[登録されているタグ]

[記事公開日]2025/03/21

🔁 自動修復を繰り返すときの原因と対処法

💾 トラブルの概要
Windowsが正常に起動せず、「自動修復を準備しています」「PCを診断中です」などのメッセージが表示された後、再起動してまた同じ画面が出る……という自動修復ループに陥ることがあります。この状態ではWindowsが立ち上がらず、操作ができないため非常に困るトラブルです。

🛑 よくある状況

  • 「自動修復を準備しています」で止まる、または繰り返す
  • 「PCを診断中」のあと黒い画面になる
  • メーカーロゴの後に毎回修復画面が表示される
  • セーフモードにも入れない
  • システムの復元や修復が完了せず失敗する

🔍 主な原因

🔹 ソフトウェア関連の原因
✅ システムファイルの破損
✅ ブート構成データ(BCD)の破損
✅ Windows Updateの失敗
✅ ドライバの競合・不整合
✅ セキュリティソフトや常駐アプリの影響

🔹 ハードウェア関連の原因
⚙️ ストレージ(HDD/SSD)の劣化・セクタ不良
⚙️ メモリの異常や接触不良
⚙️ 電源の不安定化や一時的な過電圧
⚙️ USB機器などの外部デバイスの干渉
⚙️ マザーボードの障害

🛠 対処方法

1️⃣ 自動修復ループを強制的に止める

手順:

  1. 電源投入後に強制的にOFF(3回程度)
  2. 回復メニューを表示させる
  3. 「詳細オプション」→「コマンドプロンプト」を開く
  4. 以下を順に実行:
bcdedit /set {default} recoveryenabled No

✅ 自動修復を一時的に無効化することで手動対応が可能になります


2️⃣ セーフモードで起動できるか確認

手順:

  1. 回復メニューの「スタートアップ設定」からセーフモードを選択
  2. 起動に成功したらドライバや常駐アプリを見直す

✅ セーフモードで起動できれば、軽度なソフトウェア不具合である可能性が高いです


3️⃣ スタートアップ修復を実行する

手順:

  1. 回復メニューから「スタートアップ修復」を選択
  2. 処理が完了するまで待つ

✅ ブートに関する基本的な問題が自動で修正される可能性があります


4️⃣ コマンドプロンプトからのシステム修復

手順:

  1. 回復オプションの「コマンドプロンプト」を開く
  2. 以下のコマンドを順に実行:
sfc /scannow
chkdsk C: /f /r
dism /online /cleanup-image /restorehealth

✅ システムファイルやストレージエラーを直接修復できます


5️⃣ 更新プログラムや復元ポイントを使って復旧

手順:

  1. 「詳細オプション」→「更新プログラムのアンインストール」または「システムの復元」
  2. 最新の更新を削除、または復元ポイントで元の状態に戻す

✅ Update失敗や設定変更が原因のケースでは非常に効果的です

✅ まとめ

✅ 対処方法 📝 詳細な確認ポイント
自動修復ループの停止 recoveryenabledの無効化で修復ループを一時停止
セーフモードでの起動確認 ドライバ・ソフトの不具合切り分けに有効
スタートアップ修復の実行 軽度な起動トラブルなら自動で解決する可能性あり
コマンドでの修復(SFC/DISM) ファイル破損やストレージ異常をコマンドで修正
更新の削除・システムの復元 Update起因や設定トラブルの巻き戻しに最適

🔹 上記を試しても改善しない場合は、データのバックアップを検討したうえでクリーンインストールまたは専門業者への相談をおすすめします。

➡️ 関連リンク

➡️ 他のトラブル解決法もぜひチェックしてください!

すべてを開く | すべてを閉じる
ページ上部へ戻る