[記事公開日]2025/03/21
印刷物に線が入る原因とその解決方法は?
トラブルの概要
印刷物に縦線や横線が入ってしまう現象は、見た目が悪くなるだけでなく、業務や提出物に支障をきたすことがあります。インクジェット・レーザーどちらのプリンターでも発生する可能性があり、原因はさまざまです。
よくある状況
- 画像や文字の上に細い線が入っている
- 一定間隔で縦線や横線が出る
- カラー部分に黒い筋が走る
- 印刷面に白抜けの線が発生する
- コピーでも同じ線が出る
主な原因
ソフトウェア・設定の原因
ドライバの不具合や古いバージョンの使用
印刷解像度の設定ミス
不適切な印刷モードの使用
ソフト側の画像データ破損
ハードウェア・消耗品関連の原因
プリントヘッドの目詰まり(インクジェット)
ドラムユニットや感光体の劣化(レーザー)
汚れたローラー・内部パーツ
トナーの偏りや残量不足
用紙の品質不良や湿気
対処方法
もくじ [閉じる]
ノズルチェック・ヘッドクリーニング(インクジェット)
手順:
- プリンターのユーティリティから「ノズルチェック」印刷
- 線の欠けやズレがあれば「ヘッドクリーニング」を実行
- 改善しない場合は2〜3回繰り返す
特に使用頻度の低い機種で起きやすい問題です
ドラム・感光体ユニットの清掃(レーザー)
手順:
- ドラムユニットを取り出す
- 柔らかい布で優しく汚れを拭き取る
- 専用のクリーニングモードがあれば使用
劣化や汚れがあれば交換が必要になることも
トナー・インクのチェックと再装着
手順:
- トナーを振って均等にする(レーザー)
- インクカートリッジの正しい装着を確認
- カートリッジ交換の目安が近ければ交換
残量があっても不安定な印字になることがあります
用紙の品質と湿気を確認
手順:
- 湿気を吸って波打った用紙を交換
- 推奨されている用紙種類・厚さを使う
- 複数枚給紙でのスレを防ぐ
意外と見落としがちな原因です
ドライバと印刷設定の見直し
手順:
- メーカー公式サイトで最新ドライバに更新
- 解像度を「標準」または「高品質」に設定
- 画像印刷時は「写真品質モード」に切り替える
ソフト設定が原因のトラブルにも効果的です
まとめ
ノズルチェックとクリーニング | インクジェットでの線・ズレの改善に効果的 |
ドラム・感光体ユニットの清掃 | レーザープリンターでの繰り返し線の解消に有効 |
トナー・インクの状態チェック | 装着状態・均等性・残量を確認 |
用紙の品質と状態を確認 | 湿気や紙粉、適正外の用紙による影響を防ぐ |
ドライバ・印刷設定の確認 | 解像度やモードの見直しで線の表示ミスを防止 |
すべて確認しても線が消えない場合は、部品交換や専門修理を検討するタイミングです。
関連リンク
- 「印刷した文字や画像がかすれる場合の原因と対処法」
- 「印刷が途中で止まるのはなぜ?」
- 「プリンターが印刷を開始しない場合のチェックポイント」
- 「ドライバ関連のトラブルを解決する方法」
他のトラブル解決法もぜひチェックしてください!