[記事公開日]2025/03/21
セーフモードに入る方法と起動できないときの対処法
トラブルの概要
セーフモードは、Windowsを最低限の構成で起動するモードで、トラブルの原因を特定・修正するために非常に役立ちます。しかし、症状が重いとセーフモードさえ起動できないケースもあります。その際の代替手段も含め、この記事ではセーフモードに入る方法と、入れないときの対処法を解説します。
よくある状況
- 通常起動ではブルースクリーンが出るが、セーフモードに入れる
- セーフモードに入ろうとすると同じように再起動ループになる
- 回復オプションにすらアクセスできない
- Windowsのログイン画面にたどり着けない
- セーフモードから修復しようとしたが失敗する
セーフモードに入る主な方法
もくじ [閉じる]
通常起動可能な場合
- 「設定」→「更新とセキュリティ」→「回復」
- 「今すぐ再起動」をクリック(「PCの起動をカスタマイズする」内)
- 「トラブルシューティング」→「詳細オプション」→「スタートアップ設定」
- 再起動後「4」または「F4」を押してセーフモードで起動
通常操作が可能な状態での基本的な方法です
サインインできるが通常操作が重い場合
- Windows + R で「msconfig」と入力
- 「ブート」タブを開き、「セーフブート」にチェックを入れて再起動
- 問題が解決したら再度msconfigで「セーフブート」のチェックを外して戻す
Windowsが重くて正常起動が不安定なときに有効
起動途中でフリーズ・ループする場合
- 電源投入後に強制シャットダウンを2〜3回繰り返す(電源ボタン長押し)
- 自動修復メニューが表示されたら「詳細オプション」へ
- 「スタートアップ設定」→再起動後「4」または「F4」でセーフモードへ
自動修復モードを活用してセーフモードにアクセスします
セーフモードに入れないときの対処法
自動修復ループの解除を試みる
bcdedit /set {default} recoveryenabled No
回復ループが強制的に止まり、セーフモード起動の可能性が広がる
BIOSでストレージや起動順を確認
USBメモリや外付けHDDなどが優先起動になっていないかチェック
メモリ・ストレージの診断を行う
メモリ不良やHDD/SSDの物理障害でセーフモードにも入れないケースがあります
まとめ
設定からの起動 | 最も安全で確実な方法 |
msconfigから設定 | 通常操作が可能だが不安定なときに便利 |
強制シャットダウンから修復モード起動 | 自動修復を利用してセーフモードへ進むことが可能 |
回復ディスク・USBから起動 | Windowsが起動しない場合の有効な方法 |
bcdeditコマンドで修復ループ解除 | 繰り返す修復ループを止めてセーフモード起動を試みる |
セーフモードに入る手段は複数あります。入れない場合は無理に操作を続けず、回復メディアや専門業者への相談も視野に入れましょう。
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