[記事公開日]2025/06/16
[最終更新日]2026/08/14
nvlddmkm.sys ブルースクリーンエラーの原因と対処法
nvlddmkm.sysを伴うブルースクリーンは、NVIDIA製GPUを搭載したWindows PCで発生することがある表示・グラフィックス系のエラーです。
元記事では、代表例としてVIDEO_TDR_FAILURE、SYSTEM_THREAD_EXCEPTION_NOT_HANDLED、PAGE_FAULT_IN_NONPAGED_AREAなどでnvlddmkm.sysが表示されるケースを取り上げ、グラフィックドライバー、Windows Update、GPU温度、電源、メモリなどを原因候補として紹介していました。
重要なのは、「nvlddmkm.sysと表示された=NVIDIAドライバーだけが原因」と断定しないことです。MicrosoftのVIDEO_TDR_FAILURE解説でも、ディスプレイドライバーだけでなく、オーバークロック、メモリ構成、冷却不足、電源不足、不良ハードウェアなど複数の原因が挙げられています。
この記事では、データやWindows環境を不用意に壊さないよう、低リスクな確認から順に原因を切り分けます。
nvlddmkm.sysとは
nvlddmkm.sysは、NVIDIAのWindows用ディスプレイドライバーに含まれるカーネルモードのドライバーファイルです。
このファイル名がブルースクリーンに表示された場合、クラッシュ時にNVIDIAのディスプレイドライバーが関係していたことを示す手掛かりになります。
ただし、GPUが応答しなくなった原因が、ドライバー破損とは限りません。たとえばGPU本体の異常、温度上昇、電源供給不良、PCIe接触不良、メモリ不安定などがきっかけになり、最終的にNVIDIAドライバー側でエラーとして表面化することもあります。
代表的なブルースクリーン表示
元記事では、次のようなエラー例を挙げています。
VIDEO_TDR_FAILURE (nvlddmkm.sys)SYSTEM_THREAD_EXCEPTION_NOT_HANDLED (nvlddmkm.sys)PAGE_FAULT_IN_NONPAGED_AREA (nvlddmkm.sys)
この中でも特に多いのがVIDEO_TDR_FAILUREです。
VIDEO_TDR_FAILUREとは
Microsoftによると、VIDEO_TDR_FAILUREのバグチェック値は0x00000116で、Windowsが応答しなくなったディスプレイドライバー/GPUをリセットして復旧しようとしたものの、回復できなかったことを示します。
Microsoft Learn:バグ チェック 0x116 VIDEO_TDR_FAILURE
WindowsにはTDR(Timeout Detection and Recovery)という仕組みがあり、GPU処理が一定時間応答しない場合に、画面全体を強制再起動せずGPU/ディスプレイドライバーだけを回復させようとします。
Microsoft Learn:タイムアウト検出と回復(TDR)
この回復に失敗すると、VIDEO_TDR_FAILUREのブルースクリーンになる場合があります。
まず記録する情報
再起動してしまう前に、可能ならスマートフォンでブルースクリーンを撮影してください。
最低限、次を記録します。
- 停止コード・エラー名
nvlddmkm.sysの表示有無- ゲーム中、動画再生中、アイドル時など発生条件
- GPUドライバー更新直後か
- Windows Update直後か
- GPU交換・メモリ交換・電源交換など直前のハードウェア変更
- 高負荷時だけか、低負荷でも出るか
- ブラックスクリーン、画面ノイズ、フリーズなど前兆の有無
発生条件が分かると、ドライバーとハードウェアのどちらを優先するか判断しやすくなります。
安全な切り分け順序
- オーバークロック・アンダーボルトを標準状態へ戻す
- WindowsとNVIDIAドライバーの更新状況を確認する
- ドライバー更新直後ならロールバックを検討する
- NVIDIA公式ドライバーを再インストールする
- 通常再インストールで直らなければDDUを検討する
- GPU温度・ファン・ホコリを確認する
- デスクトップPCならGPU補助電源・PCIe接続を確認する
- 電源ユニットの容量・劣化を疑う
- メモリの不安定さを確認する
- 別GPU・内蔵GPUなどで比較できればハードウェアを切り分ける
1. オーバークロック・アンダーボルトを標準状態へ戻す
MicrosoftはVIDEO_TDR_FAILUREの原因候補として、オーバークロックされたコンポーネントや、メモリ構成・タイミングの不整合を挙げています。
次のような設定を使っている場合は、まず標準状態で再現するか確認してください。
- GPUオーバークロック
- GPUアンダーボルト
- VRAMオーバークロック
- CPUオーバークロック
- メモリの手動OC
- 極端なXMP/EXPO設定
MSI Afterburnerなどのツールを使っている場合は、いったん標準クロックへ戻します。
「長期間安定していた設定」でも、温度・電源・ドライバー変更によって限界が変わり、不安定化する場合があります。
2. Windows UpdateとNVIDIAドライバーを確認する
元記事でも、Windows Updateとドライバーの不整合を原因候補として挙げています。
まずWindows Updateで保留中の重要な更新がないか確認してください。
次にNVIDIA公式サイトで、自分のGPUとWindowsに対応するドライバーを確認します。
NVIDIAは用途に応じてGame Ready DriverやStudio Driverなどを提供しています。ゲーム中心ならGame Ready、クリエイティブアプリの安定性を重視する場合はStudio Driverが適することがあります。
メーカー製ノートPCでは、NVIDIA汎用ドライバーよりPCメーカー提供ドライバーのほうが安定する場合があります。内蔵GPUとNVIDIA GPUを切り替えるハイブリッドグラフィックス搭載機では特に注意してください。
3. ドライバー更新直後から発生した場合はロールバックを検討する
「更新前は安定していた」「新しいドライバーへ更新した直後からブルースクリーン」という条件なら、過去に安定していたドライバーへ戻すことで改善する場合があります。
最初からDDUを使う必要はありません。
まず次を確認します。
- デバイスマネージャーの「ドライバーを元に戻す」が利用できるか
- NVIDIA公式サイトから以前のWHQLドライバーを入手できるか
- PCメーカーが推奨ドライバーを提供しているか
問題が「特定バージョンへ更新した直後」なら、新旧ドライバーの比較は有効な切り分けです。
4. NVIDIAドライバーを通常の方法で再インストールする
ドライバー破損が疑われる場合は、NVIDIA公式ドライバーを再インストールします。
ドライバーを選ぶ際は次を確認してください。
- GPUシリーズ
- 正確なGPU型番
- Windows 11/Windows 10
- 64bitなどOSアーキテクチャ
- Game Ready/Studioなど目的
通常の再インストールで改善するなら、DDUまで行う必要はありません。
5. 通常の再インストールで直らない場合はDDUを検討する
元記事ではDDUを高優先度の対策としていました。
DDU(Display Driver Uninstaller)は、通常アンインストールでは残る可能性があるGPUドライバー関連データを削除して、クリーンな状態で再インストールするためのツールです。
ただし、DDUはWindows標準機能ではなく、通常のドライバー更新のたびに使うものではありません。
次の場合に検討してください。
- 通常のNVIDIAドライバー再インストールで改善しない
- ドライバーインストール自体が失敗する
- 複数バージョンを入れ替えて状態が不安定
- GPUメーカーを変更した
詳しい安全な手順は、Display Driver Uninstaller(DDU)の使い方と注意点:グラフィックドライバを完全に削除する安全な方法を確認してください。
DDU実行前の注意:新しいドライバーを事前に保存し、BitLocker回復キーを確認し、重要データをバックアップしてください。セーフモードへ入ると回復キーを求められる環境があります。
6. GPU温度と冷却を確認する
元記事ではGPU過熱を原因候補として挙げています。MicrosoftもVIDEO_TDR_FAILUREの原因として、冷却不足を挙げています。
次を確認してください。
- GPUファンが回転しているか
- ケース吸排気ファンが動いているか
- GPUヒートシンクやケース内部にホコリが詰まっていないか
- 高負荷時だけクラッシュするか
- 室温が高い環境で悪化するか
GPU温度が異常に高い場合は、グラフィックボードの温度が異常に高いときの対処法も参考になります。
温度確認にはGPUメーカーの管理ソフトや、ハードウェア監視ツールを使えます。
注意:GPUクーラーを分解して熱伝導グリスやサーマルパッドを交換する作業は、保証・絶縁・厚み・締め付けなど機種固有の要素があります。まずはファン動作と外からの清掃までに留め、必要なら修理業者へ相談してください。
7. デスクトップPCではGPUの接触と補助電源を確認する
ドライバーを入れ直しても、GPUがPCI Expressスロットへ正しく装着されていない場合や、補助電源コネクタが不完全な場合は不安定になることがあります。
確認前に必ず次を行います。
- PCをシャットダウンする
- 電源ユニットのスイッチをOFFにする
- 電源ケーブルを抜く
- 数秒間電源ボタンを押して残留電力を抜く
その後、次を目視します。
- GPUがPCIeスロットへ奥まで入っているか
- カード固定ネジが緩んでいないか
- 6ピン/8ピン/12VHPWR/12V-2×6など必要な補助電源が正しく挿さっているか
- ケーブルやコネクタに焼け・変色・異常発熱の痕跡がないか
通電中にGPUや電源コネクタを触らないでください。
8. 電源ユニットの容量・劣化を疑う
MicrosoftはVIDEO_TDR_FAILUREの原因候補として「システム電源が不十分」であることも挙げています。
特に次の条件では電源を疑いやすくなります。
- ゲームや3D処理などGPU高負荷時だけ落ちる
- GPU交換後から発生した
- 電源ユニットが古い
- 負荷時に突然再起動することもある
- 正常なドライバーへ戻しても改善しない
確認するのは単純な「W数」だけではありません。
- GPUメーカーが求める推奨電源容量
- 必要なPCIe補助電源コネクタ
- 電源ユニットの品質・経年劣化
- CPUやその他パーツを含むシステム全体の消費電力
モジュラー電源では、別メーカー・別シリーズの電源ケーブルを流用しないでください。コネクタ形状が同じでもピン配列が異なる場合があります。
9. メモリの不安定さも確認する
元記事ではメモリエラーも原因候補としていました。Microsoftも、VIDEO_TDR_FAILUREの原因としてメモリ構成・タイミングや不良メモリを挙げています。
メモリ不良や高すぎるXMP/EXPO設定は、GPUドライバー処理中に偶然エラーとして表面化することがあります。
まず次を確認してください。
- XMP/EXPOを無効にして標準設定で再現するか
- メモリ増設直後ではないか
- 異なる型番・容量のメモリを混在させていないか
- Windowsメモリ診断でエラーが出ないか
メモリ診断でエラーが出た場合は、GPUドライバーだけを追い続けず、メモリ側の切り分けを優先します。
10. セーフモードで症状が出るか確認する
元記事では応急処置としてセーフモードでの確認を挙げています。
セーフモードでは通常起動より限定されたドライバー構成でWindowsが動作します。
セーフモードでは安定する場合
通常起動時に読み込まれるNVIDIAドライバー、常駐ソフト、オーバーレイ、GPU制御ソフトなどの影響を疑いやすくなります。
セーフモードでもブルースクリーンになる場合
ドライバー以外のメモリ、システムファイル、ハードウェアなどへ範囲を広げます。
ただし、セーフモードではGPU負荷が大きく異なるため、セーフモードで出ないからGPU本体が正常とは断定できません。
11. SFC・DISMはWindows破損が疑われる場合に使う
元記事ではSFCとDISMも対処法として紹介しています。
Windowsシステムファイルの破損や、Windows Update後から複数のシステム異常が出ている場合は確認できます。
管理者権限のWindows Terminalまたはコマンドプロンプトで実行します。
DISM /Online /Cleanup-Image /RestoreHealth
DISMが正常完了した後に:
sfc /scannow
ただし、GPU温度、電源不足、GPU本体故障はSFC/DISMでは直りません。
DISMの使い方は、🛠️ DISMツールでのイメージ修復方法も参考になります。
12. イベントビューアーと信頼性モニターで発生履歴を見る
ブルースクリーンが繰り返す場合は、「いつから」「何をしたとき」に発生したか確認するため、Windowsの信頼性モニターやイベントビューアーを使うと役立つことがあります。
たとえば次の情報を探します。
- ディスプレイドライバーの停止・回復
- LiveKernelEvent
- BugCheck
- Windows Updateやドライバー更新日時
- アプリクラッシュとの時間的な一致
ただし、ログにnvlddmkmと出たことだけでGPU故障と断定しないでください。
13. ミニダンプを確認すると原因を絞れる場合がある
Windowsがブルースクリーン時にメモリダンプを保存している場合、停止コードや関係したモジュールを確認できます。
一般的な保存先は次のとおりです。
C:\Windows\Minidump
ダンプ解析は上級者向けですが、「VIDEO_TDR_FAILURE 0x116」「nvlddmkm.sysが関係している」など、症状の再現性を確認する材料になります。
同じ停止コードが繰り返し、ドライバー入れ直しでも変わらない場合は、ハードウェア側の優先度を上げます。
TdrDelayを変更する方法は通常の対処として推奨しない
元記事では、レジストリのTdrDelayを変更してTDRのタイムアウト時間を延長する方法を紹介していました。
しかし、現在のMicrosoft公式ドキュメントでは、TDR関連レジストリキーはドライバー開発時のテスト・デバッグ専用であり、一般利用者は変更しないよう明記されています。
Microsoft Learn:TDR registry keys for testing and debugging
そのため、PCトラブルの通常対処としてTdrDelayを変更することはおすすめしません。
タイムアウトを延ばすことでブルースクリーンを一時的に遅らせても、GPU過熱、電源不足、ドライバー不具合、GPU故障などの根本原因は解決しないためです。
以前TdrDelayを追加している場合:値を変更・削除する前に、現在値と作成経緯を記録してください。会社PCや開発環境では意図的に設定されている場合があるため、管理者へ確認してください。
ストレージのCHKDSKは優先度が低い
元記事ではストレージのエラーチェックも候補としていましたが、nvlddmkm.sysのブルースクリーンだけを理由に、いきなりchkdsk /fを実行する必要はありません。
次のようなストレージ症状もある場合に限って、別の切り分けとして検討します。
- ファイル破損
- ディスクエラー
- 極端な読み書き遅延
- ストレージ関連の別ブルースクリーン
- SMART警告
重要データがあるストレージで異音や認識不良がある場合は、CHKDSKよりデータ保護を優先してください。
症状から原因を絞る早見表
| 症状 | 優先して疑うこと |
|---|---|
| NVIDIAドライバー更新直後から発生 | 新ドライバーとの相性・破損 |
| 特定ドライバーへ戻すと直る | ドライバー側の可能性が高い |
| ゲーム・3D負荷時だけ発生 | GPU温度、電源、GPU本体、OC |
| アイドル中でも発生 | ドライバー、GPU、メモリ、電源など広く確認 |
| 画面にノイズ・アーティファクトも出る | GPU/VRAM本体を強く疑う |
| GPU交換後から発生 | 電源容量、補助電源、PCIe接触、ドライバー |
| XMP/EXPO無効で改善 | メモリ設定・メモリ安定性 |
| DDU+正常ドライバーでも再発 | GPU温度・電源・メモリ・GPU本体へ切り分け |
| 別GPUでは安定する | 元GPUまたはその電源経路を強く疑う |
| 高温時だけ再発しやすい | 冷却・GPU・ケースエアフロー |
ノートPCでの注意点
NVIDIA GPU搭載ノートPCでは、内蔵GPUとNVIDIA GPUを切り替えるハイブリッド構成が一般的です。
この場合、NVIDIAドライバーだけでなく次も関係します。
- Intel/AMD内蔵グラフィックスドライバー
- PCメーカー独自のGPU切り替え制御
- BIOS/UEFI
- メーカー独自電源管理
- 冷却ファン・ヒートパイプ
ノートPCでは、いきなりNVIDIA公式汎用ドライバーへ変更するより、PCメーカー公式のグラフィックドライバーとBIOS更新情報を先に確認してください。
また、内部清掃や冷却系分解は機種ごとに難易度が異なるため、不慣れな場合は無理に分解しないでください。
デスクトップPCで別GPUを使って切り分ける
正常な別GPUを用意できる場合は、ハードウェア故障の切り分けに有効です。
別GPUでは安定する
元GPU本体、元GPU用補助電源、PCIe接触などの可能性が高くなります。
別GPUでも同じブルースクリーン
Windows、メモリ、電源ユニット、マザーボード、CPUなどへ範囲を広げます。
CPUに内蔵グラフィックスがあるPCでは、NVIDIA GPUを外して内蔵GPUだけで安定するか確認できる場合もあります。
注意:CPUに内蔵グラフィックスがない構成では、マザーボードのHDMI/DisplayPort端子へつないでも表示されません。
GPU故障を疑うサイン
次の症状が重なるほど、ドライバーだけでなくGPU本体の可能性が高くなります。
- 複数の正常ドライバーで同じエラー
- DDU後も改善しない
- 画面に色化け・ブロック・線などのアーティファクト
- 高負荷時に毎回落ちる
- GPU温度が正常でも再発
- 別PCへ装着しても同様の症状
- 別GPUへ交換すると完全に安定する
この状態ではWindows再インストールを繰り返すより、GPU・電源・マザーボードの比較検証を優先したほうが効率的です。
やってはいけない対処
TdrDelayをむやみに変更する
MicrosoftはTDRレジストリを一般利用者が変更しないよう案内しています。原因究明より先にタイムアウト値を延ばさないでください。
毎回DDUを使ってドライバー更新する
通常更新で問題がないなら不要です。DDUは通常アンインストールで解決しない場合に使います。
原因不明のままBIOSを更新する
BIOS更新は失敗すると起動不能になる可能性があります。PC/マザーボードメーカーが対象症状への修正を明記している場合など、必要性を確認してから行ってください。
高温のGPUを使い続ける
冷却不足がある場合、負荷テストを繰り返すより清掃・ファン・エアフロー確認を優先します。
電源ユニットを開けて修理する
電源ユニット内部には危険な高電圧部分があります。分解しないでください。
モジュラー電源のケーブルを別製品から流用する
同じ形状でも電源ユニット側の配線が異なる場合があります。
GPUドライバーだけを原因と決めつける
Microsoftも冷却、電源、メモリ、ハードウェア不良などをVIDEO_TDR_FAILUREの原因候補として挙げています。
修理を検討したほうがよいケース
- DDUと複数ドライバーでも再発する
- 別GPUでは正常に動作する
- 画面にアーティファクトが出る
- GPUファンが回らない
- 補助電源コネクタに焼け・変色がある
- 高負荷時に毎回クラッシュする
- GPUを別PCへ移しても同じ症状
- 電源ユニットの交換比較が必要
- ノートPCで冷却系の分解が必要
よくある質問
nvlddmkm.sysと出たらNVIDIAドライバー故障で確定ですか?
確定ではありません。クラッシュ時にNVIDIAディスプレイドライバーが関係したことは分かりますが、GPU過熱、電源不足、メモリ不安定、GPU本体故障などでも同じ場所でエラーが表面化することがあります。
VIDEO_TDR_FAILURE 0x116とは何ですか?
Windowsが応答しなくなったディスプレイドライバー/GPUをリセットして回復しようとしたものの、復旧できなかったことを示すブルースクリーンです。
最新NVIDIAドライバーへ更新すれば直りますか?
ドライバー不具合なら改善する可能性があります。ただし、更新直後から発生した場合は、過去に安定していたドライバーへ戻すほうが有効なこともあります。
DDUは最初に使うべきですか?
通常は先にNVIDIA公式ドライバーの通常再インストールやロールバックを試します。改善しない場合にDDUを検討してください。
TdrDelayを10秒や16秒へ変更すると直りますか?
通常対処としておすすめしません。MicrosoftはTDR関連レジストリをドライバー開発時のテスト/デバッグ用途とし、一般利用者が操作しないよう案内しています。
高負荷時だけ発生します
ドライバーだけでなく、GPU温度、補助電源、電源ユニット容量・劣化、GPU本体、オーバークロックを優先して確認してください。
ゲームをしていなくても発生します
低負荷でもドライバー、メモリ、GPU、電源などで発生することがあります。発生前後のログ、ドライバー更新履歴、セーフモードでの挙動を確認してください。
SFCやDISMで直りますか?
Windowsシステムファイル破損が原因なら改善する可能性がありますが、GPU本体、電源、温度、メモリなどハードウェア原因は修復できません。
Windowsを再インストールすれば直りますか?
ドライバーやWindows構成が原因なら改善する可能性はありますが、GPUや電源の故障では直りません。再インストール前にドライバー・温度・電源・メモリ・別GPUでの比較を優先してください。
まとめ
nvlddmkm.sysを伴うブルースクリーンはNVIDIAのディスプレイドライバーに関係するエラーですが、原因はドライバーだけとは限りません。
特にVIDEO_TDR_FAILURE(0x116)では、Microsoftもドライバー、オーバークロック、メモリ構成、冷却不足、電源不足、不良ハードウェアなどを原因候補として挙げています。
安全な順番は、OC設定を戻す → ドライバー更新/ロールバック → 通常再インストール → 必要ならDDU → 温度確認 → GPU補助電源・PCIe確認 → 電源 → メモリ → 別GPUで比較です。
元記事にあったTdrDelayのレジストリ変更は、Microsoftが一般利用者向けではないと明記しているため、通常のトラブル解決手順としては使用しないでください。
DDUを使っても複数ドライバーで再発し、画面ノイズ、高負荷時クラッシュ、別GPUでは安定するといった条件が揃う場合は、GPU本体や電源などハードウェア故障の可能性を優先して診断します。
