりや詰まりを確認し、電源を切って清掃する手順を案内しています。

外から見える吸気口・排気口にほこりが詰まっていないか確認してください。

安全上の注意:清掃前にPCをシャットダウンし、ACアダプターや電源ケーブルを外してください。電源ユニット(PSU)は内部に高電圧部品があるため、清掃目的でも分解しないでください。

圧縮エアーを使う場合は、缶を逆さにして液体を噴射しないよう製品の注意事項に従い、短く吹き付けます。回転中のファンへ直接強く吹き付けて過回転させないよう注意してください。

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外側から通気口のほこりを除去する場合:

8. ノートPCは内部清掃を無理に行わない

ノートPCでは、ヒートシンクのフィンとファンの間にフェルト状のほこりが詰まることがあります。この場合、外側からのエアーだけでは完全に取れないことがあります。

ただし、底面カバーを開けるには機種ごとの分解手順が必要です。

  • 内蔵バッテリーの扱い
  • 底面カバーのツメ
  • 細いアンテナケーブル
  • ファン・ヒートシンクのコネクタ

分解経験がない場合や保証期間中の場合は、メーカー修理や専門業者への依頼を検討してください。

9. CPUクーラーの取り付け状態を確認する

デスクトップPCでCPUクーラー交換、CPU交換、グリス塗り直し、清掃などを行った直後からファンが全開になった場合は、クーラーの取り付けを確認します。

AMDもCPU温度トラブルの確認項目として、クーラーがCPUの必要な冷却能力を満たしていること、正しく取り付けられていること、サーマルペーストが適切であることを挙げています。

次の状態では、ファンが回っていてもCPUの熱を十分に逃がせません。

  • クーラー固定ネジが均等に締まっていない
  • プッシュピンが1か所浮いている
  • 保護フィルムを剥がしていない
  • CPUとクーラーが密着していない
  • 適合しないクーラーを使っている

注意:CPUクーラーの脱着は、PCの電源を切り、電源ケーブルを外してから行います。熱い状態で無理にクーラーを外すと、CPUやソケットを傷めることがあります。

10. CPUグリスの状態を確認するのは冷却不良が疑われる場合

CPUグリスはCPUとクーラーの微細な隙間を埋め、熱を伝えやすくするために使われます。

しかし、ファンがうるさいという理由だけで毎回塗り直す必要はありません。

次のような場合に確認を検討します。

  • クーラーを一度取り外した
  • 長期間使用しており、温度が以前より明らかに上がった
  • 清掃してもアイドル時から高温
  • クーラー接触不良が疑われる

詳しくはグリス劣化で起きる症状は?塗り直しを判断する目安を参考にしてください。

CPUクーラーを取り外して塗り直す場合:

グリスの塗布量・方法はCPUとクーラーの形状により異なります。導電性のある特殊なグリスや液体金属は、はみ出すと故障につながる場合があるため、初心者向けの一般的な非導電性CPUグリスを選び、メーカー手順を確認してください。

11. 簡易水冷ではポンプが動いているか確認する

簡易水冷(AIO)を使っていて、CPU温度が急上昇しラジエーターファンだけ全開になる場合は、ポンプの停止や回転数低下も候補になります。

マザーボードのハードウェアモニターやメーカーソフトで、ポンプ回転数が取得できる構成なら確認してください。

  • PUMP/AIO_PUMP回転数が0になっていないか
  • ポンプ電源・コネクタが抜けていないか
  • 異音が急に増えていないか
  • CPU温度だけ急激に上がらないか

ポンプが動作していない疑いが強い場合は、高負荷テストを続けないでください。CPU温度を上げ続ける必要はありません。

12. CPUファンのコネクタ位置を確認する

自作PCやCPUクーラー交換後から常に全開になった場合は、ファンの接続先も確認します。

一般的なマザーボードではCPUクーラーファンをCPU_FAN端子へ接続します。別のケースファン端子へ接続すると、マザーボードのCPU温度連動制御やファンエラー検出が意図どおり動かない場合があります。

ただし、簡易水冷や特殊なファンハブを使う構成では接続方法が異なります。必ずマザーボードとCPUクーラーのマニュアルを確認してください。

13. 3ピン・4ピンファンとPWM/DC設定を確認する

自作PCでは、ファンの制御方式とBIOS/UEFI設定が合っていないことで回転制御が不自然になる場合があります。

  • 4ピンファン:一般的にPWM制御に対応
  • 3ピンファン:一般的に電圧(DC)制御を利用

マザーボードによっては自動判定しますが、手動設定が必要な場合もあります。

CPUクーラー交換直後から全開になった場合は、マザーボードの公式マニュアルでCPU_FAN端子の制御方式を確認してください。

注意:ファン騒音を下げる目的で回転数を極端に下げたり、CPUファン停止設定にしたりしないでください。温度保護より静音を優先すると、過熱や性能低下につながります。

14. メーカー独自の「パフォーマンス」「冷却」モードを確認する

メーカー製PCやゲーミングPCでは、専用ユーティリティでファン動作や電力モードを変更できる場合があります。

例として、次のようなモードがあります。

  • パフォーマンス
  • ターボ
  • バランス
  • 静音
  • クール

「パフォーマンス」「最大冷却」などに固定されていると、温度が低くてもファン回転を高めに保つ機種があります。

以前は静かだったのに急に全開になった場合は、メーカーソフトの更新や設定変更がなかったか確認してください。

15. BIOS/UEFIのファン設定を確認するのは後半

Windowsを起動する前、BIOS/UEFI画面でもファンがずっと全開の場合は、Windows上のプロセスだけが原因とは考えにくくなります。

自作PCのマザーボードには、CPU_FANのファンカーブ、PWM/DC、温度ソースなどの設定がある場合があります。

ただし、BIOS/UEFIの項目名や初期値はメーカー・機種によって異なります。

注意:他機種の設定値をそのまま使わないでください。変更前の値を写真やメモで残し、マザーボードメーカーの公式マニュアルを確認します。

16. BIOS設定を初期化する前に変更履歴を確認する

オーバークロック、電圧変更、ファンカーブ変更、BIOSアップデート後から症状が始まった場合は、変更との関連を確認します。

「とりあえずBIOS初期化」を行うと、ストレージモード、起動順序、セキュアブート、仮想化など他の設定まで変わる場合があります。

まず何を変更したか確認し、必要な場合だけメーカー手順に従って設定を戻してください。

17. BIOSアップデートは最初の対処にしない

メーカーによっては、ファン制御・熱管理の改善を含むBIOS更新を公開することがあります。HPでも特定機種でBIOS更新後にファン動作が変わる事例が公開されており、ファン制御はファームウェアの影響を受けることが分かります。

しかし、CPUファンがうるさいという理由だけで、最初からBIOSを更新する必要はありません。

BIOS更新を検討するのは次のような場合です。

  • PC/マザーボードメーカーが該当するファン制御問題を修正している
  • メーカーサポートから更新を案内された
  • 温度・負荷・清掃・クーラーを確認しても異常が続く

BIOS更新中の電源断は起動不能につながる可能性があります。実施する場合はメーカーの注意事項を必ず確認してください。

18. CPU温度が正常なのにファンだけ全開の場合

CPU使用率が低く、CPU温度も十分低いのに、Windows起動前からCPUファンが全開で回り続ける場合は、ファン制御系を疑います。

候補は次のとおりです。

  • CPU_FAN端子のPWM/DC設定不一致
  • ファン回転数センサー(Tach)の認識不良
  • ファンハブ・変換ケーブルの問題
  • BIOS/ECのファン制御異常
  • 温度センサーの異常
  • マザーボード側のファン制御回路異常

メーカー製ノートPCではユーザーがファンカーブを直接設定できないことが多いため、メーカー診断や修理を検討します。

19. ファン回転数が異常に表示される場合

BIOS/UEFIや監視ソフトでCPUファンが0 RPM、極端に高いRPM、頻繁に0と高回転を行き来する場合は、実際の回転音と表示を比較します。

ファン自体は回っているのに回転数が正しく読めないと、マザーボードが安全側に制御して高回転を指示する場合があります。

交換可能な自作PCでは、ファンケーブル・延長ケーブル・分岐ケーブル・CPU_FAN端子を確認します。メーカー製PCでは専用コネクタを使う場合があるため、無理な差し替えは避けてください。

20. ファンからカラカラ・ガラガラ音がする場合

「風切り音が大きい」のではなく、カラカラ、ガラガラ、ゴロゴロといった機械的な異音がある場合は、ファンのベアリング摩耗、羽根への接触、破損なども考えられます。

この場合は、回転数を下げて静かにするより、ファンの故障状態を確認してください。

詳しくはPCのファンがカラカラ・ガラガラ鳴るときの故障サインを参考にしてください。

21. CPU温度が高いのにファンが上がらない場合は逆の故障

この記事は「ファンが常に全開」の症状ですが、CPU温度が高いのにファン回転数が低い・回らない場合は切り分けが異なります。

ファンの電源、CPU_FAN端子、ファンモーター、ファンカーブ、制御信号などを確認する必要があります。

その場合はCPU温度が高いのにファン回転数が上がらないときの確認方法を確認してください。

22. CPUストレステストを原因不明の状態で続けない

原因切り分けのためにベンチマークやストレステストを使う方法がありますが、すでにアイドル時から高温、ファン全開、電源断があるPCへ長時間の高負荷をかけるのはおすすめしません。

まず通常操作で温度と負荷を確認し、冷却が正常と判断できてから必要に応じてテストします。

温度異常がある状態で「どこまで上がるか」を確認する必要はありません。

23. 修理・部品交換を検討する目安

次の条件が重なる場合は、ファン・CPUクーラー・ポンプ・マザーボードなどハードウェア側の点検を検討します。

  • CPU使用率が低いのに常時全開
  • 通気口清掃でも改善しない
  • CPU温度が型番ごとの上限付近に張り付く
  • CPUクーラーの取り付けを確認しても高温
  • BIOS/UEFI画面でも全開
  • ファン回転数の検出値がおかしい
  • カラカラ・ガラガラなど機械的異音がある
  • 高負荷時に電源断・再起動する

CPUファンはPC・クーラーごとにサイズ、コネクタ、固定方法、回転制御方式が異なります。型番確認なしで汎用品を購入しないでください。

すぐ使用を中止した方がよい症状

次の症状がある場合は、原因確認のために使い続けず、シャットダウンして点検してください。

  • 焦げ臭い・煙が出る
  • ファンが回ったり止まったりしながら大きな異音がする
  • CPU温度が型番ごとの上限付近に達したまま下がらない
  • 電源断・再起動を繰り返す
  • 簡易水冷ポンプが0 RPMで温度が急上昇する

特に焦げ臭い場合や煙が出た場合は、再起動して様子を見るのではなく、電源を切って電源ケーブルを外してください。

症状別の判断表

確認結果 疑いやすい原因 次に行うこと
CPU使用率と連動して回転が上がる 高負荷に対する正常な冷却 高負荷プロセスの原因を確認
CPU使用率は低いが温度が高い 通気不良・クーラー・グリス・ポンプ 冷却経路を確認
温度も低いのに常時全開 ファン制御・センサー・BIOS/EC ファン設定・メーカー診断
清掃後に静かになった ほこり・通気不良 吸排気を定期確認
クーラー交換直後から全開 取り付け・CPU_FAN・制御設定 取り付けとマニュアルを確認
BIOS画面でも全開 Windows以外のファン制御・冷却系 BIOS設定・センサー・ハードウェア
機械的な異音もある ファンベアリング・羽根 ファン故障を確認

おすすめの確認順序

  1. 起動直後だけの全開回転か確認する
  2. タスクマネージャーでCPU使用率を確認する
  3. CPU使用率が下がったときファンも下がるか確認する
  4. CPU温度を確認し、CPU型番ごとの上限温度と比較する
  5. 吸気口・排気口をふさいでいないか確認する
  6. 通気口のほこりを確認する
  7. クーラー交換後なら取り付け状態とCPU_FAN接続を確認する
  8. 必要な場合だけCPUグリスを確認する
  9. 簡易水冷ならポンプ回転を確認する
  10. メーカー独自のパフォーマンス/冷却モードを確認する
  11. 自作PCならPWM/DC・ファンカーブを公式マニュアルで確認する
  12. 最後にBIOS/EC・センサー・ファン制御回路の異常を検討する

よくある質問

CPUファンが常に全開ならCPUが壊れていますか?

CPU故障とは限りません。高いCPU使用率、ほこり、通気不良、CPUクーラーの接触、グリス、ファン設定などでも全開になります。まずCPU負荷と温度が高いかを確認してください。

CPU温度が80℃なら異常ですか?

温度だけで一律には判断できません。CPU型番、負荷状態、最大ジャンクション温度によって意味が異なります。Intel・AMDの製品仕様で、そのCPUのTjunction/Tjmaxを確認してください。

起動時だけファンが全開になります

数秒~十数秒で通常回転へ戻るなら、機種によっては正常な動作です。HPも一部PCで起動直後にファンが5~20秒程度大きく回る場合があると案内しています。Windows起動後も長時間全開なら切り分けを進めてください。

CPU使用率は5%以下なのにファンが全開です

CPU温度を確認してください。温度が高ければ冷却不良、温度も低ければファン制御・センサー・BIOS/ECの問題が候補になります。

CPUグリスを塗り直せば静かになりますか?

グリスやクーラー接触が原因なら改善する可能性がありますが、CPU負荷やファン制御が原因なら効果はありません。クーラーを取り外した、長期間使用して温度が上がったなど、冷却不良の根拠がある場合に検討してください。

BIOSでファン回転数を下げてもよいですか?

温度が正常で、マザーボードメーカーの公式ファン制御機能を理解している場合は調整できます。ただし、騒音だけを理由にCPUファンを極端に低回転へ固定するのは避けてください。まず全開になる原因を確認します。

ファン交換をした方がよいですか?

ファンが機械的に故障している、回転数検出がおかしい、異音が出ている場合は交換候補です。単に高速で回っているだけなら、CPU温度・負荷・制御が原因の可能性があるため、先に切り分けてください。

まとめ

CPUファンが常に全開で回る場合は、「CPUが本当に熱いから全開なのか」「温度は低いのに制御だけ全開なのか」を分けて考えることが重要です。

最初にタスクマネージャーでCPU使用率を確認し、次にCPU温度を確認します。CPU温度の正常・異常は一律の数字ではなく、CPU型番ごとのTjunction/Tjmaxを基準に判断してください。

CPU使用率が低いのに高温なら、通気口、ほこり、CPUクーラー、グリス、簡易水冷ポンプなど冷却系を確認します。温度も低いのにBIOS画面から全開なら、ファン制御設定、PWM/DC、センサー、BIOS/EC、マザーボード側を疑います。

BIOS更新やPC分解、ファン交換は初期の対処にせず、負荷・温度・通気・冷却系の順に原因を絞ってから行うのが安全です。

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