[記事公開日]2025/03/21
グラフィックドライバの不具合を解消する方法
トラブルの概要
パソコンの画面が乱れる、真っ暗になる、解像度が低くなって戻らない、特定のアプリやゲームが強制終了するなどの症状は、グラフィックドライバ(GPUドライバ)の不具合が原因の可能性があります。Windowsのアップデートやソフトの競合によって、正常に動作しなくなることがあります。
よくある状況
- 画面がちらつく、黒くなる、表示が崩れる
- 起動後にしばらくすると画面がフリーズ
- ゲームや動画再生中にクラッシュする
- 解像度が変更できなくなった
- デバイスマネージャーでエラーコード43などが表示される
この記事では、グラフィックドライバの不具合を解消するための確認ポイントと対処法を解説します!
主な原因
ソフトウェア関連の原因
ドライバのバージョンが古い・互換性がない
Windowsアップデートによる競合
不完全なドライバインストール
複数のGPUソフトウェアの干渉
OSやDirectXの不具合
ハードウェア関連の原因
GPU(グラフィックボード)の物理的故障
メモリ不足や熱暴走
電源不足(高性能GPU搭載PC)
PCIeスロットの接触不良
モニターケーブルや端子のトラブル
対処方法
もくじ [閉じる]
ドライバを最新版に更新する
手順:
- デバイスマネージャーを開く(Win + X → M)
- 「ディスプレイアダプター」を展開し、GPUを右クリック
- 「ドライバーの更新」→「自動検索」で最新版を確認
- または、GPUメーカー(Intel、NVIDIA、AMD)公式サイトからダウンロード
最新版にすることで互換性問題が解消することがあります
一度ドライバを削除してクリーンインストール
手順:
- デバイスマネージャーからGPUを右クリック→「デバイスのアンインストール」
- 「このデバイスのドライバーソフトウェアを削除する」にチェックを入れて削除
- 再起動後に自動で標準ドライバがインストールされる
- 改めてメーカー公式ドライバをクリーンインストール
中途半端なアップデートよりもクリーンインストールが効果的な場合も多いです
DDU(Display Driver Uninstaller)を使用
手順:
- DDUを公式サイトからダウンロード(セーフモード推奨)
- DDUを起動し、グラフィックドライバを完全削除
- Windows再起動後、改めて最新のドライバを導入
残留データが影響しているケースでは非常に有効です
Windowsアップデートとの競合を確認する
手順:
- 設定 > Windows Update > 更新履歴を確認
- 更新直後から不具合が出た場合、「更新のアンインストール」を試す
- 必要に応じて特定の更新を一時停止する設定も検討
最近の更新が不具合の引き金になっている可能性があります
ハードウェアの状態を確認
手順:
- GPUが搭載されている場合、内部の埃や熱の確認
- ファンが回転しているか、熱くなりすぎていないかチェック
- デスクトップならグラボを一度抜き差しして接触改善
ソフトで解決できない場合、ハードのチェックも忘れずに!
まとめ
ドライバを更新 | 最新バージョンで互換性や安定性を改善可能 |
クリーンインストール | 古いドライバの残骸を一掃し、再構築 |
DDUで完全アンインストール | 通常削除で消えない設定ファイルやレジストリも削除 |
Windows更新の影響を確認 | アップデート直後の症状発生時に特に有効 |
ハードウェアを点検 | 熱暴走や接触不良など、物理的な原因の可能性も切り分け可能 |
グラフィックの不具合が解消しない場合は、修理やGPU交換の検討、専門業者への相談も選択肢に入れましょう!
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