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[記事公開日]2025/06/05

外付けHDDの読み書き速度が遅いときの原因と改善方法

はじめに

外付けHDDを使用していると、ファイルの読み書きが極端に遅く感じることがあります。動画のコピーに数十分かかったり、フォルダを開くたびにフリーズするような挙動は、日常業務やバックアップ作業にも大きな支障をきたします。

この記事では、外付けHDDの読み書き速度が遅い原因と、それを改善するための方法を詳しく解説します。


🔍 よくある原因と症状

症状 主な原因
ファイルコピーに時間がかかる USBポートの規格不一致、断片化、ファイルサイズの不均一
フォルダを開くとフリーズする 不良セクタやファイルシステムの破損
書き込みはできるが読み出しが遅い HDDの劣化、キャッシュ機能の問題
読み取り専用モードになる セキュリティ制限、ファイルシステムの整合性エラー

🛠️ 改善方法①:接続環境の見直し

1. USBポートの規格確認

  • HDDがUSB 3.0対応でもPC側が2.0だと速度は制限されます

  • USB 3.0(青色ポート)に接続して再確認

2. ケーブルの交換

  • 経年劣化や断線によりデータ転送が不安定になることがあります

  • 別の高品質なUSBケーブルに交換して試行

3. 他のPCやポートで速度を比較

  • HDD側の問題か、PC側の問題かを切り分け


🛠️ 改善方法②:HDDの内部状態をチェック

1. CrystalDiskInfoで健康状態を確認

  • S.M.A.R.T情報をチェックし「注意」「異常」表示がある場合は要注意

  • セクタ不良や回転数異常がある場合はバックアップを最優先に

2. エラーチェック(chkdsk)の実行

chkdsk X: /f /r

(Xは対象ドライブ)

  • 軽度のファイルシステムエラーなら修正可能

3. デフラグ(HDDのみ)

  • フラグメントの多いHDDは読み取り効率が低下

  • SSDには不要/逆効果なので注意


🧰 改善方法③:ファイルシステムの最適化

1. exFATやNTFSへの再フォーマット(注意:バックアップ必須)

  • FAT32では1ファイルあたり4GBまでしか保存できず効率が落ちる

  • NTFSまたはexFATへ再フォーマットすることでパフォーマンス改善

2. ファイルの整理

  • 小さなファイルが大量にあると読み込みに時間がかかる

  • 大容量ファイルと小容量ファイルでパーティションを分けるのも有効


🔐 セキュリティ関連の見直し

  • ウイルス対策ソフトがリアルタイムスキャンで速度を低下させることがある

  • 一時的にウイルス対策を無効にして速度が改善するか確認

  • 外付けHDDの自動スキャン設定を見直す


💡 その他の改善策

方法 解説
HDDの電源供給を安定させる USBハブを介さずPC直挿しが望ましい
書き込みキャッシュを有効にする パフォーマンス向上。ただし、安全な取り外しが必要になる
ファームウェアを確認・更新 メーカーが配布するアップデートがある場合も

📜 最後に

外付けHDDの読み書き速度が遅くなる原因は多岐にわたりますが、「接続環境」「HDDの健康状態」「ファイルシステムの構造」など、順を追って原因を切り分けていけば多くの場合改善可能です。

速度低下がハードウェアの劣化によるものであれば、早期のデータバックアップと代替HDDへの移行を検討してください。特に「カチカチ音がする」「アクセスに数分かかる」といった症状が出た場合は物理的な故障の前兆である可能性が高く、専門業者への相談も視野に入れるべきです。


➡️ 関連リンク

  • [CrystalDiskInfoの使い方とS.M.A.R.T情報の見方](【ストレージ診断】)

  • [USB規格別の転送速度と選び方](【接続解説】)

  • [外付けHDDを快適に使うためのメンテナンス習慣](【運用ノウハウ】)

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