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[記事公開日]2023/03/03
[最終更新日]2023/03/16

パソコンを起動すると勝手に文字が入力されてしまう場合の修理・対応方法と切り分け方法

今回は、パソコンを起動するとログイン画面などで文字が勝手に入力されてしまう現象を紹介していきたいと思います。

環境情報

パソコンを起動すると勝手に文字が入力されてしまう場合時の環境情報
トラブルの内容 パソコンを起動すると勝手に文字が入力されてしまう場合
パソコンタイプ ノートパソコン
OS
電源供給 電源アダプター

トラブル事例:パソコンを起動すると勝手に文字が入力されてしまう場合

ある日、パソコンを起動して、Windowsログイン画面になったら、特定の文字が連続で入力し続けてしまう現象が発生
パソコンの再起動を行うも症状が改善しなかった。
 
パソコンは前の日まで問題なく使えていた。

パソコンを起動すると勝手に文字が入力されてしまう場合の切り分け手順一覧

  1. 入力し続けてしまう特定の文字のキーボードを押してみる
  2. キーボードの配線を接続し直してみる
  3. キーボードの配線を取り外してみる
  4. キーボードを交換してみる
  5. マザーボードを交換してみる

パソコンを起動すると勝手に文字が入力されてしまう場合場合の対応方法

一つ一つ検証を行いながら、原因の特定を行います。
何をどのように検証・確認したかメモを取る事をお勧めします!
バックアップの作成を先に行う事をお勧めします。※状態によっては、Windowsが正常に起動できなくなる可能性もあります※

入力し続けてしまう特定の文字のキーボードを押してみる

ノートパソコンの電源を入れて、Windowsログイン画面まで進むと
突然、特定の同じ文字が入力し続けてしまう
このような場合、その入力し続けてしまう文字をあえて押してみます。
例えば、「h」が連続で入力されてしまう場合
「hhhhhhhhhhhhhhhhh・・・」となります。
 
このようになってしまった場合、あえてhを押してみます。
一時的なトラブルの場合、何回か押してあげると症状が改善する事もあります。

特定の文字を何度か押したら症状が改善した

これで改善した場合は、一時的な問題だった可能性が高いです。
キーボードのすき間にゴミが入ったりすると、稀にこのような症状が発生する事もあります。
 
症状が改善したのであれば症状改善です。

特定の文字を何度か押したが症状は改善しなかった

これで症状が改善しない場合は、次へ進みます。

キーボードの配線を接続し直してみる

キーボードの配線を一度取り外して、再度接続してみます。
キーボード配線の接触不良という可能性もあります。
 
キーボードのケーブルは、使っているノートパソコンにより位置がまちまちです。
キーボードのケーブル他の配線に比べて薄く幅広なのが特徴です。
 
この時、力任せでケーブルを引き抜いてしまうとコネクタが破損してしまう可能性もあります。
(コネクタが破損してしまうと、マザーボードを交換しないといけなくなる場合もあるため、注意が必要です)

キーボードケーブルの接続し直しで症状が改善した場合

キーボードケーブルの接触不良が原因だったと思われます。
症状が改善するのであれば、これで症状改善です。
このまま様子を見て症状が出なければ特に問題はないと思います。

キーボードケーブルの接続し直しで症状が改善しない場合

キーボードの接続し直しでも症状が改善しない場合は次へ進みます。

キーボードの配線を取り外してみる

先ほどは、キーボードケーブルの接続し直しでしたが、今度はキーボードケーブルを取り外します。
キーボードケーブルを取り外す事により、キーボードから信号が送り続けられていた場合、文字の入力がなくなると思います。

キーボードのコネクタを外したら文字が入力されなくなった

次へ進みます。

キーボードのコネクタを外しても文字が入力されてしまう

キーボードのコネクタを外しても文字が入力されてしまう場合、マザーボードの故障やWindowsシステムに何らかの問題が生じていると思われます。
 
BIOS/UEFI画面では文字が入力されず、Windows起動後に症状が出る場合は、何かのプログラムが影響している可能性もあります。

キーボードを交換してみる

キーボードの交換を行います。
キーボードはパソコンのメーカーや機種、型番により部品が異なります。
 
また、接続するケーブルの長さや幅も異なるため必ず同じもの(搭載できるものを使います)
接続する時に、斜めに接続してしまったり、正しく接続されていないとショートしてしまったり、認識しない可能性もあります。

キーボード交換で症状が改善した場合

キーボードが故障していたと考えられます。
これで症状は改善です。

キーボードを交換しても症状が改善しない

キーボードを交換しても症状が改善しない場合は次へ進みます。

マザーボードを交換してみる

キーボードを新しくしても症状が再発してしまう場合は、キーボードのコネクタ部分に何らかのトラブルが生じていると思われます。
 
キーボードはマザーボードと接続されていることが多いため、マザーボードの交換が必要となってしまいます。
 
ここまで切り分けで来るケースはあまりないですが、稀に発生します。

マザーボードの交換で症状が改善した場合

非常にまれなケースですが、マザーボードのキーボード接続コネクタ部分の不具合もしくは、マザーボード故障が考えられます。
 
マザーボードを交換して症状改善です。

マザーボードを交換しても症状が改善しない場合

パソコンパーツの全部品の切り分けを行います。
ここまで来ることは通常ありませんが、万が一ここまで進んだ場合は、パソコンに搭載されている何かのパーツが悪さをしていると思います。

さいごに

文字が勝手に入力されてしまうケースのほとんどは、キーの下にゴミが入ってしまった場合や、キーボードコネクタの接触不良、キーボードそのものの故障です。
 
非常にまれなケースとしてマザーボード故障の可能性もあります。
(故障しているとすれば、キーボードと接続するコネクタ部分)
 
応急処置として、キーボードのコネクタを取り外して、文字が入力されなければ外付けーボード(USB)を使って、とりあえず使うという選択肢もあると思います。

その他のトラブル切り分けについては下記をどうぞ

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※上記記事に関する技術的なご相談や切り分けサポートは行っておりません。

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