[記事公開日]2023/05/30
「CMOS battery failure」の主な原因と対処法
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「CMOS battery failure」というエラーメッセージは、CMOS(Complementary Metal-Oxide-Semiconductor)バッテリーの故障を示しています。CMOSバッテリーは、コンピュータの基本入出力システム(BIOS)の設定情報を保持するために使用されます。以下に、このエラーの主な原因と対処法を詳しく説明します。
主な原因
バッテリーの寿命
CMOSバッテリーは一定の寿命があり、時間の経過とともに消耗していきます。バッテリーが寿命を迎えると、エラーメッセージが表示される場合があります。
不適切な電源供給
電源の急激な変動や不安定な電源供給がある場合、CMOSバッテリーに影響を与えることがあります。これにより、バッテリーが早期に故障する可能性があります。
対処法
CMOSバッテリーの交換
CMOSバッテリーは通常、コンピュータのマザーボード上にある小さなボタン電池です。以下の手順で交換できます。
コンピュータの電源を切り、コンピュータケースを開けます。
マザーボード上にあるCMOSバッテリーを見つけます。一般的には円形のバッテリーで、バッテリーホルダーに固定されています。
バッテリーを注意深く取り外し、新しいバッテリーに交換します。正しい向きで取り付けることを確認してください。
コンピュータケースを閉じて、電源を入れて起動します。
BIOS設定のリセット
CMOSバッテリーを交換すると、一部のコンピュータではBIOS設定がリセットされる場合があります。これにより、デフォルトの設定が復元されます。必要に応じて、BIOS設定を再度カスタマイズする必要があります。
重要な注意事項
CMOSバッテリーの交換は慎重に行う必要があります。正しいバッテリーのタイプを使用し、正しい向きで取り付けることを確認してください。また、コンピュータの電源を切り、静電気対策を講じた上で作業を行うことをお勧めします。不安な場合は、専門家に相談することをおすすめします。