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[記事公開日]2025/03/24
起動できないときのトラブルシューティング
概要
PCが起動しない場合、電源やハードウェア、起動デバイス、システムファイルなど、さまざまな原因が考えられます。この記事では、段階的に確認できるチェックポイントと対処法をわかりやすくまとめます。
主な症状例
- 電源は入るが画面が真っ暗
- メーカーロゴは出るがOSが起動しない
- 「Boot device not found」などのエラー表示
- 自動修復ループに入る
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ステップ別 チェックポイントと対処法
電源と接続状態を確認
- コンセント、アダプタ、バッテリーが正しく接続されているか確認
- 外部モニター接続時はケーブルや入力切替もチェック
POST(起動時の自己診断)を確認
ビープ音の回数により故障箇所の特定が可能(メーカーによる)
起動デバイスの順序を確認(BIOS/UEFI)
手順:
- 起動時に「F2」「Delete」「ESC」などでBIOS/UEFIに入る
- 「Boot」設定で起動優先順位を確認
- SSD/HDDやUSBが1番になっているかをチェック
起動用ドライブが認識されていない場合はケーブルや接続を見直す
セーフモード起動の試行(Windowsの場合)
- 起動途中に「F8」または「Shift + F8」キーを連打
- 起動できた場合は、ドライバや更新の不具合を修正
自動修復・回復環境からの対応
- 2回以上起動失敗すると自動で「回復オプション」画面に入る場合あり
- 「スタートアップ修復」や「前の復元ポイントに戻す」などを実行
起動用USBからの診断や再インストール
- 起動用USBメモリを作成し、そこから起動
- インストール画面で「今はインストールしない」→「コンピューターを修復」へ進む
- コマンドプロンプト、システムの復元、ブート修復などを選択可能
ハードウェア故障の切り分け
まとめ
電源の確認 | ケーブル、電源ランプ、ACアダプター |
POSTの確認 | メーカーロゴやビープ音の有無でハード異常の有無を確認 |
起動順序の確認(BIOS) | 起動ドライブ(SSD/HDD/USB)が優先されているか |
セーフモードの起動 | ソフトウェア障害時の一時的な回避手段として有効 |
回復環境からの修復 | 自動修復、復元ポイント、ブート構成修復などの選択肢を活用 |
USBからの修復・再インストール | 起動不能時の最終手段。重要データのバックアップを確認してから実施 |
起動トラブルは、原因の切り分けが解決への第一歩です。物理的な異常かソフト的な不具合かを判断しながら、段階的に対応していきましょう。
関連リンク
- BIOS/UEFIで起動順位を変更する方法
- セーフモードでの起動手順(Windows 10/11)
- 起動用USBの作成方法(Rufusガイド)
- ブート修復コマンドの使い方(bootrec /fixmbr など)
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